Blue Moon Cafe

~since1999~

遺伝子レベルで恋してる

2017年02月12日 | 瑠璃色ノート
娘婿は私のことを「るーさん」と呼ぶ。

なぜならそのコの両親ともに約30年前から私のことを「るーさん」と呼ぶ親しい仲で

そのコが小学校に上がるまではご近所さんでしょっちゅう行き来しては遊んでいたし、

夫(仮にCとする)の幼なじみ大親友トリオAと、Bの妹が結婚して生まれたのが彼だ。

更に言うならそのカップルに子供が出来たと聞いて、同級生にしたくて長女を作った

といういきさつまである、運命とか宿命を超えた絆で結ばれたドラマチックな二人だ。

15年ぶりに再会してすぐに結婚を決めた二人は昨年入籍し、この春式と披露宴の予定。

招待状や会場の飾りつけやらドレス選びの打ち合わせで頻繁に式場を二人で訪れて

何着もドレスの試着をしているが、なかなか決められず「一緒に選んで」と頼まれる。

どれ着ても似合うしか言わないんだもん、だって全部似合ってる、だの言いあう二人の

着替えを待つ間は暇ヒマだ。自分たちの好きにすればいいじゃないかとため息さえ出る。

「るーさん、オレの衣装も見てもらえますか?」と新郎まで着替え、二人並んで登場する。

それぞれに親友の面影を宿し、この二人が結ばれると完結する3人の親友50年の物語。

好き合うのは当然だ。