魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

世相を考える

2006年09月05日 | スタンス

世相や世代を語る場合、当然ながら、ある時代が特に他と大きく変わるわけではない。しょせん人間が作り出すもの、同じベースに立っている。「飯、クソ、寝る」が無くなれば死ぬわけだから、全員餓死すれば歴史は終わる。いかなる場合も基本活動が失われることはない。これは、個人の場合も同じだ。

では、時代を特徴づけるものは何かと言えば、センセーション=刺激的な事柄だ。記録ではなく記憶に残ることだ。
百の善行より一つの悪行が人の心に焼き付いてしまう。個人でも、幸運の時より苦痛を伴う不幸の方が強く感じられるもので、幸運な人ほど苦労談を語るものだ。

西洋占星術でセンセーションを表すのは、集中と爆発の星とされる天王星だ。天王星が影響した事柄には、予想外のハプニングが起こり、ビックリさせられる。
惑星の影響する事柄とは、他の惑星との関係もあるが、基本は、いわゆる「十二星座」で知られる黄道十二宮の表すものだ。(以下、星座と呼ぶ)

天王星が通過中の星座の影響は人の心を刺激して、一つの時代を染める。
世相を動かすのは本当に惑星かと言う問題はまたの機会として、今は、惑星と事相の相関だけ考える。世相に及ぼす土星、木星、火星などの影響が短期なのに比べ、天王星は目立った影響が十年近くもあるので、「時代の星」と言える。

天王星の公転周期は約84年。単純に12星座で割ると7年。神秘数とも一致して意味深だが、そんなことより、「世相の84年周期」は近現代史における「歴史は繰り返す」を想起させる実に面白い周期だ。
あと、還暦の60年も、惑星周期の公倍数を念頭に、一応参考にすべきだろう。


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