父が癌

父が入院して検査の結果 癌(胆管細胞癌)

がんセンター 医師に相談 セカンドオピニオン

2007-05-30 11:00:59 | Weblog
5月28日

今日は、がんセンターへ行く日なので母と車で出掛けた。
父は頑なに一緒に行くことを拒否したので、父に留守番を
頼み父のことが心配だったが11時出掛けた。

途中道路も混雑しないで病院に付いた。
総合受付に行って、同意書と紹介状を渡し消化器内科の受付で
MRIの画像を渡した。

待合室に呼ばれ 看護師さんに 予約の時間より早く呼ばれますので
中で待っていて下さい。
”癌だと分かっていても もしかしたら 間違いかもしれない 
 違っていてほしい”

医師に呼ばれ 診察室の中に入った。
椅子に座った。
画像と紹介状を見ながら、話を始めた。

この画像では、肝臓の様子が分かりませんが、紹介状を読んだところ
肝臓の生検をしているので 肝内胆管癌でしょう 
胆管細胞癌と同じ癌です。
MRI両足、両腕、腰の骨の画像を見て骨髄腫(骨の癌)骨転移です。

持って行ったMRIの画像は、肝臓の画像ではなかった。
担当の医師にあれだけ 肝臓の画像も入れてくださいと頼んだのに
裏切られた 父の胆管細胞癌の話をすることが出来なかった。 

骨に転移がなければ、外科的手術が出来たのですが 転移があるので
手術はで来ません。

肝臓の痛みより、骨の痛みのほうが 言葉で現せないくらい痛いと思います。
骨の痛みを取るのは難しく 放射線治療は2ヶ月待ちです。
右足太ももの骨は折れてしまうでしょう。

”父の両足、両腕の痛みだけでも取ることが出来ないのでしょうか
 目から涙が出てきてしまった。”

”母は諦め 下を向き 診察室を出て行こうとしていた”

”私は諦めることが出来なかった”
 父を苦しめてしまうのかもしれない 治療方法は痛みだけでも
 取って下さい 余命はどのくらいでしょうか」

医師は、半年以内 進行度によっては3ヶ月かもしれません。
人の命はわかりません。
本人の生きる力、生命力が強ければ助けてくれるでしょう。
”痛みが父を苦しめているのであれば 痛みを取り除いて下さい”

「化学療法 ジェムザールの点滴を30分して見ましょう。
 入院期間は3週間ぐらいみてください。
 やってみないと分かりません。
 本人の人生の中で困難に立ち向かってこれれた方なら
 大丈夫でしょう 体の調子が良いうちに」

”父は点滴を入院をしてくれるだろうか
 抗癌剤治療はしないと言っていた”

”僅かな望みをかけることは 父を苦しめてしまうかもしれない
 副作用が出て辛いかも知れない 私も母も一緒にいるから
 生きていてもらいたい 1日でも長く”

医師は最後に
本人の意思を大切にして希望を叶えてあげて下さい。
やりたいことがあれば、させてあげて下さい。

「担当の医師に相談内容を伝えておきます。
 転院するのであれば、紹介状を書いて持って来て下さい。
 出来るだけ早いほうが良いでしょう」
 
診察室を出て 廊下を歩き会計へ 何も考えられない
鞄が手から滑り落ち、床に携帯と小物が散らばってしまった。
傍にいた人たちが心配そうに見つめていてくれた。

途中、母が父の好物のアイスクリームを買って
帰った。

相談の内容を話した。
下を向き寂しそうに話を聞いていた。
余命を父に知らせなかった。
今はまだ、知らせることが出来なかった。
”明日へ生きる希望を父にもってもらいたい” 

父の精神状態が良くない 怒ってみたり ふさぎ込んだり 
辛いのなら もっと言葉に出して言ってほしい
 
父は、実の妹を癌との拒絶な闘いで心も崩壊し
人格も変わり最後は激痛と苦しみの中で亡くしている。
 
がんセンターに行くか決められないでいた。
”父は怖いのかも知れない”