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子猫殺しの是非

2006-08-24 14:10:07 | Weblog
直木賞作家でタヒチ在住の坂東眞砂子さんが、日本経済新聞18日付夕刊15面の「プロムナード」に寄稿した「子猫殺し」というエッセイが物議を醸しているようだ。

なんでも坂東さんは、自分が飼っている猫が産んだ子猫を、野良猫対策として殺しているらしい。子猫を殺すぐらいなら、最初から親猫に避妊手術をしておけばいいのに・・・と、考える人は多いと思うが、彼女は、それでは愛猫の性の充実を邪魔すると考えと言う。彼女にとっては、避妊手術も生まれてすぐの子猫を殺すことも同じことらしいが、そうは思えない人も多いだろう。わたしも、思えない一人だ。

彼女の「人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない」という主張は、とてもよく理解できる。けれど、彼女自身も言っているように「生まれた子を殺す権利もない」わけだ。なら、彼女が選択すべき道は、生き物を飼わないことか、あるいは生まれてくる子どもたちの引き取り手を見つけることであって、生まれた子猫を自宅隣の崖下に放り投げることではないと思う。

ご自身では「殺しの痛み、悲しみも引き受けて」の行為であると仰っているが・・・それが、わたしには、とても傲慢な言い様に感じられて、正直、嫌な気がした。坂東さんとしては、何かに一石投じたい思いがお在りになったのかもしれないが、彼女が言う『生』とか『死』ということが、どうも心に響いてこない。

『命』というところから、今の社会の「ペット問題」を論じる切っ掛けとして、子猫殺しを選んだのだとしたら、目的には賛同できても、方法には賛成できないし・・・さっきも言ったように、どうも後付の弁解、もしくは詭弁に思える。

いっそ、もっと単純に「飼い育てている我が猫は超~可愛いから、避妊なんか可哀想で出来ない。けど、猫が増えすぎても面倒で世話できないし、引き取り手を探すのも大変だし、そのまま放っておいたら苦情がきそうだし・・・どうせ、生まれたての子猫には愛着もないんだから、チクッと良心は痛むけど、投げ殺しちゃいました」って言ってしまえばどうなんだろうとすら思う。

なんだかなぁ・・・とっても、居心地の悪いニュースだなぁ~と思っている。
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