イ 眼の充血克服法
一、応用神経と応用経絡腺
第三、七頸髄神経鼓舞、第一、二、三胸髄神経を抑制する。
大腸腺を抑制する。
二、克服操作法
第三頸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟する。又は、第七頸椎骨の横突起下縁部を側方より締めつけて上方に向って 鼓舞刺戟する。又は、第七頸椎骨の横突起下縁部を側方より締めつけて上方に向って鼓舞刺戟しても克復する。或は、第一、二、三胸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に抑制刺激しても克復する。
経絡では、拇指と示指のつけ根の間(合谷)を示指側に向って強圧して抑制刺戟する。
三、参考
緊張側を操作する。第三胸椎は右側を操作する。
ロ 眼精疲労の克復法
一、応用神経と応用経絡腺
第二、三、七頸髄神経を鼓舞し、第一、二、三胸髄神経を抑制する。
大腸腺を抑制する。
二、克服操作法
拇指、示指の間(合谷)を示指側に向って強圧して抑制刺戟し、第七頸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟、第一、二、三胸椎骨の下関節突起外縁部を上内方に抑制刺戟、第二、三頸椎骨の下関節突起外縁部を上内方に鼓舞刺戟する。
三、参考
重心の掛かっている側(緊張側)を操作する。第三胸椎は右側を操作する。
ハ 黒内障、失明、結膜炎の克復法
一、応用神経と応用経絡腺
第三頸髄神経を鼓舞、第三、七胸髄神経を抑制する。
胆腺を鼓舞する。
二、克復操作法
胆嚢賦活法を施行し、第三胸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に抑制刺戟、第七胸椎骨の左側下関節突起の内縁部を上方に向かって抑制刺戟、第三頸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟する。
三、参考
第三頸椎、第三胸椎は重心の掛かっている側(緊張側)を操作する。
ニ 白内障の克復法
一、応用神経と応用経絡腺
第一、三、七頸髄神経を鼓舞、第四頸髄神経、第一、三、五胸髄神経を抑制する。第九胸髄神経を鼓舞する。
大腸腺を抑制し、胆腺を鼓舞する。
二、克復操作法
拇指と示指のつけ根(合谷)を示指側に向かって抑制刺戟、胆嚢賦活法を施行、第一、三、五胸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に抑制刺戟、第七頸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に抑制刺戟、第七頸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺激、第九胸椎骨の右側下関節内部を上方に向って鼓舞刺戟、第四頸椎骨の横突起の下縁部を側方より締めつけて上方に向って抑制刺激、第三、第一頸椎骨の下関節突起外縁部を上内方に鼓舞刺戟する。
三、参考
第九胸椎骨以外の送付は、体の緊張せる重心側を操作する。第三、五胸椎は右側を操作する。
ホ 眼球疼痛の克復法
一、応用神経
第四頸髄神経、第五胸髄神経を鼓舞する。
二、克復操作法
第五胸椎骨の右側下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟、第四頸椎骨の横突起(緊張側)下縁部を側方より締めつけて上方に向って鼓舞刺戟する。
ヘ 上眼瞼下垂の克復法
一、応用神経と応用経絡腺
第一、第二腰髄神経を鼓舞する。
胆腺を鼓舞する。
二、克復操作法
第一、二腰椎骨の下関節突起の後縁部(緊張側)を上方に向って鼓舞刺戟し、同横突起部を側方より締めつけて上方に向って鼓舞刺戟、胆賦活法を施行する。
ト 下眼瞼下垂の克復法
一、応用神経と応用経絡腺
第四頸髄神経、第一、三、五胸髄神経を鼓舞する。
大腸腺を鼓舞する。
二、克復操作法
拇指、示指のつけ根の間(合谷)を示指側に向って鼓舞刺戟し、第五胸椎骨の右側下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟、第一、三胸椎骨の下関節突起の外縁部(緊張側)を上内方に鼓舞刺戟、第四頸椎骨の横突起下縁部(緊張側)を側方より締めつけて上方に向って鼓舞刺戟する。
