魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

月の神様

2021年09月24日 | 日記・エッセイ・コラム

中秋の名月の話を、沖縄のオバアと京都のオバアが話していた。
沖縄のオバアが、月は男の神様だからと言うと、京都のオバアが女の神様だと言い、かみ合わなくなった。
口を入れる立場でもないから、聞いていただけだったが、古事記でも月は月読尊で男神だから、沖縄のオバアの方が正しいだろうと思った。
月を女神と思うのはギリシャ神話のアルテミスや、派生のダイアナやルナのような西洋文化の影響だろう。

記紀は中華文明の影響が大きいから、本当に日本古来の価値観を伝えているのか怪しいが、中国では月を男とも女とも見立てる話があるのに対し、日本では太陽はアマテラスで女神、月はツクヨミで男神と決まっている。
その天孫の天皇が男系なのは何とも面白い話なのだが、それはともかく、古い日本を残している沖縄の人が見る月は、きっとイケメンに違いない。