魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

暗黒時代

2019年06月13日 | 星の流れに

天王星は今、牡牛座の5゜を進んでいる。これは1935年、昭和10年に相当する。
歴史の再来は、全く同じではなく、同じ意味の再来となる。

昭和10年当時と言えば、天皇機関説が批判され、「萬世一系ノ天皇之ヲ統治ス」が強く主張された時だが、日本では今、令和改元もあって、天皇の存在が大きくなっている。
1935年は、欧州では、ナチスが再軍備宣言をしアウトバーンが開通し、ユダヤ人の公民権が停止された年でもある。
中国大陸では満州建国3年目で、国際世論に反発した日本が国際連盟を脱退し、2年後には日中戦争が起こり、国共合作が成る。この時、アメリカは中国政府への武器輸出を始める(解禁)。

1935年と言えば、欧州は第一次大戦からわずか17年後で、それはちょうど、今世紀の、911&イラク戦争後から今までと同じ歳月だ。
EUも、この17年で、膨張の境界線ウクライナでロシアとぶつかり、イラク戦争後の大量難民で動揺している。

天王星の回帰から見れば、世界は1935年当時と同じように、戦争が始まる時だが、星による戦争の暗示は、必ずしも軍事衝突とは限らない。→「大転換3
50年戦争となった冷戦も、米ソが直接衝突することはなかった。しかし、アメリカの仕掛けた経済戦争を、軍事国家の中国は、軍事戦争と捉える可能性がある。

天王星が、同じ位置にいた80余年前、中国と同じように軍事侵略を試みていたのは日本であり、「アジアの新興国」と西欧の対決の構図としては、まさに再来だ。
中国の今やっていることは、軍事力による覇権の拡張であり、経済拡張は軍国・中国共産党の手段でしかないことは、今や疑う余地がない。1世紀前の日本の失敗に学ぶどころか、日本を恐れて日夜、罵るほど、軍国日本の過去の栄光に憧れている。

当時の日本の規模とは比べものにならないほどの、アンゴルモアの大魔王が目覚めたことに、欧州は全くと言って良いほど気づいていない。
今、多少苦しくなっても、魔王のエネルギー源、経済の息の根を断っておかなければ、世界は大災難に襲われる。オバカ大統領時代の時間ロスで、大魔王がさらに成長した。 それが、トランプの思いであり、アメリカの一致した思いになっている。
日本人が慕ってやまない中華文明は、今や、盗賊集団に乗っ取られた「大江山」だ。いつの世でも、盗賊の巣窟というものは盗んだ財宝で賑わっている。
ナチスドイツが成功していた時代、今の常識とは違い、ナチスドイツを賞賛し憧れる多くの人々がいた。
目先の繁栄に引かれる「悪徳商人」は何処でもいる。
金(経済)だけを見て、中国と仲良くしなければと言っている越後屋財界人は、魔王の支配する世界で、己だけが権力と利権を握れば良いと考えているのだろうか。
中国共産党のしていることは、ハイテクによるゲシュタポ支配そのままで、ナチスの暗黒時代を彷彿とさせるものだ。