魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

心機一転

2018年10月09日 | 日記・エッセイ・コラム

東京中央卸売市場が、「築地から83年ぶりに豊洲に移転」と聞くたびに、「でき過ぎだな」と思う。天王星が牡牛座の時は、「食」の異変・革命が起こる。前の牡牛座でもそうだったわけで、何よりも同じ時に同じ事が起こったことが興味深い。
前回は、1935年、日本橋から魚河岸が築地に移転して来た。

まさか、「魚河岸と中央卸売市場とは違うじゃないか」という人はいないと思うが、「全く同じではないが同じ意味のことが起こる」とはこういうことだ。
84年後にナチスはいないが、それと同じような存在が現れる。
国際連盟が国際連合に変わったように、そろそろ、国連の寿命も来ているようだ。

84年の間に、苦節・曲折を経て築地は大きく発展した。国際機関の役割や姿も大きく変わり、技術革新や地球環境の変化の中で、従来の概念ややり方が形骸化し、改めてゼロからのスタートが必要になっている。
今や国際機関に異議を唱えること自体が無法のようにさえ聞こえるが、国際機関が何も出来ず、むしろ、中国のような侵略国家にうまく利用されていることに、世界のリベラリスト(?)は気づくべきだ。

リベラリストが夢に酔って何もしないから、トランプのような「ビックリ水」が注ぎ込まれた。時代は今、第二次大戦前夜と同じだ。国際連合が生まれるのは10年後の1945年だ。これから10年、一体どんなことが起こるのだろう。
ヒトラーの暴走は、1938年の英仏によるズデーデン地方のドイツ編入容認からだったと言われている。このトラウマから、欧州はロシアのクリミアに過剰反応しているが、「藪をつついて出てくる蛇」は、ロシア熊の陰に隠れるパンダ(大熊猫)だ。

昔、テレビで日中友好の一般討論番組があり、出演の一般人の一人が、「中国は歴史上一度も侵略したことがない」と言って、大ヒンシュクを買っていた。古代大中華のロマンから、中国のプロパガンダを信じたい人は少なくない。この不思議な中国愛は、いかにもカニ座らしい。カニ座は盲目の母性愛の世界を紡ぎ出す。
カナダに引っ越した中国人が、中国にひどい目に遭って逃れてきたというカナダ人と会い、この世に中国を恨む人がいることに衝撃を受けた、という記事があった。それぐらい洗脳してしまうのがカニ座だ。

また、欧米も中国に対しては特別な感情を持っている。欧米人が中国に持つイメージは、イタリアが今もローマ帝国の領土を持っていたら、われわれ東洋人はイタリアをどう見るか・・・想像すればわかるだろう。

国連の常任理事国に中共が入っている大きな矛盾も、なぜか当然のようになっている。紆余曲折の国連もあと十年で心機一転の時が来る。それがどのようなものなのか、どういう経緯を経るのか、この10年が正念場だ。何としても、前回のような悲惨なことには成ってほしくない。