魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

むっつり

2020年09月16日 | 占いばなし
アメリカでジジイ対決の最中、日本でも71歳のリーダーが生まれた。
と言っても、安倍前首相も同世代であることは変わりないから、現在の世界情勢では必然と言えるだろう。
菅義偉とはどういう人か、占い的にはかなり面白い。
自動車人間ではボディーの人だが、極めて極端なボディーで、エンジンのような行動をとる。つまり、徹底的な行動力と実利主義だ。
九星でいえば七赤で、二階幹事長も七赤だ。今年は七赤の年だから、ピークに達する年で、あまり良い年ではない。むしろ危ない。同じ七赤だが、二人の相性はあまり良くない。と言うより、同類なのに性格が異なるので、かえってかみ合わない。ところが安倍首相にとっては、双方が非常に役に立っていた。

また、今年の干支「庚子」は菅新首相にとっては、非常に危険な年でもある。表向きは良い年だが、場合によっては命を落とす年ともいえる。つまり、自分を失う年だ。
菅総理は成りたくて成ったのではなく、我を捨てて、やむなく成ったのだろう。
本当は、一白のシャーシである安倍首相を祭り上げておく方が、自分の思惑を通しやすかった。七赤の金は一白の水を生じ、ボディーはシャーシを活かせる。
元々、自分でも本音が分からない人であり、最も現実的だと思うことの実行の積み重ねで生きている。
性格的に親分子分の関係を嫌う傾向があるうえに、世代的に団塊真っただ中で、権威や既成概念に嫌悪感を持っている。団塊世代は、戦前の価値観に挫折した社会で育ったので、権威で押さえつけられることに慣れてない。

なお、生年月日が近い政治家に舛添要一がいるが、生い立ちが真逆で、ホット(理想主義)とクール(現実主義)も真逆だ。案外、話を聞くだけ聞いても損はない相性だ。
舛添はホットの子丑空亡で、小池都知事も子丑空亡だ。子丑空亡は現在、裏目に入っており、トランプも、孫正義も子丑空亡で、何れもこれまでと環境が変わり、様々なことに試行錯誤を迫られる、学習期間に入っている。
ホットとクールの観点で見れば、菅、二階、麻生、プーチンはクールで、安倍、トランプ、習近平、小池はホットだから、言葉の持つ意味が異なる。
ホットは言葉を意見、仮説として使うが、クールは説明や宣言として使い、現実の捕捉に過ぎない。クールは「むっつり助平」だ。ゴチャゴチャ言う前にヤル!

どう見てもリリーフ首相のように見えるが、これまで安倍首相の陰に隠れていた氷山の本体が現れたと言っていい。問題は、氷山の本体は浮かんだら溶けるということだ。
役者が倒れた時、脚本家や監督が代わりに演技をできるかと言えば、ほとんどドラマにならない。陰に回ってこそ能力が発揮できる才能がある。
とは言え、企画の本体だから、思いを愚直に実行するだろう。人気取りが苦手なだけ、徹底してやるはずだ。前政権で、お茶を濁していたようなことが実行される。そうなると、前政権の借金が一気に回ってくるだろう。いつも割を食う東北人らしく、気の毒だ。

面白いのは、射手座ならではの関心事で、電話料金やデジタル庁に力を入れていることだ。射手座は、コンピューターや通信の情報を表す。同時に、運輸や教育、スポーツも表すので、今後この方面にも手を付けるのだろう。