上砂理佳のうぐいす日記

10月5日~16日まで大阪狭山市の「ギャラリー美游館」さんで銅版画オンリーの個展があります。お近くの方はぜひ★

本田君に涙

2005-03-23 | 04-05 コンペとショー
どうもおかしい?と思っていたら、私の住む地域のF系列テレビは、日曜の昼に男子のハイライト番組をまるっきり放映しなかったのね…。
そうよ。02年のT○S系列でも、深夜の男子優勝インタビューやら他種目ハイライトはカットされてたのよね。あの時M放送に電話したけど「検討しておきます」で終わったわさ。友人とも怒りまくってたけど、やはり民放はもうダメ。視聴者無視だもん。

開幕の男子予選、本田君の氷に横たわった姿が忘れられない。顔の表情が実に痛そうだったから、どれ程のものだったのか。あのモロゾフお見立ての衣装が悲しい。このPG好きだったのに。
スケートカナダで見た時、久々で嬉しかったけど、顔がむくんで?いたのでかなり驚きました。ジャンプも悪かったし。N杯でもずっと不調のまま。
全日本は見れなかったけど、記事を読む限りではかなり復調してるようなので、期待してました。
直前のインタビューでは、新しい靴に変えて好調みたいだったのに…。演技冒頭で怪我をしてしまった事は残念でならないよ。最後までやり遂げるべきだったのかもしれないけど、動けないのなら無理ですわ。ホテルに帰ってからの本人の気持ちを思うと泣けてきます。
本田君は、日本人(男子)特有の「ウェット感」が無くて、実に明るい滑りな所がデビューした時から大好きでした。感情がモロに出るところもいい。
それまでの日本男子はどうしても、下を向いて自分ひとりの世界で滑ってる人が多くて、観客に訴えかけるものが欠けがちだった。でも本田君は違った!
スケートのセンスと自然な演技表現もうまく合致してて、このまま行くとチャンピオンになれる!と確信してました。
ヤグ&プルと同じ時代に滑ってるのは、ある意味不運かもしれない。もしこの二人が居なかったら…とも考えてしまう。でも上の二人が居たから向上したとも言えるし。
「アランフェス」以降、振付師を変えたりイロイロ試行錯誤してもがいてるなあ、と思ってましたが、全体的には良い方向に向いてると。
モロゾフの「リバーダンス」は、ステップだけが「モロゾフ印(!)」で、あとは普通の「本田滑り」なのでちょっと…と不満だったなあ(笑)。
でもカートの振付は良く合ってると思いました。やっぱりダグ・リーのとこが長いせいか、完璧に北米滑り?ですよね。軽い足さばきといい。「鼓童」見ててそう思いました。
ダグといえば、ストイコですが、私の世代はブライアン・オーサー。ダグとオーサーはいつでもどこでもワンセットだった(笑)。
あの頃ダグはとても若くて勢いがあったけど、正直言って今はどうなんだろう?ジャンプやその他テクニック面の指導よりも、選手を精神的に包み込むような温かさが、ダグの一番の特長に思えます。いや推測だけど。
そのダグ・リーからHAPPYに卒業していって欲しい。トリノまでだと本人も言ってるし。それまで、体がなんとか持ちこたえて欲しいと願っています。たとえどんな順位になってもいいから。
本田君以降、日本男子は明るくハツラツ系が増えて(?)技術的にも国際舞台で見劣りしなくなったと思う。その功績は大きいわ。
今日は本田武史24歳のお誕生日なんで、こう語ってみました。
HAPPY BIRTHDAY!
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世選・シアワセとボヤき

2005-03-23 | 04-05 コンペとショー
今日から(あらもう昨日だ)大阪のギャラリーびー玉という所の企画展「桜さくら展」という催しがスタートしてます。春らんまんの展覧会です。私もメンバーのどこかにいますので、お近くの方はどうぞお立ち寄りください 4月2日までです。
これの準備と世界選手権、親戚の見舞い、お彼岸の法要、おまけに春の風物詩「いかなごの釘煮」作りで私はもう死にそうだった…。
来年のトリノ五輪とワールドの頃は絶対スケジュールはカラでなくてはいけない…そんな話を友人と電話で4時間も喋ってしまった。電話代は私持ちですがな。請求が怖い…。

ジョニーのEX「ユノーナとアヴォーシ」も動画で見る事が出来ました。皆様はいかがでしょうか。PCが小さい上に私は弱視少々入ってるので、見るのがツライ。でもシアワセ。
ワザはいつもと余り変わらないんだけど(美しいステップも入っていたが?)とてもとても素敵でした。
試合の時より調子が良さそうに見えたのは、ジャンプの負担が減るのと緊張が解けたせいでしょうか(しかし衣装変えなかったんだねー)。
ロシアのお客さんも「おおお~」と湧いていて(狙い通り)ずっと拍手の中で滑っていました。花束も飛んでいたね。良かったー。
斬新な振付、というのではないけど感情がこもっていて強弱のメリハリが効いていて。これ、やはり試合バージョンで見たいですね。全編通したらどうなるのかな?物語があるのだから、タラソワさんが振付けたらまた凄くドラマチックになりそう。
ルッツでちとオーバーターンしてましたが、いつもの精密なスピンは試合の時よりずっと素晴しい。足があの状態だと普通EXは辞退するもんですが、最後まで意地で出た所に彼の底力を見る思い。でも私は、EX滑ると思っていたなあ。

本番前に余り調子が良いと逆にコワイ…と指摘なさった方は本当にスルドイ。私は甘かったワケですね。それにしても怪我の具合が気になるな~。
プルちゃんといい、ガイジンさんはやはり根性が違うというか、たくましく思えるわ。
日本人は繊細で優しい分だけ、どこかひ弱に感じてしまう。それはスポーツだけでなく何につけてもだけど。皆がそこそこ豊かな生活をしてて、モチベーションに欠けるのかもしれない?

ジュベールのフリーは動画で見てるとなんだか「ウソかマコトか悪い夢」って感じでした。これに解説がつくとどうなるのか(解説、杉田さん?)。
ほとんどシーズン終盤で追い込みをかけたランビが優勝して、開幕の10月から皆勤で走ってきたジュベが最後にこの結末って…私は演技スタイルはランビのほうが好きだけど、応援はジュベ寄りなんで(笑)、泣くに泣けません~。
ジョニーが最終的には上手く着地できたのでそれはイイとしても、ジュベールのこの世選は何だったのか…まだ受け入れる事が出来ないのよ…呆然。
でも、五輪の前年にヒドイ目に合うと大概、翌年はいいんですよね(といって慰める)。神様はそういうふうにドラマを作ってるのかなー。
逆の、前年度チャンピオンは五輪で優勝出来ない、という例のあのジンクスはさあ、ランビにはどうなるか?

ということでポツポツ「世選・シアワセとボヤき」は続きます・・・
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