衛兵も無事交代、入場制限が解かれたところで、中正像の周囲を見る。
左右の壁にはスローガン。
それぞれ繁体字でもあり、何となく伝わるものはある。だからこそ、このスローガンの下で何が行われたかが大事に思えるわけだが。
ところで、衛兵交代式直後で人も多い中、元の階段に戻るまでにはかなりの人をかき分ける必要がある。ならばと建物内の階段を降りると、堂内の展示スペースが見えた。
1階を見下ろすと、広い廊下の奥に展示室らしきものがある。
その1階まで下りる。廊下はとにかく、雰囲気はいかにも中華式。
そして、こんな大きな絵画に出くわした。共産主義も反共主義も、権威主義とはこういう喧伝に至るものなのか。呆然とするほかない。
こうなると、胸像でもかわいい程度に見える。
展示室には蒋介石夫婦の足跡や、それを示す展示が多く並んでいる。
これは蒋介石と孫中山か。写真ならざる絵画であるが、これが今も必要なのだろう。
再現された蒋介石の執務室。
光の加減で見づらくなってしまったが、正面には中華民国にとっての中国地図が掲げられている。
(当時の?)中華民国にとって北京とは「北平」であり、その上はロシア国境までひとまとまり。つまり、そこにモンゴルという独立国は存在しない。
一通り展示を見て廊下に戻ると、次の交代で出てくる衛兵が現れた。交代式同様の重々しい歩みで、踏みしめるように進んでいく。
と思ったら、流石にエレベーターを待たせるわけにいかなかったのか、やおら足踏みを速めて乗り込んでいった。
左右の壁にはスローガン。
それぞれ繁体字でもあり、何となく伝わるものはある。だからこそ、このスローガンの下で何が行われたかが大事に思えるわけだが。
ところで、衛兵交代式直後で人も多い中、元の階段に戻るまでにはかなりの人をかき分ける必要がある。ならばと建物内の階段を降りると、堂内の展示スペースが見えた。
1階を見下ろすと、広い廊下の奥に展示室らしきものがある。
その1階まで下りる。廊下はとにかく、雰囲気はいかにも中華式。
そして、こんな大きな絵画に出くわした。共産主義も反共主義も、権威主義とはこういう喧伝に至るものなのか。呆然とするほかない。
こうなると、胸像でもかわいい程度に見える。
展示室には蒋介石夫婦の足跡や、それを示す展示が多く並んでいる。
これは蒋介石と孫中山か。写真ならざる絵画であるが、これが今も必要なのだろう。
再現された蒋介石の執務室。
光の加減で見づらくなってしまったが、正面には中華民国にとっての中国地図が掲げられている。
(当時の?)中華民国にとって北京とは「北平」であり、その上はロシア国境までひとまとまり。つまり、そこにモンゴルという独立国は存在しない。
一通り展示を見て廊下に戻ると、次の交代で出てくる衛兵が現れた。交代式同様の重々しい歩みで、踏みしめるように進んでいく。
と思ったら、流石にエレベーターを待たせるわけにいかなかったのか、やおら足踏みを速めて乗り込んでいった。