コラム（ひととき）

　　　　　

　　　新聞をスクラップしていると、思わず驚くようなすばらしい記事を発見することがある
　　　朝日新聞の家庭欄のコラムに「ひととき」という読者のコラムを投稿する欄がある

　　　この中で感じたものはスクラップしている
　　　先日感激した記事の抜粋を記してみたい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　タイトルは「夫がいない春」

　　　「春光の揺らぎにも君風にも君」（東日本大震災の１年後の春に詠まれた一句）

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　　　私も昨年、夫を病気で亡くした。あれから９カ月がたとうとしている。そして今、
　　　一人になって初めての春を迎えている。
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　　　春の光の中に、春の風の中に、確かに亡き夫を感じてしまう。子が独立してから
　　　１７年間、ずっと二人で生活してきた。一緒に桜を見に行った。山菜採りにも行った。
　　　光があふれ、生命が満ちるこの季節。それなのに、当たり前にいるはずだった人が、
　　　もういない。
　　　間もなく季節は移り、今度は夏の光が揺らぎ、夏の風が吹き渡るのだろう。
　　　まだ自信はないけれど、その光の中で、風の中で、私は生きていかなければならない。
　　　（山形県　田中　恵子　主婦　６９歳）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　冬は雪かきなどしてやっと慣れて来たひとり暮らしが、アッという間に春になった
　　　ところが春になって心の中に寂しさがこみあげてきたという
　　　お花見や山菜採りをして一緒に過ごした楽しい時間が思い出されてしまった
　　　その方が辛いかもしれない
　　　どうか頑張ってください


　　　　　　　　　　　　　　　　　　

中野サンプラザ

　　　　　　　　　　　　　

　　　　昨日、カウンセラーの研修会で久しぶりに中野サンプラザに行った
　　　　調べてみると１９７４年設立なので、約４０年経過した
　　　　元の名前は勤労青年会館という
　　　　ここで働いていた方は若年者の就職相談をしていたことがわかった


　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　さて、昼休みに中野駅北口の商店街の裏路地でパスタを食べた
　　　　メインストリートの脇にびっしりと小さな店がある
　　　　中野に来た思い出はラーメン「青葉」に来たのとサンプラザで行われた沖縄フェスティバルだった

　　　　今では、だいぶ駅前が整備されて広くなりひとが集まりやすくなった

　　　　都心からも近く、今では明治大学中野キャンパスや平成帝京大学もありとても活気のある町になりつつある
　　　　こういう風に、近隣の街が発展していくのはとてもいいことだと思う
　　　　いつも大都会の新宿で働く私にはとてもよい気分転換になった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

本屋ブーム

　　　　　　　　　　

　　　どうも本屋さんが熱い
　　　昨日発売された村上　春樹の新作の件や
　　　一昨日の今年度本屋大賞に百田　尚樹の「海賊とよばれた男（上・下）」が選ばれた件

　　　　　　　　　　



　　　「海賊とよばれた男」は敗戦でほぼ全資産を失っても一人の解雇者も出さずに、
　　　世界の石油メジャーに勝負を挑み続けた出光興産創業者の出光佐三を綴ったもの

　　　電子データで読むのもいいが、やはり本は紙で読んでみたい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　ああ、時代小説にはまってしまい明日までに１冊読み終わりそうだ
　　　ところがこれが面白く続編があと３冊ある
　　　この分だと、あと３冊購入してしまいそうだ
　　　振り返ってみると、読んでいない本がハードカバーで４冊残っている
　　　どうしても、重たくて通勤途上で読みこなすことができない
　　　カバンにお弁当や水筒が毎日入っているため

　　　ともかく読めるうちに読んでおこうと思う


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

みずのみとらず

　　　　　　　

　　　　円山　応挙は好きな画家のひとり
　　　　風景画にしろ龍にしろ、大胆にして繊細なタッチが好き

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　今般、兵庫県の西宮市大谷記念美術館で展示されるのはなんと行く方しらずの絵画
　　　　水呑虎図であった
　　　　１９２８年に大阪美術館倶楽部で売りに出た後に、所在不明になった

　　　　発見されたのは大阪名物くいだおれ（閉店）の創業者の蔵の中にあった
　　　　つまり８５年間お休みになっていた

　　　　この絵は掛け軸で縦９６．５センチ、横１４１センチ
　　　　結構大きい
　　　　猫科の動物好きにはたまらない構図
　　　　虎の色にも注目したい
　　　　是非西宮まで見に行きたい
　　　　神戸に友達がいるので、寄ってみるかな

　　　　　　　　　　　　　　　

伝言板

　　　　　　　

　　毎週木曜日に行く大学があります
　　学生会館の中で相談業務を行うことが多いです
　
　　学生会館には、購買部や食堂があります
　　その会館の入り口ホールには伝言板があります

　　ときどき、お昼どきにそこを通ることがあり、拝見しています

　　　　　　　　　　　　　　　

　　学生の質問に、学食のスタッフが答えるというものです
　　例えば、「もっと、魚のフライなどのメニューを増やしてください」、「承知しました」
　　「デザートの種類を増やしてください」「可能な限り考えてみます」など

　　ところが、面白い質問がたくさんあり笑えます
　　「なぜ彼女ができないのですか？」「あなたの努力がたりないのです」
　　「いいバイトはありませんか？」「うちの学食では時給８５０円で雇います」
　　「なんか学校が面白くない」「もっと友達を作りましょう )
　　などユニークな回答もあり、とても楽しい
　　これからも見てみようと思う