~竹のわだい 孟宗竹~
● 私たちの地域には真竹(マダケ)、孟宗竹(モウソウチク)、ハッチク、ダンチクなどの竹林があります。
今回は孟宗竹の話題をまとめてみました。
孟宗竹は親孝行な息子が冬に母が筍を食べたいとの願いに寒中に掘りにいった孟宗の名前から由来しているとのことです。
孟宗竹は真竹より幹が太く、肉質も厚く竹細工には向かないようですが、専門の方は真竹のように笊や、箕などを作っておられますが、現在では主に筍をとるのが目的です。
以前は、孟宗竹を笹の代わりに暗渠の材料として使われていました。
竹を一定の大きさに割る金具があり、それを切り口から叩き込むとほぼ均等に8本に別れていきます。
この割れた竹を一定の大きさに束せて使います。
今日のようにビニールパイプがない時代には、竹の穴に鉄棒を入れ、反動をつけると次々と節が抜けていき、この筒を暗渠や池などの水を流すパイプ代わりに使っていましたが、案外長持ちしていました。
竹は伐採する時期が大切で、9月から年内に切ったものは長持ちしますが、春先に切ると虫がついたりして一年も経たないうちに痛んでしまいます。
孟宗竹の筍生産をしている専門農家の友人は、毎年竹藪に新たな土を入れると柔らかな筍が出てくるのだと語っていました。
4月下旬から5月上旬の暖かい雨が降った翌日には沢山の筍が地面から頭を出し、トンガと言われる丈夫な鍬で株もとから掘り上げます。
筍の成長はとても早く、数日で伸びていき、適期に掘らないと固くなり竹になってしまいます。
孟宗竹からとれる筍の灰汁取りには灰を使用しますが、知り合いの方の竹林の筍には全く灰汁がありませんが、これは品種なのか、土質によるのかがわかりません。
● 私たちの地域には真竹(マダケ)、孟宗竹(モウソウチク)、ハッチク、ダンチクなどの竹林があります。
今回は孟宗竹の話題をまとめてみました。
孟宗竹は親孝行な息子が冬に母が筍を食べたいとの願いに寒中に掘りにいった孟宗の名前から由来しているとのことです。
孟宗竹は真竹より幹が太く、肉質も厚く竹細工には向かないようですが、専門の方は真竹のように笊や、箕などを作っておられますが、現在では主に筍をとるのが目的です。
以前は、孟宗竹を笹の代わりに暗渠の材料として使われていました。
竹を一定の大きさに割る金具があり、それを切り口から叩き込むとほぼ均等に8本に別れていきます。
この割れた竹を一定の大きさに束せて使います。
今日のようにビニールパイプがない時代には、竹の穴に鉄棒を入れ、反動をつけると次々と節が抜けていき、この筒を暗渠や池などの水を流すパイプ代わりに使っていましたが、案外長持ちしていました。
竹は伐採する時期が大切で、9月から年内に切ったものは長持ちしますが、春先に切ると虫がついたりして一年も経たないうちに痛んでしまいます。
孟宗竹の筍生産をしている専門農家の友人は、毎年竹藪に新たな土を入れると柔らかな筍が出てくるのだと語っていました。
4月下旬から5月上旬の暖かい雨が降った翌日には沢山の筍が地面から頭を出し、トンガと言われる丈夫な鍬で株もとから掘り上げます。
筍の成長はとても早く、数日で伸びていき、適期に掘らないと固くなり竹になってしまいます。
孟宗竹からとれる筍の灰汁取りには灰を使用しますが、知り合いの方の竹林の筍には全く灰汁がありませんが、これは品種なのか、土質によるのかがわかりません。