空の爽やか散歩道

古今東西
昔今日記

ジェスチャー

2014-01-25 05:32:55 | 日記
ヨーロッパ長期出長時代。

その時おいらはオランダにいた。

オランダで大型機械の修理をしていた。客先の
要望で客先が持っている8台の大型機全てのメンテナンス。

問題だったのはその8台の中のたった1台。
でも何があるか分からないので1台ついでに全部
点検及びメンテナンス&部品取替え。

掛かった日数8週間。ドイツ先代駐在員、おいら
日本からの出張者が計3名。

入れ替わり立ち代りの作業やった。

まず最初に先代&おいら。先代が他国に出張中は
おいら&日本からのHelp1名。おいらが他国へ出張中は
先代&日本からのHelp1名。

そして、12月中旬。そもそも工場はクリスマス休暇に
なるとストップするのでその日が年内最後の作業。

当時は先代とおいらが機械調整をしていたが先代が
急遽フランスへ出張に行くこととなり、車でドイツへ
戻り、次の日の朝フランスへと飛び立った。

オランダにはおいらが一人で残って作業。

最終日。

車があるわけでもなくドイツ事務所へ戻るのか
はたまたオランダから日本へ帰るか実は当日まで不明。

オランダから日本へ帰るとしてもその場所はかなりの
田舎町。飛行場はアムステルダムへ行くしか方法がなく
車で約3時間。

デュッセルドルフからその田舎町までは約車で2時間。

その1時間の誤差だけの為にどのようにするか
ドイツ事務所が迷っていたらしい・・・。

そんなもんわかるやろ!ドイツへ行った方が確実に
近いんじゃ!

そして、午後3時過ぎおいらが持たされていた携帯が
鳴った。あいてはドイツ事務所のスタッフ。

今からタクシーを客先に向かわせるので工場で
待っていてくれとの事。客先にはちゃんと知らせてある。

了解。

そして電話にてこの事態の内容が分かった客先の工場長。
おいらを事務所に呼んで一服タイム。
その時にタクシーの運ちゃんの為に紙にドイツ語で
工場の入り口案内を書いていた。

ドイツ語とオランダ語。確かに何パーセントか似てる所が
あるとドイツ人もオランダ人も言っていた。


夕方5時過ぎ。タクシーがドイツから到着。
タクシーの運ちゃんはドイツ語オンリーと言われていた。
大丈夫大丈夫!当時のおいらも英語できへん。

そのおっちゃん日本人慣れしていて、かなり気の良い
優しい人やった。

言葉を交えたジェスチャーで車の中は冷たい空気すら
感じられへんかった。

そして無事、ドイツのホテルへ到着。

心地の良い2時間やった。今でも感謝しております。ダンケ!

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