REAL LIFE
現在実生活が忙しくゆっくり更新のみ実施中です。リンク先の皆様、コメント&TB下さる皆様本当にすみません
 



出演:コリン・ファレル、アンジェリーナ・ジョリー、
   バル・キルマー、ロザリオ・ドーソン、
   ジャレッド・レト、アンソニー・ホプキンス
監督:オリバー・ストーン

2004年のアメリカ映画です。
最近はこのような古代歴史物の大作映画のリリースが多い気がしますので、私自身「またか」といった印象がありました。映画そのものも噂で聞こえてくるものでは、大作の割にはイマイチというものも多かったと思いますので、それも手伝って期待せずに鑑賞しました。

ところが、どっこい。この映画、結構良くできているのでは?と感じました。約180分にも及ぶ長編映画なので、ダメな方にはただの退屈な映画にもなりそうですが、この壮大な内容を描くには、これほどの時間は必要だなと私は感じました。

古代史というものは、私はよくは分かりませんけども、ギリシャとペルシア帝国の覇権争いなどは学校で習った程度の記憶が残っていたので、割りと分かる名前の人物も多く、全く知識が無い状態で鑑賞するより良かったと思います。

映画では、アレキサンダーの誕生から32歳で死ぬまでを描いていますが、その子供時代からのヘファイスティオンとの絆(彼とは信頼を超えた愛情で結ばれていた)や、母親オリンピアスからの過剰な期待を受けて育ってきた事への逃避など、人物像としての彼らの表現が思ったより豊かで、その分感心してしまいました。

はるか昔の歴史物語だけに、信憑性のある人物伝なのかどうかは、私には分からないのですが、そのような物語を歴史年表の出来事に沿って見事に当てはめたのではないかと感じています。この辺りは、オリバー・ストーン監督の情熱みたいなものが伺えると思います。

このような人物の絡みを上手に描きつつ、アレキサンダーはペルシアから東方インドまでの遠征を続けて行くのですが、やはり圧巻なのは、その戦闘シーンでしょうね。ダレイオス王が率いるペルシアとの戦いは迫力満点でしたし、この映画の一つの頂点ですよね。永遠の都バビロンのその壮大な景色、王宮の豪華さにも、目を見張るものがありました。

多くの者が、ここを目的として戦ってきたわけで、ここからさらに東方に向かうアレキサンダーと幹部達の意識の開きというものは、この辺りから始まっていたのでしょう。それでも大王を信じ遠征を続けて行きますが、アレキサンダーは、インドの向こうにはナイル河があり、そこから故郷に帰る事ができると言っていたと思います。

当時ではそこまで遠方の地を見た人などほとんどいないでしょうし、地球は平面だと考えられていた時代(ですよね?)なので、そう考えていたのも、なんとなく頷けてしまいました。そうやって部下をまとめていくのですが、延々と続く遠征に段々と皆は心も疲れ果ててしまい、部隊の士気は少しずつ低下していきます。そうなってくるとアレキサンダー自身も穏やかではなくなってくる。そんな時でも親友のヘファイスティオンが一緒にいるから頑張れたのでしょう。信じ合える絆があってこそなのだという事が読み取れました。

こうして戦いに明け暮れるアレキサンダーも遂に倒れるきっかけとなる日が来ます。相手は象に乗る南蛮の軍隊。ここでの馬と象との一騎討ちは、映像的に大変絵になるものでした。余談ですが、この象の部隊と言うと、三国志のあたりの時代でも中国からの南方侵攻を行った時に出て来ると思ったので(ゲームの真・三国無双でも登場)、思わず感激してしまいました。




全部を書ききれないのがもどかしいのですが、この映画では歴史を描きつつ、登場人物を人として描く部分に力が注がれているので、人間関係や当時の文化などを見るという点ではとても面白いと思いますし、多少でも歴史を勉強している方であれば、色々な部分(特に物系)で感心する事もできそうな気がするほど凝っていると感じました。

オリバー・ストーン監督と言えば「プラトーン」でアカデミー賞も取っていますし、俳優さんも有名どころを持ってきていて、大作の名に恥じない映画だと思います。期待しなかった分、良かったと思えたのがラッキーでした♪



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コメント ( 14 ) | Trackback ( 9 )



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コメント
 
 
 
^^; (ろっく)
2005-12-13 00:16:47
 TBしようと思って、ブログ見返したら、記事にしていませんでした^^;

 オリバー・ストーンといえば、ベトナム戦争っていう色眼鏡で見たわけではないのですが、インド遠征時の部下たちの厭戦気分といい、戦闘の様相といい、遠征を中止する感じといい、マケドニアのベトナム戦争って雰囲気に感じました。

 ホプキンスのプトレマイオスが、さすが風格ありましたね。

 息子の作ったメーキングが面白かったです。
 
 
 
ろっくさん (REALLIFE)
2005-12-14 00:02:41
こんばんは。

コメントありがとうございます。

そうですね!厭戦気分のあたり、同じような印象ありますよね~。同じ監督が描いたからなのか?なんとなくそう感じさせられてしまいますね。東方遠征の目的はいまいちなのですが、それだけに不毛な戦だったかもしれないです。故郷を遠く離れたら時代は変わっても同じような状況になっていくって事なのでしょうね。
 
