上砂理佳のうぐいす日記

10月5日~16日まで大阪狭山市の「ギャラリー美游館」さんで銅版画オンリーの個展があります。お近くの方はぜひ★

ええっ私ここで泣くか★

2013-11-20 | うぐいすよもやま日記
先週の土曜、久々に自宅にいたので、「宇治原オンアイス」見てしまいました
「宇治原君」といっても、関西以外の人は「?」かも。
クイズ番組でやたら優勝している、お笑いコンビ「ロザン」の背が高いほうの人です。
「京大出身」をネタにしていますが、相方の菅ちゃんがキュートな顔立ちで人気があるので、関西バラエティでは宇治原君は「いじられキャラ」となっています。

そんな宇治原君ですが、関西TV開局何周年だかの特番で、「フィギュア初心者が77日間の修行で一つのプログラムを滑りこなし、アイスショーでご披露!」という企画に挑戦。
振付指導は、あの、大ちゃんの数々の名プログラムを作った元アイスダンサー・宮本賢二氏。
そしてわざわざ荒川静香センセイに「イナバウアー」ならぬ「宇治バウアー」を。
武田奈也センセイにはスピンを。織田信成センセイにはスパイラルなどを。
御指南頂き、大ちゃんと西宮スケートリンクでご対面まで果たし、遂に先週、生中継で「月光」のプロを滑ったのでした。

正直、ここまでやるとは…わたくし、NHK杯でも泣かなかったのに、なんと宇治原版「月光」で泣いてしまいました(えーーーーっ
そこが泣くツボですか、おい(笑)。
でもね。出来ているんですよっ。ワザが!表現が!プログラムが!
よく77日でここまで持ってきた…。
フィギュアって難しいんです。見た目以上に。
友達のKさんが「ファン→スケート練習生」になられて、一度、発表会のVを見せてもらったことがあるんですが、プログラムの振付を覚えてこなして、「コケない」というのは、実に至難のワザやと。
私はワザの種類は良くわからないのですが、とりあえず宇治原オンアイスで確認できたのは、

・スパイラル=片足を後方に上げた姿勢が美しい。しかも長い時間維持。
・アクセルジャンプ?=半回転ジャンプ。一応ジャンプして片足で着氷している。すごい。
・シングルサルコウ?=これは、じゅんじゅんの解説がなかったらわかんなかったけど、とりあえず形になっている
・バッククロス=よく選手が後ろ向きに滑っているアレ。なんとか。
・宇治バウアー=イナバウアーほどではないけれど、「バウアー」している!
・スピン=最後に両足で(スタンドスピン?)回ってフィニッシュ。決まった!

シングルトウループの連続ジャンプを終盤にやっていたみたいですが、私はこれはハーフターンしてるのだとばかり思ってた…^^;
しかししかし、きちんと全体の流れがあり、緩急もある。「月光」の世界を表現しきっているのですよ。転倒もなくミスなし。完璧。泣けました

八木沼純子氏は、わざわざこのために新幹線に乗り、解説席でお仕事してくれてました(笑)。番組の造りも、ふだんのフジテレビのフィギュアのアレです。
ボレロの「タン、タタタタン、タン、タタタタン…」というあの有名なメロディーで、宇治原選手のシリアス表情をアップにしてオープニング。
リンクサイドには、1番滑走にして最終滑走の宇治原選手と、コーチの宮本氏。
一瞬、リンクが暗くなり、アイスショーの時のような派手なライティング。
名前がコールされて、コーチが選手を送り出すのも、いつものフィギュアのまんま。
そして豪勢なキス&クライ(演技を終えた選手がコーチと点数を見るところ)まで用意されていましたが、時間が押せ押せになったのか、そこに座ることなく立ったままインタビューで終了(もっと、キスクラえんえんやって欲しかったよ)。
関西テレビ!フィギュアをわかってるね(笑)。
フィギュアスケートファンでないと、熟知してないとあの番組作りは出来ないです。パロディにしながらも、ツボは押さえてるのよね。

宮本コーチはちょっぴり涙していたみたいですね
いや~。あのプルシェンコに振付てても、多分泣かなかったのでは(笑)。
それだけ、指導しがいのある生徒だったということね。
このまま宇治原君にはスケート続けてもらって、次はぜひ高橋大輔センセイに曲選びから参加してもらい、共演して欲しいですね(「月光」共演?))
京都大学受験の際にも実行してたそうですが、「先生に指導してもらっている時は集中して聞きまくり、自主練習の時には課題(宿題)を必ずクリアする」を繰り返すことが、上達のコツだそうです。
それがいつも出来れば、誰でも何でもクリア出来そうだけど…なかなか出来ないのよね。でもホントに感動したな
コメント
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