三、参考
体の重心の掛かっている側を操作すればよいのである。第三胸椎は右側を操作する。
チ 弱視の克服法
一、応用神経と応用経絡腺
第三、七頸髄神経を鼓舞する。第四頸髄神経、第一、三、五胸髄神経を抑制する。
二、克復操作法
胆賦活法を施行、第七頸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟し、第三胸椎骨の右側下関節突起の外縁部を上内方に抑制刺戟し、第三頸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟する。又は第一、三胸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に抑制刺戟、第五胸椎骨の右側下関節突起の外縁部を上内方に抑制刺戟、第四頸椎骨の横突起下縁部を側方より締めつけて上方に向って抑制刺戟し、第七系頸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟してもよい。
三、参考
第三、五胸椎骨の操作は体の重心の掛かっている側を操作する。
リ 斜視の克復法
一、応用神経と応用経絡腺
第四頸髄神経、第一、三、五胸髄神経を鼓舞する。
大腸腺を鼓舞する。
二、克復操作法
拇指、示指間の合谷を示指側に向って鼓舞刺戟し、第一胸椎骨の横突起部(肋骨結節下縁)を側方より締めつけて上方に向って鼓舞刺戟し、第三、五胸椎骨の右側下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟し、第四頸椎骨の横突起下縁部を側方より締めつけて上方に向って鼓舞刺激する。
三、参考
第三、五胸椎骨以外の操作は体の重心側を操作する。
ヌ 眼の星の克復法
一、応用神経と応用経絡腺
第一、二、三胸髄神経を鼓舞する。第三、四胸髄神経を抑制する。
胆腺を鼓舞する。大腸腺を抑制する。
二、克復操作法
拇指と示指のつけ根の間(合谷)を示指側に向って抑制刺戟し、第三、四胸椎骨の右側下関節突起の外縁部を上内方に抑制刺戟、胆賦活法を施行、第一、二、三頸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟する。
三、参考
第三、四胸椎以外は体の重心側を操作する。
ル 夜盲症の克復法
一、応用神経と応用経絡腺
第九、十二胸髄神経を抑制する。
胆腺を鼓舞する。
二、克復操作法
第九、十二胸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に抑制刺戟し、胆賦活法を施行する。
三、参考
操作は体の重心のかゝっている側を操作する。
オ トラコーマの克復法
一、応用神経と応用経絡腺
第七胸髄神経を鼓舞する。第十、十一、十二胸髄神経を抑制する。
胆腺を鼓舞する。
二、克復操作法
第十、十一、十二胸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に抑制刺戟し、胆賦活法を施行、第七胸椎骨の左側下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟する。
三、参考
第七胸椎骨の左側に肥厚が触知されるからその肥厚を消散すること。
ワ 多涙症の克復法
一、応用神経と応用経絡腺
第二、第三強髄神経、第一腰髄神経を抑制し、第四胸髄神経を鼓舞する。
大腸腺を鼓舞する。
二、克復操作法
拇指と示指の指の付根(合谷)を示指側に向って鼓舞刺戟し、第二、三頸椎骨の下関節突起の外縁部を上内方に抑制刺戟、或は第二、三頸椎骨横突起間を側方より締め付けて鼓舞刺戟してもよい。次に第一腰椎骨の下関節突起の後縁部を上方に向って抑制刺戟し、第四胸椎骨の横突起部(肋骨結節下縁)を側方より締めつけて上方に向って鼓舞刺戟する。
三、参考
多涙側を操作する。頸椎は頸部の緊張側を操作する。軽度のものは腋下前腺の第四肋骨下を鼓舞刺戟すれば速効的に克復する。
カ 神経性眼の克復法
一、応用神経
第三、四胸髄神経を鼓舞する。
二、克復操作法
第三、四胸椎骨の右側下関節突起の外縁部を上内方に鼓舞刺戟する。