魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

ふう~ッ

2018年02月18日 | 占いばなし

羽生結弦が二大会連覇金メダル。本当に良かった。最悪の状況の中での金だ。
フリーの技術点ではネーサン・チェンが上回っているなど、決して万全ではなかったが、ドイツの記者も「独特の雰囲気を持っている」と言っていた。もはや、アスリートの域を超えた、スーパースターだ。

星で見ると、宿命的にトラブルを抱えているが、本人も、「怪我が自分を強くした」と言っていたように、運の「強い」人は苦難の星を背負っている。苦難の星が無い人は、運の「良い」人だが、大業を成し遂げる人ではない。
火星・射手座の最悪状況は、双子座の小平にも影響した。確実視されていた1000mで
銀に終わった。ただ、羽生同様、最後の実力は死守した。日本好調の今大会とは言え、個人の金が、射手座と双子座だったことに、火星の皮肉を感じる。火星は凶星だが、パワーの星でもある。そして、天秤座の日本にとっては、射手座は吉角だ。

ところで、射手座のスーパースターと言えば、ブルース・リーだ。
射手座のスーパースターは、少なからずトラブルに巻き込まれたり、不可思議な死に方をする。ブルース・リーもそうだが、尾崎豊も不慮の死だった。
射手座は日頃、他人に気を使うが、本来は、嘘のつけないたちで、思ったことをストレートに口にして失敗をする。その経験から、お上手を言うようになるが、ふとした瞬間に、言わずもがなの言葉が口をついて出る。しかも、そんな時、本人は無自覚だ。
これが、有名人になると、何とかケチを付けてやろうという輩やメディアの標的になる。

人気の絶頂の時には、言えないでいた輩が、少しでも隙ができると、ちょっとした言葉の綾をとらえて「生意気だ」と足を引っ張り始める。ブルースリーも尾崎豊も、死んだ時、「何れこうなると思っていた」と言っていた人達がいた。人気の影で、正面から攻撃できなかった卑怯者だ。
今の海老蔵も、妻の不幸以前には、何かと叩かれることが多かったし、羽生結弦も、今回の「僕はオリンピックを知っている」発言を狙われたが、結果で弾き飛ばした。

この二連覇には、明らかにファンの支えも大きく貢献しているが、それだけのファンを惹きつけること自体がスーパースターであり、天才だ。
さらに言えば、何が人を惹きつけるのかだが、常に綱渡りをしているからだ。
俗世の計算を超えて、神を見据えたような捨て身のチャレンジの「危うさ」と、実は下半身は「馬」の野生。このアンバランスが、超人性への「憧れ」を呼ぶ。
しかし、一方で、射手座のこの「アンバランス」は、非現実の滑稽さでもある。射手座は、カニ座のように笑わす人ではなく、笑われる人だ。ただし、これは、真剣さの持つ愛嬌と言える。
何時もピンと張り詰めた真剣さ。弓弦とは、まさに、体を表す名。不思議なくらいだ。