落語には江戸落語と上方落語がある。
三遊亭楽花山は大阪出身なので本来なら上方落語なのだろうが、落語を初めて聞いたのも好きになったのも江戸落語なのでこの世界に入った。
私の印象として、江戸落語は粋でスマートな感じ、上方落語は泥臭いが、心底笑える。
落語を学んでいくうちに、どちらも演ってみたくなるのは当然だろう。
ただ、誰でも出来るわけではない。
上方落語は、やはり上方出身で関西弁がネイティブでないと難しい。
東京にも上方落語家の師匠がたはおられる。
普段はそういう師匠がたに教わっているが、演じたい噺によっては、関西におられる落語家さんに学ぶようだ。
まだまだ駆け出しだが、今後どれだけ自分のレパートリーを増やせるかが課題だろう。
東西の師匠がたの懐の深さに常に感謝しつつ、独り東西交流を武器に頑張ってもらいたい。
楽花山の落語会に行くと、まるで母国語で話しているような上方落語 。突然関西人が表れる。 (笑)
普段、目にするその人のスケジュールの何倍もの時間稽古するのが落語家という職業の特徴なのだろう。実はとても忙しいということを知る。