今日のロッテ Rotte i dag

7月2日に迎えたサビ猫「ロッテ」の観察日記。

ロッテ避妊手術を受ける④

2014-01-24 12:08:53 | ロッテについて
パソコン猫。

 術後着が脱げないようクリップをつけ、一件落着かと思われたロッテ問題。
しかしそうすんなりといくわけがありませんでした。

 昨夜、術後着を着ているのを見届けてから寝た私たち。
朝になって、いつものようにロッテが起こしに来たのでおはよう…とねぼけまなこでロッテを見ると、
術後着、脱いでる……!

 ええええええクリップしといたのになんで!? とプチパニックになりましたが、
術後着はロッテベッドの中にありました。
どうしたのかはわかりませんが、脱いだようです。

 その後あわててお腹の傷を調べると、なんと3か所糸で止めてある手術跡のうち、
1か所の糸がない……。

ロッテ、おまえはサラ・コナーか!(C)ターミネーター



 ロッテはなんにでもかみつくので、糸も噛み切ってしまったのだと思われます…。野蛮猫…。
Hが病院に連れて行くと、1日早いが抜糸してくれたとのこと。
特に問題もなかったようです。


 実は我々、ロッテの元気がなかった術後3日ほどは、くよくよ悩んでいました。
完全室内飼いで、妊娠の機会がないロッテに痛い思いをさせて避妊をする必要があったのだろうか。
こんなに元気なく(とはいえエサもがつがつ食べるし水もごくごく飲んではいるが…)
しゅんとしたロッテなんてロッテらしくない。
もしこのままロッテがおとなしい猫になったらどうしよう、等々。

 が、術後4日目からロッテはすっかり元気を取り戻し、
アパートの中を駆け回り、人間にかみつきまくっています。
猫は、人間が考えるより丈夫なのかもしれません。
発情しているのに相手がいないのはきっとストレスなはずだし、
ロッテにとっても良かったのだ、と思うことにしました。

ロッテ避妊手術を受ける③

2014-01-22 11:27:59 | ロッテについて
これまでのお話はこちらをどうぞ。

ロッテ避妊手術を受ける①
ロッテ避妊手術を受ける②




ロッテの術後着(元Hのセーター)。

 エリザベスカラーが大嫌いで、2度も自力で外してしまったロッテ。
苦肉の策として、Hのセーターの袖を加工して術後着にし着せてみました。
するとおとなしくなったので、これで安心だとすっかり信じ込み、
すやすやと寝ていた深夜3時半……。

 ゴカゴカゴカガリガリガリッ
とものすごい音がしたので目が覚めました。
Hが飛び起きてロッテを探すと、いつものロッテベッド
(※元毛糸置き場。毛糸をいじられないよう、かごに入れて本棚のいちばん上に
非難させておいたが、4か月を過ぎるころから簡単にジャンプしてのぼれるようになり、
以来ロッテはベッドとして愛用している)
に上ろうとして、傷口が痛かったせいか落ちてしまった様子……。

 しかし術後着を着ていると、動きがかなり制限されるのでジャンプなどできないはずです。
事実、窓際で外を見たいときには「にゃー」と鳴いて、
私たちが抱っこして上げるのを待っていたほどなのです。

 するとHが、「わっ! ロッテ服脱いでる!」と叫びました。
どうしたのかは不明ですが、ロッテが自力で服を脱いでいたのです。
これはまずいと、夜中にふたりでもう一度術後着を着せ、
ロッテを我々のベッドに連れてきましたが、ロッテ、またまた超おかんむり。
いつもはベッドに連れてくると速攻もみもみ→寝るというパターンなのに、
どんなに「ろってー」「ろってちゃーん」と呼びかけてもまるで無視です。
しまいにはベッドを降りて、寝室のドアのところへ行ってしまいました。

 翌日も、自力で術後着を脱ぐこと3度。
しょうがないので、IKEAで買ったクリップで術後着を止め、
脱げないように加工しました(写真)。
今のところこれでうまくいっているのですが、また何かやらかしてくれそうな気もします。

 本当に強情な猫なのです…。

(続く)

ロッテ避妊手術を受ける②

2014-01-21 10:57:17 | 今日のロッテ

カラーをつけたままごくごく水飲み。


※避妊手術その①はこちら

 動物病院から帰ってきたロッテ。
 よほどお腹が空いていたのか、ウェットフードをがつがつ食べた後、さらにエサをねだり、
ドライフードも食べました。水も飲んでいます。
いつもとあまり変わらないな、とほっとしたところで、やっぱり手術跡をべろべろなめ始めました。


 アウト―!
 というわけでカラーをつけたのですが、ここからがすごかった……。
「1~2分であきらめる(BY動物病院の先生)」普通の猫とは違い、ロッテはあきらめなかったのです。
だってロッテのいちばん好きな遊びは、人間の手足やぬいぐるみを噛むこと(噛み癖のある困った猫)。
カラーがついていては、満足に噛むことができません。

