夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

三月花形歌舞伎

2007年03月28日 | 歌舞伎・演劇.・映画
霧太郎天狗醼(きりたろうてんぐのさかもり)

盗賊霧太郎…中村橋之助
薬売り喜之平…片岡愛之助
和田新左衛門…坂東弥十郎
北條義時…中村勘太郎
傾城櫻木…中村七之助
比企軍太夫…中村亀鶴
悪禅師公暁…坂東薪車

24日昼の部を観てきました。
最近家に帰るのが遅く、なかなかできないので、サラッと感想を書きます

復活狂言だから、もっと現代的になって、スピーディかなと思いましたが、しっかり古典。そして、ゆったり話は進んでいきます。
人物設定も分かりやすく(番付の人物相関図が役立ちました)、とても楽しめました

霧太郎はもっと悪人なのかなと思っていましたが、あんまり悪人という感じがしなかったのは私だけでしょうか
大盗賊だと感じる場面が少なかったからでしょうか??
でも堂々としていて、体も大きく、宙乗りの時なんて3階席だったので間近で見れたのですが、「どうだ」というニヤッとした満足げな表情が印象に残っています。

愛之助さんは、霧太郎と義時という2人の主人に挟まれて、本当に大変でした。
でも、いまひとつ霧太郎との主従の関係にピンと来なかったので、2人の関係が理解できる場面も見たかったなと思います。

亀鶴さんはあんなに威厳のある態度なのに、櫻木が自分のせいで指を切ろうとすると、急に焦って小心者になる所が、コミカルでした
あまりのギャップに、笑わずにはいられません。
かっこいい~と思っていたら、急に可愛くなったりする亀鶴さんが好きです。

勘太郎くん、七之助君のコンビは、綺麗ですね
若々しく清々しく、まさに花形でした

復活狂言というのは、『以前はこうだった』とか、『○○さんは、こう演じていた』とかいう囚われがないので、役作りも自由にやれるし、楽しそうと思う反面、ゼロからのスタートだから、すごく大変だろうと思います。
何度も演じられることによって、より良いものが出来上がっていくと思うので、ぜひぜひこれからもやっていってもらいたい演目だと思います。

しかし、南座は狭かったです
あんなに狭かったかなぁ?
身動きが取れなくて、今回は本当に苦しかったです


コメント (4)
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