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【上を向いて - I LOOK UP】

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大腸癌と小さな本音(1)

2012年11月17日 | 自分記事

大腸癌と小さな本音(1)                    

             

まず、現在の状況を説明します。以前にも書いたと思いますが抗EGFR抗体セツキシマブ(アービタックス)は、癌細胞EGFR遺伝子の中にKRAS遺伝子変異(codon 12,13)が存在する人について効果なし又は生存期間短縮になると考えられています。ただし、codon13に関しては、効果有りという研究結果も発表されていますが、まだ解明中の域を出ていません。私のKRAS遺伝子変異は(codon12)ですので、予想される結果は上記の通りです。

今までのブログ記事は、客観的で自分の意思をオブラートに包み込んだ形で書いて来ました。しかし、実際のところは現病院の内科病棟へ[貧血]で入院したときから、ただ事では無いと薄々感じていました。輸血と検査の繰り返し、肺からの水抜きと大腸カメラ検査を行ったときに確信しました。「これは、かなり悪い部類の病気だな」と思いましたが、深く考える暇もなく翌日には一時退院しました。それから一週間後に外科病棟に再入院し、午前中から輸血で始まり午後には家族共々主治医から検査報告と今後の治療説明を聞くことになりました。

先生の第一声は「よくも、こんなに酷くなるまで、ほっといたものです」と聞いた途端に私の脈が速く打ち始めた様な気がしました。平静を装って話を聞いていましたが、病名は大腸癌(上行結腸)で現状の説明無し、直ぐに治療説明に入り「緊急に切開手術か放射線治療の何方かに決めなくては為らない」と言われたのですが、初期癌の人か3年生存率の少ない人が受ける放射線治療を最初の治療方法に加わっているのを聞いて、最初の入院から総合的に判断すると「末期癌」だと気付きました。

一瞬、頭の中が真っ白に成り、先生が気配りしながら切開手術だと5分5分だと言われ、何故だか深く考えもせずに「はい、分かりました切開手術で宜しくお願いします」と直ぐに返事をしてしまいました。両親は高齢であり、妹も仕事や両親の世話などで忙しく、難しい判断は出来ない状況下であり、私一人の判断で全てを決めて行く事になったのです。この時に何故だか、坂本九さんの「上を向いて歩こう」のメロディーが浮かんで来ました。

このブログのタイトルにも成っている「I look up」は、最初の「上を向いて」を英訳した部分を使用させて頂いてます。

【永六輔氏 作詞】

「上を向いて 歩こう 涙が こぼれないように 思い出す 春の日 一人ぽっちの夜」

【山岸勝榮氏 英訳】

「I look up when I walk down, down the street all alone.

 So tears will not wet my cheeks as I walk along.

 I remember the spring days I spent with you,But now every night I'm left all alone.」

前置きが長くなりましたが、まず最初に[手術(処置)及び麻酔についての同意書]にサインするのですが、中の一文に「医学の発展に貢献する目的で写真、ビデオ撮影を行うこと、および摘出した組織を検査、診断および研究の目的で用いること、または処分することを了承します(個人情報の特定はできないよう配慮します)」とあるのですが気分的には嫌なものです。

先日、処置室で大腸癌再発場所の胆管に麻酔・造影剤を入れ内視鏡的胆管チューブ交換を行い、別室の技師さん以外は、皆さんお尻が隠れる位の放射線防護チョッキを着込んでいました。人数的には8人前後の医師、看護師、助手、レントゲン技師、麻酔技師、その他の人が居ました(笑うしかないけど、これじゃ大手術だよ)。設備は放射線治療室機器より一回り小さめですが機能は引けを取らないものです。その時にレントゲン撮影も行っており判明したのですが、グチャグチャの胆管が何と表現して良いか分かりませんが治癒と言うより再生していたのです。グチャグチャは主治医が話していた表現です。

胆管が再生し、癌の陰影も消え失せ、腫瘍マーカー(CEA)も基準値内(5.0ng/ml以下)の高めで推移(4.2ng/ml)していますが、3年生存率どころか5年生存率も視野に入ってくるようになりました。しかし、ここに大きな問題が有るのです。アービタックス単独使用治療でピッタリはまり胆管も再生し、後は血液中に潜んでいる癌因子をたたく為に、治療を何時まで続けるかなのです。分子標的薬アービタックスは劇薬なのです。

でも、ここまで回復した先例というか前例が殆どか、全く無いために止めるタイミングを図る事ができないのです。副作用は以前書き込みをした様に発疹・巻き爪・手足症候群・皮膚の弱体化が起こり、缶コーヒーのプルリングを引き上げるのも十円玉を使って開けているような状態です。朝起きると顔から血が吹き出ていたり、日中メガネを掛けていると鼻パッドが当たっている部分から出血する事もあります。外出中は救急絆創膏が必需品です。

今の状況は、おおよそ主治医を含め大学の研究室とか、国立がんセンターなどで情報の収集、治療方法の模索でもしているのでしょうか。毎日、体全体に3種類の薬を使い分けてぬり、6種類前後の薬を朝・昼・夜・寝る前に分ける作業(薬の量/種類が違う)にも疲れて来ました。

 

EGFR遺伝子とKRAS変異および分子標的薬について参考文献のURLを記載しておきます。

がんサポート情報センター

http://www.gsic.jp/cancer/cc_15/lic01/index.html

 

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