呂俶の「一言雑談」

大好きな小説『吸血鬼ハンターD』(菊地秀行氏・著)の自作イラストや、日々のよしなしごと録。写真・絵の転用はご遠慮下さい。

クリスマスプディング

2008-12-24 12:18:32 | 食・スイーツ
英国のおとぎ話や小説を読むと時々出てくるプディング。
身近で見掛けるプリンとは別物なのは知っていましたが、ケーキ屋さんでも実物を目にする機会など無く、TVの紀行番組でたまにお目にかかるくらいで、どういった味がするのか?食感は?等などの疑問は、ずっと想像の域を出ませんでした。

そんな風なので自身で菓子作りをするようになってからは、本屋さんで英国のクラシックレシピの本などを目にするとつい購入(^_^;)を繰り返してました。
特にクリスマスプディングは仕込みに時間が掛かることを知ってからは、作ることにもつい二の足を踏んでましたが、やはり一度はチャレンジしてみたかったこともあり今年のクリスマスは初めて地味な外見のお菓子と相成りました。

本来なら食べる三週間前には仕上げておくべきなのですが、一応亜熱帯性気候のお土地柄なので、我が家のクリスマスパーティーの三日前から作り始めることにしました。

日曜日にミンスミートの仕込をし、それをそのまま常温で一晩寝かせて、また翌日は卵以外の残りの材料をミンスミートに混ぜ合わせて、これもまた常温で一晩お休みなさいZzz…。
三日目に最後の卵を他の材料と良~く混ぜ合わせて、耐熱ボウルに詰めたら一時間ほどしっかり蒸し上げてようやく完成致しました(*^_^*)。

見た目は本当に地味なのですが、味はびっくりするくらい複雑で豊か♪。
昔の方には本当に贅沢品であっただろうなぁ~という深いお味で、たくさんの大地の恵みを頂いている実感のする味と食感です。
家人に好評だったことも一安心(笑)。

イギリスではブランデーバターやカスタードクリームを添えて頂くのが一般的なのだとか。
確かに、材料に砂糖はほとんど入らないので(個人的にはドライフルーツとマーマレードジャムの甘さでも十分美味しかったです♪)カスタードクリームを添えたらもっと美味しく頂けるだろうなぁ~〃〃とは思いました。

今時の洗練されたスイーツがお好きな方には好みが分かれる味だとは思いますが、時にはこういったクラシカルなお菓子も良いんじゃないかと(*^_^*)。

今夜は家人リクエストのカスタードクリームを添えてデザートと致しましょ♪。