漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

眉毛の成長とともに 1年 塘

2020-01-26 12:16:45 | 長めの日記
こんにちは。剃りすぎた眉毛をチャコペンでごまかす系男子 塘です。ひげ剃り用に買ったシェーバーに別の刃が付いてて、しらべたら眉毛用だったのでワクワクしながら剃ったら手が滑りました。

最近やっと生えてきて、眉毛も伸びるんだ!と感心しております。



近況としては、東日本選手権が終わってから最近まで鬼腰痛のため戦線離脱しリハビリを行なっていました。
眉毛をミスったのも同じ時期でした。
ボートと同時に眉毛を失い、眉毛の復活とともにボートへ復帰できているこのタイミングで日記が回ってきたので、今回は1ヶ月以上にわたるリハビリ期間のことと復帰してからどんな感じか書きたいと思います。


リハビリ期間はストレッチと軽い運動しかできず、時間に余裕があったので普段できないいろいろなことをしました。

例えば、朝練の時間帯にコース沿いを散歩したり、立ち止まってボートをボーッと眺めたりしました。
朝練の時間帯の激混みコースを陸から見るなんてめったにできることではないので、貴重な経験でした。
戸田には上手なクルーが多い!ということで、乗艇で行き詰まったら見に来て目で盗むのも練習の1つとしてアリだなぁなんて感じました。

また、ボートを忘れたいなぁと思う時もあったので、時間が空いた時には読書もしました。池井戸潤さんの「アキラとあきら」という小説を読んだのですが、唐突にその小説の中にボート経験者設定の人物が登場してきたんです。ボートから逃れられない運命に絶望しつつ、調べたらなんと池井戸潤さんはボートの名門である加茂高校の出身だそうです。マニアックな登場人物をぶち込んでくる理由がわかりました。

ほんのひとときボートを忘れるために本を読んでたのに、、、、。
本の中にまでボートが出てきた時は本気でボート嫌いになるかと思いました!

他には、リフレッシュしよーと思ってトレーニングも兼ねて自転車で海を見に行ったり、自転車好きの勇作さんに付き合っていただき一緒にスカイツリーに行ったりしました!
荒川沿いの道を通って行ったのですが、遠くの大都会をを見渡しながら風を感じてサイクリングできたので、鬱屈とした気分を転換できる最高の時間でした!

もちろん学校の勉強(笑)もしました。


と、リハビリ期間はこんな感じでした。

ボートから離れるとこんなに時間に余裕ができるとは、、、、。


しかし!

そんなリハビリ期間にも地獄の瞬間がありました。

それは眉毛を失った瞬間

ではなく、


練習終わりのヘロヘロな選手とすれ違う瞬間です。

リハビリ期間の中で間違いなく一番苦しい瞬間でした。

すれ違うたびに「お疲れさま」と「置いて行かないで」が混ざった複雑な感情を勝手に感じてしまい、正直相当しんどかったです。


部屋でイヤホンをしていてもウェイトの音は響いてきましたし、外へ出ればどこかしらからエルゴのブゥーンという音と死にそうな選手の叫び声が聞こえてきました。逃げ場がないなぁと気が滅入っちゃうことも多々ありました。

「周りとの差」とか「冬トレができない」という恐怖は離脱する際に覚悟したつもりだったのですが、それでもやはりキツかったです。
これからは死んでも離脱したくないと強う思うようになりました。



ま、いろいろありましたが!


なんやかんやでなんとかリハビリを耐えて年が明け、眉毛も生え、最近になってやっとみなさんと同じメニューをこなすことができるようになってきました!
ここまで治すことができたのは、チャコペンを貸してくれたり、自分と代わって仕事をしてくれたりした同期、声をかけてくださった先輩方、復帰に向けてアドバイスをくださった監督、コーチ、トレーナーのみなさま方のおかげです。本当にありがとうございました。みなさんの支えのおかげで自分はまた大好きなボートを再開することができます。


最近は落ちた体力を戻すためにエルゴを漕ぐ日々ですが、相当楽しくて充実しております。筋肉痛大好き。やっぱボートっていいスポーツだなと思いました。

ボートから離れたのびのび生活も悪くないなと思いかけていましたが、やっぱり自分にはボートしかないと確信しました。二度と浮気しません。ごめんなさい。

1ヶ月以上のブランクは大きく、みんなに置いて行かれてしまいましたがここから追いつき、もちろんぶち抜いていきますのでよろしくお願いします。

眉毛はぶち抜かぬよう大切に育てます。





次の日記担当はドミノピザの原付バイクで戸田市周辺を暴走している野間です。お楽しみに!

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