魯人の戯れ

詩嚢と謔笑 その他もろもろ
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街に天狗がやってきた

2017-05-15 00:08:32 | 詩嚢
天狗が街に舞い降りてきた
その時君は何を思うのだろう
地上はコンクリート
ならば高いところへあがってみようか
ビルからビルへと飛び移ってみるけれど
何だか暑すぎて鳩になったみたいだ
見渡してみても森はどこにも無いし
林ならばあるけれど木が低すぎてお話にもならない

だったら風でも吹かして
僕の存在 気付かせようか
天狗のうちわを出して仰いでみるけど
風が吹いていることも気にもせずに
自分のうちわでパタパタ 気持ちよさそにしている
その風がそんなにいいなら
手に持っていたうちわをポイと地面に捨てて
ひとつだけ誰かの手から持ち去っていきました

そうして天狗は街に溶け込み
普通の人間として過ごしていったのでした

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