山羊座と話していると、何か、かみ合わなくなると言う人に、何がかみ合わないのか説明しているうち、一つの説明を思いついた。
山羊座は、他の星座とかなり違うところがある。
普通は自分の心情から動き始め、外界と調整しながら、行動が決まる。
ところが、山羊座の場合、行動から心情を決めていく。
この場合の山羊座の行動とは、自分の衝動の結果ではない。
社会一般の「あるべき姿」や「よくあるパターン」を認識し、そのような態度を取るか、逆に、それをひっくり返す形で行動する。
山羊座の関心は、自分の内面より、人間社会の「トータルな本質」とでも言った、人間の習性だ。
言動が個人の感情を離れているから、マスとしての支持を得やすい。それが、山羊座をセレブに押し上げる。
山羊座が、経営者や政治家に向いているのは、個人的感情を超えた核心で判断するからだ。一方で、対話によって理解をしようとすると、普通の心情を持たないために、互いの内面を摺り合わせることができない。(これが、かみ合わない理由)
では、山羊座は非人間的かと言えば、全く逆だ。むしろ、最もデリケートで深い感情を持っている。しかし、この深すぎる情緒が、むしろ、一般的な理解を受け付けない。だから、素直に自分を出せない。
結局、自分の奥底に秘めた情緒を無自覚に押し殺して、マスとしての人間で生きることで、自分は普通だと思っている。
他の星座と山羊座の関係を物に例えれば、ワインとボトルの関係だ。
普通、ワインと言えば、味や香りのことを考えるが、ワインはボトルに入ってこそ、ワインでいられるし、形も決まる。
極端に言えば、山羊座はワインをボトルでイメージする。
ワインについて、ボトルの形やラベルで語るのは、間違いではないのだが、他の星座が、何か、かみ合わない気がするのはこの点だ。
しかし、互いに何が違うのか気づかない。
山羊座の歴史状況
さて、現在、土星が天秤座にいるので、山羊座と天秤座の縁が深くなるが、一方で、山羊座には冥王星がいて、250年ぶりの変貌期に当たっている。
山羊座はユダヤ人、インド人、つまりイスラエルとインドだ。
インドは植民地からの逆転であり、イスラエルは18世紀のシオニズムの黎明期から考えれば、その反転の時とも言える。
現在の中東の動きが、イスラエルに影響を与えない訳がない。
ようやく、本当の意味で、近代が終わろうとしているようだ。
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