最近の私のヘルパー事情

2011-05-21 22:10:53 | ヘルパーのお仕事
○ 在宅ヘルパーの仕事

三月から入っていたIさんは 四月の終わりに入院した
頸椎の変形から 長年軽い痺をお持ちだったが
この数年悪化して 今年からはベッドでの生活をしていた
トイレ介助や移動介助 朝食昼食つくり 清掃などが仕事だった
80歳で認知症がないので ご自分の状態をよく把握されていて
痺れで動けない歯がゆさをいつも訴えられていた
生活面がかなり難しくなっていたので 入院後施設に入ることとなった
ご自分の状態を憂えるかもしれないが 施設での介護は
独居で時間を限ったヘルパーの介助よりも 
数倍彼女にはよいと思える
穏やかな老後を過ごしていただきたい

四月終わりから入り始めたIWさんは 認知症だ
朝の身支度のお手伝いに入る
酸素吸入を付けておいでだ・・・つい母を思い出した・・・
だいたいはご自分でなさるのだが すべての車いす移動に介助が必要だ
マンションの狭い廊下に合った小さい車いすで寝室トイレ洗面と移動する
ご主人がいらっしゃるが 彼だけでは大変なので
朝の身支度にヘルパーがお手伝いに伺っているというわけだ
先程 長門博之他界のニュースを知ったが
ちょうどあの夫妻のような感じのご夫妻だ

統合失調症のKさんとは 三年のお付き合いになってきた
相変わらず 月一回の精神科同行 週二回の生活介護に入っている
最近は一緒にお料理を作ったりするが 少し認知症が進んだ気がする
土日にヘルパーが入らず 月曜に私が入ると
すっかり曜日の感覚がなくなっていたりすることが多くなった

糖尿で透析に通っているTさんは 
相変わらず愛すべきわがままじいちゃんだ (笑)
それでもやはり 少しずつ足のむくみが多くなった

みんな 誰でも年を取っていく
私たちだって 去年より疲れやすかったり
歯や目が衰え足腰も思う様じゃなくなってくる
でも彼らは それを自分で感じる時 私たちよりも
より「死」を身近に感じているんだろうなと思うのである

ヘルパーの仕事は 人の衰えと付き合う仕事なのだと
改めて思う ・・・少し胸が痛いけど それでもなお
彼らのの来た道や知恵に触れたりする時 私は 元気をもらえる
少しの時間だけだけれど 彼らのお役にたっている存在であることが
私には うれしく思える


○ グループホーム宿直のお仕事

今までひと月に一回だった宿直を 一週間に一回に増やした
生活のリズムを作るのに少し苦労したが だいぶ慣れてきた
作業所から帰ってくるみんなを迎え入れ 夕食を作る
夕食後 少しの団欒のあと(私はキッチンの片づけ)は入浴だ
三人の入浴介助をすると かなり疲れる 苦笑
でも お風呂で体を流しながらお話をすると
普段聞けないような本音が聞けえたりするので
大事な時間のように思う

おおむね みんな仲は良いが 家族のような暮らしだから
入居者間でのささいなトラブルもあるし
私たちスタッフの言動に敏感に反応してへそを曲げたり・・・
それぞれに独特の個性があるから 最初は戸惑ったけれど
最近は お持ちの障害や能力に合わせて対応するのに慣れてきた
でも 基本は難しいことではない 
彼らが障害があるからと言って その接し方は
私たちが家族や友人や知人と接するのと何の違いはないのだ
誠実さと正直さ 
それでもやっぱり 彼らの一人一人の思いを受け止めるのは大変だ
けっこう 毎回 体当たりで真っ向から向き合っている
朝 朝食を出して 六人をそれぞれの作業所に送り出すと
本当にほっとした気持ちになる

彼らとのふれあいで生まれる私の感情や思い・・・
ちょっとあまりにおおざっぱな作文になっている
もう少し ゆっくり丁寧に言葉にしていきたいと思っている

でも 今日はタイムアップ
山行きが入ってしまったので 時間が詰まってしまった
これから 最後のレポート作成しなくちゃ
仕上がれば26本 一年で投了!!


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2 コメント

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人に尽くす心 (ハッピーまこ。)
2011-05-27 06:15:31
感動して読ませていただきました。

毎日毎日本当に、大変な心使いをしながらお仕事をされているのだな~と感動いたしました。

私だったら精神的にアップアップなってしまいます。でもそれを丁寧に接していらっしゃるyumiさんは、本当に心優しい方なんですね。
尊敬しています。

又それにプラスしてレポートまで仕上げるとは!
その強さにも脱帽です。

どうかこれからも皆さんの為に、上手に息抜きをしながら、yumiさんの優しさで皆さんを包んであげてくださいね。

応援しています。
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ありがとうございます (yumi)
2011-05-28 00:43:00
まこさん いつもコメントをありがとうございます

求められることは 人としてうれしいことです
そして 求められることで 
私自身が支えられているのだと思うのです

社会とこういう形でつながっていることをうれしく感じています
自分が楽しいと思えなければ 相手も楽しくない

最近 ふれあいの関係性のようなものを感じています

こういうふうに暮らせることに
心から感謝しているんです
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