 床に転がりカラーをすりつけ外そうとし、
それがだめだと分かると両手を使ってカラーを外そうとし、
それも無駄だと判明すると、机や椅子の足にカラーをガンガンぶつけて外そうとします。
そしてなんと、2度も自力でカラーを外してしまったのです……。
ロッテは2.9キロと小柄な猫なので、Sサイズのカラーを買ったのですが、
いちばんきつくしても外してしまい、カラーは役立たずです。

 苦肉の策として、即席「術後着」を作ることにしました。
術後着があることすら知らなかったけれど、ネットって素晴らしい。
ちょっと検索してみれば何でも調べられます。
ちなみに私がマネしたのはこちらの簡易術後着。

 Hが愛用していた、ひじが抜けたウールのセーターの袖を切って、
手足が入る穴を作り、ロッテに着せました。
着せるときは非常に嫌がり、抵抗し、「にゃー! ふうー!」とまで言われましたが、
そんなことにはかまっていられません。
傷跡をなめると、ばい菌が入ってしまうかもしれません。
なんとか着せると、エリザベスカラーよりはいやそうではないロッテ。
ようやく一件落着かと思ったのですが、ロッテはやはり一筋縄ではいかない猫だったのでした。

(続く)

ロッテ避妊手術を受ける①

2014-01-20 11:12:34 | 今日のロッテ

エリザベスカラーに超おかんむりなロッテ。


 ついにロッテが避妊手術を受けました。
 ロッテもすでに(推定)8か月。1月に入ってからは、発情らしき行動も見られ、
ストレスがたまっているようでした。

 手術の前日は、深夜0時からエサ禁止。当日は、朝から水も禁止です。
11時過ぎにロッテをかかりつけの動物病院に連れて行き、
手術について説明を受けた後、同意書にサイン。
ここは日帰り手術で、4時半以降に迎えに来てください、とのことでした。
ロッテは勝気なだけあって、(お尻に体温計を突っ込まれない限りは)病院ではおとなしいのです。
この時もおとなしくしていました。

 さて4時半。バイトだったHと待ち合わせをして、動物病院に迎えに行きました。
まずは先生から血液検査や手術の様子を聞きます(特に問題なしだが若干赤血球=血の気が多い…)。
「子宮と卵巣を見ますか?」と訊かれ、Hは「ノーノー見たくない」と言ったのですが、
私は見てみたかったので、見せてもらいました。
猫の子宮は2つあるって、知らなかった……。
こんなに小さいことも、知らなかった……。
もっとグロテスクなものかと思っていたら、「焼き鳥屋ででてきそう」(By H)なくらいきれいでした。

 その後、ロッテと対面です。
 ロッテはすでに麻酔から覚めており、ロッテーと呼ぶと「にゃー」と返事をしました。
よかったー無事に済んだ(泣)、と感激です。

 「術後、特に傷口をなめる様子もなかったので、エリザベスカラーはつけていませんが、どうしますか?」と先生。
もちろんなめるに決まっています。
ロッテはお風呂が大好きですし、うちにもらわれてきたとき、
(おそらく)カラスにやられた傷を、しつこくしつこくなめまわしていましたから。
というわけでエリザベスカラーを買って帰ることにしました。
「猫はカラーをいやがります。でもたいてい、1-2分暴れたら観念しますので」
と言われたので、「ふつうの猫で1-2分なら、ロッテは10-20分だな」と思ったら、
甘かったのでした……。

(続く)

ドアを開けた…

2014-01-14 18:07:42 | 今日のロッテ
 花嫁修業のつもりなのか(いやただ単に食い意地が張っているだけ)、
ロッテはお料理をしている人間を見るのが大好きです。
しかし包丁で食材を切っているところに手を伸ばしてくるので、危なくてかないません。
そこで普段、料理をするときは、ロッテ(とH)をPC部屋に閉じ込めています。

 これまではそれで何の問題もなかったのですが、
ロッテの食い意地岩をも通す……。
昨日料理しているときに、ガタン! ガタン! ととんでもない音がしたかと思うと、
ドアを開けてロッテが台所に出てきてしまいました……。

 うちのドアノブはレバーハンドルなので、ハンドルに飛びついて体重をかければ、
ドアが開いてしまうのです。ロッテは誰から教えられたのか、ドアの開け方を体得…。
これでもう、「閉じ込め作戦」は通用しなくなってしまいました……。

 しかも料理中だけでなく、トイレやお風呂に入っているときも
ガタン! ガタン! とドアノブに体当たりして入って来ようとします。
これ、結構恐怖です……頼むからロッテ、寒いときくらいはおとなしく寝てて…。