新聞をスクラップしていると、思わず驚くようなすばらしい記事を発見することがある
朝日新聞の家庭欄のコラムに「ひととき」という読者のコラムを投稿する欄がある
この中で感じたものはスクラップしている
先日感激した記事の抜粋を記してみたい
タイトルは「夫がいない春」
「春光の揺らぎにも君風にも君」(東日本大震災の1年後の春に詠まれた一句)
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私も昨年、夫を病気で亡くした。あれから9カ月がたとうとしている。そして今、
一人になって初めての春を迎えている。
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春の光の中に、春の風の中に、確かに亡き夫を感じてしまう。子が独立してから
17年間、ずっと二人で生活してきた。一緒に桜を見に行った。山菜採りにも行った。
光があふれ、生命が満ちるこの季節。それなのに、当たり前にいるはずだった人が、
もういない。
間もなく季節は移り、今度は夏の光が揺らぎ、夏の風が吹き渡るのだろう。
まだ自信はないけれど、その光の中で、風の中で、私は生きていかなければならない。
(山形県 田中 恵子 主婦 69歳)
冬は雪かきなどしてやっと慣れて来たひとり暮らしが、アッという間に春になった
ところが春になって心の中に寂しさがこみあげてきたという
お花見や山菜採りをして一緒に過ごした楽しい時間が思い出されてしまった
その方が辛いかもしれない
どうか頑張ってください
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