Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

そんなものなのかな

2008-03-14 00:28:46 | 以前のシゴト
今日は小学校で仕事だった。
年度末なので、関わっていた授業は今日で最終日。
どちらかといえば総合学習的な枠組みの中で、こども達はみな数週間をかけてプロジェクトに取り組んでいたのだが、最終的に発表にこぎつけず仕上がらない子達が何人もいた。目標としていたものがつくり終わらなくてもあまり残念そうにしている様子がなかったのが気になる。つくったものを持って帰らない、置いていく、という姿勢もそうだし。
(もちろん一生懸命取り組んで仕上げた子もたくさんいる。)

興味がなかったのだ、といえばそれまでなのだが、
対象がなんであれ、つくりあげることができなくても何とも思わないのって、なんか残念だ。
これって私の押しつけなのかしら。
でも、あれがもし国語や算数のプリントだったら、空白を必死で埋めようとするのだろうに、とちらっと思う。

問題にもよると思うけど、教科科目の能力(点数)はこの年齢なら塾や参考書のテクニックですぐカバーできてしまう。
でもモノをつくる、目標としていたものをちゃんとカタチにする、自分なりの何かを生み出すという力は、小手先のテクニックでごまかせるものじゃない、と思う。
そこのところの力をどうするのか、もっと注目するべきだと思うのだけど。
自分自身をふりかえっても、そう思う。

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2 コメント

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テクニックだけだと伸びないし、おもしろくないだろ。 (tsuku)
2008-03-14 09:54:50
一年生を担当するときには

〇答えは一つかもしれないけど、解き方は何通りあっても良い。
〇式だけじゃなく、文章を書くように解答を書こう。

ということを繰り返し言う。


どの問題にもそれを解く公式があって、
それに「あてはめて」答を出すのが数学だと思っているからね。


その意識を変えるのに時間がかかる。


Ruccoさんの今回の日記を読んで、
数学の解答は「カタチ」にすることなのかな?
なんて思った。


数学の問題でも、働き始めより
空欄でも当たり前な高校生が増えてきました。

と、
同時に期限を守らなくて平気な人も増えたように思います。


なんとかしたい。


以前、とある中学校の先生に言われたことを思い出します。
「どうしても〇〇がしたい、という生徒がいなくなった。前は、こちらが無理だと言ってもやってしまう生徒がいたが、今はほとんどの生徒がホドホドで・・・」


準備され過ぎたり、設定通りだけの世界で生きてきて、いきなり「何か作りなさい」と言われても困るだろうな。
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Unknown (rucco)
2008-03-18 07:17:41
おはよー!
返事遅くなってごめんなさい。なかなか時間がとれなかった。

>数学の解答は「カタチ」にすることなのかな?
>なんて思った。

そだね。
文章を書くように解答を書こう、っての、tsukuさんの黒板みたらわかるなぁー。なつかしいなー。

なんでもいいんだけど、自分なりに意味付けて最初から最後までつくってみる、という体験をたくさんしてほしいよね。

>どうしても〇〇がしたい、という生徒がいなくなった。
>準備され過ぎたり、設定通りだけの世界で生きてきて、
>いきなり「何か作りなさい」と言われても困るだろうな。

それは問題だね。
でも何もつくってこなくて、いきなり「何か作りなさい」って言われるわけじゃないんだと思う。幼稚園までは能動的に手を動かしていろいろなものつくってるわけだから。それが小学校へ入って高校を出るまでの教育の中で、表現を忘れてしまう。もともとあった創造性も、その間にすり減ってしまうのではないか。学校以外の場に身を置いていると、そんな感じを受けます。
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