Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

この春いちばん嬉しかったこと

2014-04-15 21:45:34 | 日本への帰省
帰国のいちばんの目的は兄の結婚式に参加することでした。

私がアメリカに引っ越してくる直前ひと月ほど兄のアパートで居候したことがありました。2009年は私にとって人生の大きな転換期で、その頃のブログは6ヶ月ほど空白。過渡期にいるときって、日々のブログなんて書けないね。決断とか勇気とか迷いとか、とにかく不安な時期だったから、そんな時に、それまでの自分の生活や人生といっさい関わりのない土地に兄の家があったことはとてもありがたかったのでした。

大人になってから一緒に生活する兄妹、というのもめずらしいかもしれないのだけど、先行き不安定な居候の身分のくせに、兄のことをすぐそばで見ていて「はやく誰かいい人見つけて結婚しないかなー」と思っていて、この先どんな人と結婚するのだろう~と心底楽しみにしていた。

あれから5年弱。

毎年、毎年、待てど暮らせど少しも良い便りがないし、兄本人に聞いてもそっけない返事がくるだけで、私も母もいつからか聞くことすらしないようになりました。

そんな矢先の朗報!


この春いちばん、なんて書いたけど、たぶん今年一番になるんだろう。

昨年末、「結婚するんだって」と母から第一報を聞いた時は、目の前がパッと明るくなって、兄の秘密主義ぶりに腹がたったりしたもののそんなの帳消しにするぐらい、本当に本当にうれしかった。もうね、帰国の3ヶ月前から、自分が5年ぶりに帰国することと、その帰国のいちばんの理由を思い起こすだけで、「にたにたにたにた~」、誰に何されても怒る気にならないくらい、超がつくほどご機嫌な日々が続いていたのでした。笑。

だから結婚式当日も、うちの家族はみな誰もが上機嫌。

素敵なお嫁さんと、幸せそうな兄。盛大なパーティよりも、身内だけのこじんまりとしたアットホームなあたたかい式。今まで疎遠気味だった親戚のおじちゃんおばちゃんも集まってくれて、小さい頃かわいがってもらった懐かしい記憶とのギャップを感じつつも、大人になった今の自分としていろんな話もできて、ほんとうにたのしかった。


叔母からのお下がりで 40年前に仕立てたというピンクの着物を着せてもらいました。
(私がピンクを着るなんてね。)

いい日でした。
これが一時帰国の第1日目でした。
なんだかもうだいぶ前のことのように感じるなぁー。