台湾の情報ならお任せ RTIブログ

台湾の情報満載!RTIのホームページでは見られない情報をご紹介。

台湾では、年男・年女は厄年です…

2010年02月26日 18時02分33秒 | 文化

旧暦の新年を迎え、台湾でも正式に寅年になりました。
寅年の皆さんは、今年は年男、年女ですね。
日本では、年男、年女というと結構おめでたいイメージですが、実は台湾では、自分の属する干支の年は厄年なんです・・・

台湾では、その年の干支の人、そしてその6年違いの干支の人(今年の場合は、寅年と申年)は、物事がうまくいかなかったり、病気になりやすかったりするので、「安太歳」という厄除けをお寺でしてもらった方がいいといわれています。
「安太歳」は旧正月中にした方がいいということで、お正月には各地のお寺は多くの参拝客で賑わいます。
「安太歳」に該当する干支の人以外でも、さまざまな凶星の影響を受けて運が悪くなることがあるので、そういう場合には「解祭」という厄除けの儀式をします。

 

厄除けの受付は、大きなお寺では銀行のように番号札制になっています!
(番号の下には、燈明のお値段が。高い?安い?)

 

この儀式には特別なお供え物が必要で、アヒルの卵、豚肉、油揚げの「小三牲」と、そうめん、神様用のお金、お酒、お菓子などを供えます。

 

そして、厄除けを受ける人の衣服も供えて神様のご加護を受けるというのが重要なポイント。
その場に来られない人でも、その人の服を持ってくれば祈祷が受けられます。

 

平日昼間でも、この混雑!
旧正月期間中は厄除け祈願をする人が多いので、特設会場が設けられています。

 

また、平安や健康、学業成就などを祈るため、お寺の中に燈明をともすということもよく行われています。
燈明といっても、電気を使ったものが現在は一般的です。
それぞれの燈明には、目的と、名前などが書かれています。

 

こちらは「出番待ち」の燈明スペース。

厄年や占いを信じるにせよ、信じないにせよ、健康には充分気をつけて、「人事を尽くして天命を待つ」の精神で、穏やかに日々を過ごしたいものです。(尾)

※2010年2月26日(金)の番組「文化の台湾」では、台湾の厄除けや願掛けについてご紹介しています。

番組を聴くには、上のバナーをクリック→2月26日をクリック→「文化の台湾」横のアイコンをクリックしてください。



最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (???)
2010-03-01 09:07:49
供え物の、アヒルの卵、豚肉、油揚げの「小三牲」と、そうめん、神様用のお金、お酒、お菓子などは、その後どうなるのですか?
返信する
お供え ()
2010-03-02 21:41:30
お供えした食べ物関係は、家に持って帰ってありがたくいただきます。
神様用のお金、写真に写っている紙人形のようなものなどの紙類は、儀式が終わった後燃やします。
(燃やして初めてあちらに届く、と考えられています)
お酒は、ビンを開けずにまるごとお供えした場合は家で飲むそうですが、この写真のように杯に入れてお供えした場合は、その場に撒くそうです。
返信する
Unknown (???)
2010-03-03 09:58:44
紙銭は神様へ届くけれども、食べ物などは神様に見せるだけですね。

子供の頃に、仏壇のお供え物のお菓子を早く食べたくて、毎日眺めていたのを思い出します。
返信する
ええとですね・・・ ()
2010-03-03 11:40:44
人間から見るとそうなのですが、お供えしている間にきちんと召し上がっています。
(同時にお線香を供えますが、それが燃える時間が経つ間に召し上がっています)
紙銭を燃やすのは、十分にお供え物を堪能していただいた後なので、もう堪能したかどうか、紙銭を燃やしていいか、ということをポエで聞いて、「いやまだだ」ということになれば、もう少し待ったりします。
神様が召し上がるのは、人間には目に見えない成分だそうです。
返信する
Unknown (???)
2010-03-03 17:22:11
天井からぶら下げる螺旋状の線香なら神様もゆっくり食べられますね。

大きなお供え物ほど燃え尽きるまでの時間が永い線香を灯さなければ「見せるだけ」のお供え物になりますね。

神様がお供え物を堪能したかどうかを「ボエ」で聞く為にはお賽銭(ボエ代金)が「宮」の収入になっているのですね。

私は鹿港のナントカ宮の前で蒸豚丸ごと一匹のお供えを見たけれどアレは幾らぐらいするのですか?
返信する
どうやら ()
2010-03-03 21:58:54
いくつか誤解をしていらっしゃるようです。
台湾では、香港のような螺旋状の線香はほとんど見かけません。
菜ばしのような長い線香が一般的です。
また、筊(ポエ)はどこの廟にも置いてある神様とコミュニケーションするための道具で、誰でも自由に使うことができます。
それを使うことで費用が発生するということはありません。
そして、豚を丸ごとお供えする場合は、普通は生の状態でお供えします。
上の写真の場合は「小三牲」ですので丸ごとではなく切り身ですが、やはり生のものを使っています。
返信する
Unknown (???)
2010-03-04 10:06:57
大昔ですが、螺旋状の線香を台南県の(どこか忘れた)寺で見た覚えがあります。

無料でもお賽銭を払うのでしょ??横浜中華街の馬祖宮では有料だった...

豚は毛がむしられていましたが、生ですか?  目は閉じるのですね。
返信する

コメントを投稿