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30歳右乳癌(3A期)全摘、再建
43歳左乳癌(2A期)温存、左腕リンパ浮腫

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ハーセプチン断念

2016-08-22 16:02:09 | 再・乳癌体験記
金曜日に2回目のハーセプチンが強い悪寒により中断となった。
ハーセプチンは3週間ごとに1年間する予定だった。
今日は今後の治療方針について、主治医と相談。

診察室に入ったらやはり言われた。
先生「ハーセプチンはもう使えんな。」

微熱はまだ続いているけど38度は一度も超えてないし、眩暈もないし。
私「1回目より副作用は軽くなってます。」

先生「そういう問題じゃない。アナフィラキシーショックのようなもんやでなぁ。心臓止まってまうかもしれんぞ。」

心臓止まったら困ります。
これ以上粘ってもダメそうなので、素直に引き下がりました。

私「万が一(再発・転移)の時にも、もうハーセプチンは使えないってことですか。」
先生「使えんな。」

私「はぁ~(溜息)」

大丈夫かなぁと不安そうにつぶやく私に先生がおっしゃった。
先生「もう一つ経口のやつがあるんやけどなぁ。保険が効かんのでなぁ。」

ハーセプチンと同様の効果を持つ薬があるとのこと。
それは心強いかも。
さっそく調べてみた。

タイケルブ(一般名ラパチニブ)という新薬。
先生がおっしゃっていたのは、たぶんコレ。
ハーセプチンと同じ分子標的薬で、ハーセプチンはHER2タンパクの細胞の外側に作用するのに対し、タイケルブはHER2タンパクの細胞内部の部位に結合しそのシグナルを特異的に抑える。それによってがん細胞の増殖を止め、アポトーシス(細胞の自然死)を促す。
しかし、タイケルブの日本での適応は「HER2過剰発現が確認された手術不能または再発乳がん」のみ。
私の場合は、HER2過剰発現はあるけど初発なので適用外。
そのほか、パージェタやカドサイラという新薬も次々に開発、承認され、HER2陽性乳がんの治療成績は向上しているとのこと。
HER2陽性乳がんは増殖しやすく予後が悪いらしいのですごく不安だけど、いざとなったらいろいろ治療方法はありそう。

どんな薬を使っても副作用は避けられないし、薬は使わないにこしたことはない。
新薬は開発されているけれど、再発防止目的の状態である私にちょうどいい薬がハーセプチンであり、ハーセプチンが使えないのならあっさりやめといたほうがいいのかも。

ハーセプチンの分、お金を使わなくてすむしね。
助かる。

というわけで、自分を納得させました。

先生「じゃあ、ポート取るか」
ハーセプチンをしないので、点滴の用がなければCVポート(皮下埋込ポート)はもう必要ない。
両腕はずっと使えないのでいつか点滴する場合にはポートをとっておきたいのだけど、異物を何年も体内に放置しておくわけにもいかず、用がなかったら摘出しなければならない。
また手術か~。しかもこの間は麻酔効かなかったしな。
私「もうちょっとこのままにしておきます。」
とはいえ、数か月後には摘出しなければね。


次はホルモン療法を開始予定。
ノルバデックスを5年間毎朝服用の予定だったみたいだが、私の生理が半年以上止まっているので、それが閉経かどうか血液検査で調べる。
先生は「抗癌剤の影響やろ」とおっしゃるし、それは間違いないけど、私には抗癌剤の影響で閉経した気がする。
先生はまた戻るとおっしゃるけど、抗癌剤終了から3か月経っても月経は来ないし。来てほしくもないし。
閉経の前か後かで、使用する薬が変わってくるため、血液検査の結果をみてから来週決定予定。


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