 
 
TBありがとうございました。 (eri)
2005-12-14 00:31:02
こんばんは、はじめまして。

大作でしたね?序盤から飛ばしてたので終盤どうなるの?と思ってましたが、意外と飽きずに観れました。

私もインド遠征の際の象との戦い、

あれ、「真・三国無双」思い出しておりました~(笑)

迫力もありましたね・・

コリン・ファレル、今後も期待してます。
 
 
 
TBどうもです。 (kobitopenguin)
2005-12-14 00:41:51
こんばんは~。

確かに知識があれば楽しめる作品ですね。私はあまり古代史とか知らなかったので、ちょっと辛かったです。でもアンジェリーナ・ジョリーの演技を見れて良かったかなと思った作品でした。

いつ公開かはまだわかりませんがディカプリオがアレキサンダーを演じるのは観に行く前にちょっと勉強しなきゃと思ってます
 
 
 
こんばんは! (猫姫少佐現品限り)
2005-12-14 03:08:03
いつもありがとうございます!

あたしはね、アレキサンダーの描き方が、ダメでした。

もっとすごい、スーパーマンみたいなイメージなので、、、
 
 
 
おじゃまします~ヽ(^o^)丿 (soratuki)
2005-12-14 20:59:01
REALLIFEさま こんばんは♪

トラバ&コメントありがとうございますヽ(^o^)丿

スケールが大きくて、時間的にも見応えのある作品でした。

事前にもっと情報を入れといた方が、より楽しめたなと

次回見直すときは、少々お勉強してから・・・と思います。(^~^;)

ラストあたり、像があんなに強いとわっっっ(゜Д゜)!!

ビックリでした。

こちらからもTRBさせていただきました♪
 
 
 
壮大ではありました (rukkia)
2005-12-14 21:16:07
私も世間同様あまり高く評価はしていないのですが、でも個人的にはこーいうスペクタクルは好みです(^^;

俳優たちの怪演がなんとも、ふふふ。



象、最強ですね。

映画の最後に動物たちは傷つけてませんってなテロップが出てにんまりしてしまいました。

 
 
 
eriさん (REALLIFE)
2005-12-14 23:49:25
こんばんは。

コメントありがとうございます!

そうなんですよ、一般的な評判とは裏腹に退屈せずに3時間一気に鑑賞できちゃうんですよね~。あの象騎兵を見て三国無双だと連想できる方がいて、嬉しいです。あの象にアタックされると体力減りますもんね(笑)やっぱり象さんは強いという事でしょうか?

またよろしかったら遊びにいらして下さいませ。
 
 
 
kobitopenguinさん (REALLIFE)
2005-12-14 23:52:07
こんばんは。

コメントありがとうございます。

私はほとんど予備知識は無かったのですけれども、この手の史実物に関しては興味があって、良いお勉強になった気になれました。だから退屈せずに済んだのかもしれないです。ディカプリオのは2006年に公開が決定したとか、どこかで読みましたよ。次のはどんな映画になるのか、楽しみですね!

またよろしければ、遊びにいらして下さいませ。
 
 
 
猫姫さん (REALLIFE)
2005-12-14 23:54:18
こんばんは。

コメントありがとうございます。

そうだったんですか~、確かに言われてみれば、超人的な活躍をした人というイメージもありますよね。2006年のディカプリオのアレキサンダーはそういう意味では、どんな描き方がされているでしょうか?楽しみにしたいですね!

また遊びにいらして下さいね。
 
 
 
soratukiさん (REALLIFE)
2005-12-14 23:57:18
こんばんは。

コメントありがとうございます。

色々と評判は良くない映画ですけど、もしも次に見る事があるなら、きっと最初よりかは頭も整理されてまた違った感想も出るかもしれませんね。ディカプリオの映画もある事ですし、予習するにはいいかもですね!
 
 
 
rukkiaさん (REALLIFE)
2005-12-15 00:00:27
こんばんは。

コメントありがとうございます。

俳優さんの演技といえば、やっぱりアンジェリーナさんでしょうか(笑)あのお母さん役は、すごいなと思いましたよ。妖しい雰囲気いっぱいでしたよね~。はい、象さん強いです。三国無双というゲーム中でも強いですよ(笑)
 
 
 
Unknown (くるっぱー)
2005-12-17 03:46:00
歴史ってそれだけですでにドラマですから

あんがい人物像を下手に作り上げないでいたほうが

よかったのかなあと、ドラマ部分にはちょっと不満が残っているのですがお金をかけただけあって

当時の風俗や都市の様子、戦闘シーンなどは

見応えありましたね。
 
 
 
くるっぱーさん (REALLIFE)
2005-12-17 16:37:31
こんにちは。

コメントありがとうございます!

歴史=ドラマ、まさにその通りですよね。人物像を作っている件については、全く知りませんでした。ある程度のアレンジはあるだろうとは思っていたのですけど、この映画ではいったいどの程度までアレンジしているのでしょうね?そうですね、絵的にはとってもリアリティがあって良かったですよね。そこだけでも圧倒されました。

 
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