るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

アマチュアリサイタルに行ってきました

2021-09-21 07:54:00 | 声楽(レッスン)
何度かオペラで共演しているアマチュアのメゾの方が近隣で演奏会を開くというので行ってきた。
休憩は3回。都度、姫ドレスを着替えていた。大企業で管理職やっている50代半ばの方だが、下手にストールとかなんやらで肩を隠そうとしないのは立派!
PTAのコーラスで歌を再開して、ソロの勉強を初めてから10年、というのにここまでできるのは凄いとは思う。

前半は殆どが歌曲であり、最初は子供の頃に作曲したという無伴奏の自作。そこから山田耕筰や團伊玖磨などの日本歌曲が4曲。その後はイタリア物やドイツ物の歌曲とアリア、後半は「ウェルテル」で最後はカルメンハイライトという流れだった。
その方と同じ門下のテノール(同じくアマチュア)の方がゲストとしてアリア2曲とデュエットの相手をしていた。

全部で20曲、全体の時間は2時間を超えたくらい。そのうち、オペラの間奏曲2とテノールのアリアで2曲。

歌そのものについては、音程・表現力・所作は悪くない。発声はハスキーなのが気になるかな。

公的な施設の小ホールで、受付・アナウンスは別に揃えていたし、本人が話すのは最後の挨拶一言だけで、曲説明のトークなどもなかったが、下手にアットホームな雰囲気にしようとしない所が、良いと思った。お見送りもロビーに出ることはなく、舞台上で済ませていた。
席は半分くらい埋まっていた。そのうち4分の1くらいは共演のテノールの関係の人ではないかと思う。

入場料は1000円。プロフィールにはしっかりアマチュアである旨が書かれていた。「アマチュアのくせに金とるな」という人もいるが、私にとっては参考になったという点を考えると十分に価値はあった。