魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

パンドラ

2020年02月05日 | 日記・エッセイ・コラム
習政権は、肺炎拡散が手遅れと判断するや、一か八かでミスを認め、対策を声高に叫び始めた。
マスコミはこれを、異例だと驚いているが、少しも驚くことではない。中国流の常識的戦術だ。
負けた戦線からは、いち早く撤退し、勝ち目のある戦線に全力投入する。
小さな声で「失敗」と言い、大々的に「共産党はこの苦難に打ち勝つ!」と叫ぶ。
アメリカを敵に仕立て、日本を始めとする多くの友軍が駆けつけていると、国民を鼓舞し、失態から目をそらせる。どこまでも軍事思考だ。
勝てば官軍。とにかく、勝ちさえすれば良い。マッチポンプで、あたかも自分が救世主のような顔をしている。
毎度のことだ。何処までも自分が正義だ。

とは言え、世界は騒ぎ過ぎのような気がする。多くの死者が出ているが、死亡率は低い。武漢で突出して高いように見えるが、武漢からの帰国者を見ても、実は感染者数が10倍以上有ってもおかしくない。病院で認定された、発症者数だけ挙げているのだろう。
隠蔽なのか技術が無いのか、とにかくおかしな数値だ。

死亡率がこの程度なら、中国共産党が言うように世界は騒ぎ過ぎだ。悪意による中国を貶めるための策謀・・・かどうかは知らないが、
マスクを求めて狂奔することはない。
あたかもマスクでウイルスを防げるかのような錯覚が横行しているが、専門家が口をそろえて言うように、手洗いうがいこそが予防の王道で、手洗いをしなければ、マスクからさえ感染する。
マスクをするぐらいなら、携帯用のミニスプレーにアルコールを入れて持ち回る方が良さそうだ。今のところ、消毒用のアルコールが売り切れになったとは聞いていない。

フランスでは、マスクをした東洋人が電車から追い出されたそうだ。フランス人の直情的な様子が目に浮かぶが、マスクは病人がするのが常識だからだと報道されていた。

鼻水がひどいので、ウイルスを心配して病院に行った人が、PM2.5のアレルギーだと言われたそうだ。
中国の経済発展で、パンドラの箱を開けたように、本当に色々なものが飛び出してくる。
まさにパンデミックだ。
(※Pandora→Pandemic)