空の爽やか散歩道

古今東西
昔今日記

英語訛り

2012-04-13 22:40:09 | 日記
とある、土曜日。その日は、曇り空だったが、雨も
降りそうになかったので、息子と散歩がてら、公園に行って
遊ぼうとしていた。

目的は、フリスビー!それも普通のやつじゃなくて、柔らか
素材の折りたためる代物。

ハッキリいって、空中を舞うかは分からなかった。
前日の金曜日の夜、24時間営業の店で買ったフリスビー。
真ん中に大きな穴が開いたやつ。

色は、虹色。なぜ虹色??それはねー…
ナーサリーで息子の使う、上着掛けがあった。
その上着掛けに付いている彼のネームプレートの色が虹色。
それが故、選んだのは虹色。いたって単純な男だ。

そのフリスビーを店で見つけた彼は、もう、いてもたっても
いられない。まー嬉しいのは良く分かるが。

とにかく遊びたくて遊びたくて、浮かれていた。
彼を落ち着かせ、寝かしつけるまでの時間が長かった事…。

ついに、念願のニューフリスビーを使う時がきた!
結果は、とばね~~。
普通のフリスビーの様には上手く飛ばない。
なんでやー、なんでなんやー!と二人で叫ぶ。周囲は
もちろん、ウェールズ人だけ。

日本語分からんから、思いっきり叫ぶ。と、そこに
一人のおばあちゃんが、バギーに孫を乗せ、散歩がてらに
おいら達二人が遊んでいる公園に来た。

そして、おばあちゃんは、おいらの息子の名前を呼び挨拶をした。
どうやら、息子の同級生のおばあちゃんだったらしい。
正直、知らんかった。息子も息子でおばあちゃんが誰だか分からん
かったらしく、
「何で、僕のところを知ってるの?」とおばあちゃんに聞いていた。

驚いたのは、息子の英語が、ここまで立派になったんだ!という事。
ナーサリーに入園した時の彼の英語力と比べると物凄い上達だった。
なんせ、家では英語喋らんのよ。日本語忘れちゃ困るからね。

フリスビー遊びも飽きて、家に帰ることにした。
ご満悦の息子は、のどが渇くも、水は無し。しゃーない
近くの、店に駆け込んだ。インド人経営の店屋、色んな不思議な
物があって面白い。おいらの中で人気店。めっちゃ好きや!こんな店。

そこで、おいらはコーヒーを息子にはオレンジジュースを購入。
不思議な物があるわりに、普通の物を買ってもうた。

さー!家に帰ろう!途中の路地でおっさんが、煙草をふかしていた。
おっさんと、息子の目が合い、おっさんは
「上手いかい?」と息子に聞いてきた。
さっきの、おばあちゃんの会話から、もう大丈夫だな、普通に
返答出来るなと、思っていたおいら。

そんな息子の回答は……。
「ウッマ~~ウィ!」
完全に英語訛りの日本語を完璧に使いこなしていた。
おっさんはキョトン。
おいら大爆笑!

どうやら息子には笑いの神様がいるらしい。