軍艦島の中でもよく知られた場所や有名なエピソードの数々は、
軍艦島関係の老舗サイトさんを初め、私たちオープロジェクトや
端島出身の方のサイトもで、沢山アップされているので、
このブログでは、あまり知られていない所を取り上げていきたいと思います。
この特集は昨日からはじめた軍艦島の隣にある<中ノ島>に関してです。
かつては炭鉱があり、昭和年間には軍艦島の姉妹島的な役割を果たした島内には、
今も沢山の遺構が残存しています。
今日はその中の、内海側海岸線に残存する煉瓦遺構に関してです。
※画像はクリックすると拡大します。
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軍艦島クルーズの際に、そのコースや船によっては確認することのできる、
海岸に横たわる煉瓦造りの遺構です。
実際に近くでみるとかなり大きく、
かつては左奥に写る崖から突出している部分と一体だったと思います。
煉瓦の壁面が、凄く細かな印象を受けると思いますが、これが所謂<蒟蒻煉瓦>です。
初期長崎で製造された、通常の煉瓦より薄い扁平な煉瓦で、
同じ長崎の、現存する国内最古の煉瓦建造物と言われる<小菅修船所>の引上機械小屋も、
この蒟蒻煉瓦造です。
尚、『廃墟探索』(新風舎) には、竪穴式火葬場と紹介されています。
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これも内海側海岸線に残存する遺構で、上の遺構のすぐ近くにあります。
上同様蒟蒻煉瓦製です。
操業当時の写真をみると、中ノ島には3本の煙突が立っていたようですが、
そのうちの一本が上画像やこの画像の遺構の付近に立っています。
※画像はクリックすると拡大します。
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さらに海岸を南へ進むと、円形に組み上げた煉瓦遺構と、
その先の岩盤部分を人工的に削り取った跡がありました。
中ノ島の資料は現在のところ殆ど手元にないので、
これが何の遺構なのかは全くわかりません。
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【参考】蒟蒻煉瓦:小菅修船場
元軍艦島の島民の方々のブログ及びサイト
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