今年2月に行われたベルリン国際映画祭で、最優秀アジア映画賞を受賞した台湾の映画『一頁台北(オールボアール・タイペイ)』。
前売り券が1万枚以上も売れ、たくさんの人が公開を心待ちにしていたこの作品、先週4月2日からいよいよ台湾で上映が始まりました。
公開から4日間の興行収入は、全台湾で1000万元突破という『海角七号』を上回るペースで、大ヒットを予感させる好調な滑り出しを見せています。
『一頁台北』は、台北の夜市やコンビニ、24時間営業の書店、地下鉄、公園など、日常的な風景の中で繰り広げられる、ロマンチック・コメディ。
人は誰でも愛を求めていて、それはありふれた日常の風景の中で見つけられる、というメッセージが込められた素敵な作品です。
この映画を監督したのは、陳駿霖(アーヴィン・チェン)監督。
この作品が長編映画処女作という、30歳の若手映画監督です。
両親が台湾出身の華僑で、アメリカに生まれ育ったアーヴィン・チェン監督は、大学では建築を専攻していたという変り種。
それが、21歳のときに台湾の代表的な映画監督の一人、楊昌(エドワード・ヤン)監督の作品を見たことで、人生が変わってしまったそうです。
エドワード・ヤン監督に直接師事して映画を学んだアーヴィン・チェン監督に、エドワード・ヤン監督のこと、台北を舞台にした映画を撮る理由などをお聞きしています。
(ご興味のある方は、4月9日の「文化の台湾」をお聴きください!)
「この映画を見ると、台北に行きたくなる!恋をしたくなる!」と言われる『一頁台北』。
機会がありましたら、ぜひご覧ください。(尾)
『一頁台北(Au Revoir Taipei)』公式ブログ http://atomcinema.pixnet.net/blog
※2010年4月9日(金)の番組「文化の台湾」では、映画『一頁台北』と陳駿霖(アーヴィン・チェン)監督をインタビューを交えながらご紹介しています。
番組を聴くには、上のバナーをクリック→4月9日をクリック→「文化の台湾」横のアイコンをクリックしてください。
最近台湾映画の日本紹介が増えて「台流」の新風が日本に起こるでしょうか、ぜひそうあって欲しいものです。
あはは、今の内に台語を勉強しておかなくっちゃ。
日本では駅の看板などは中国語・韓国語も併記されているからなぁ。
因みにこの映画の主演女優さん、スージーは綺麗な人ですね、しかも隣に居そうなカワユイ感じの女性です、日本でファンが増えるかも。
期待してます。
ではまた
「一頁台北:台北の壱ページ」は、台北の様々な場所の様子を伺わせる題名ですが、
副題の「Au Revoir Taipei:さようなら台北」から、「さようなら物語」の短編集のようですね。
「この映画を見ると、台北に行きたくなる!恋をしたくなる!」でしょうか?