魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

何の危機

2017年07月31日 | 日記・エッセイ・コラム

北朝鮮がICBMを打ち上げ、日本では、アメリカと同じように、ついに大変な事態になったと大騒ぎしている。ICBMはアメリカにとっては重大問題だが、日本は通常のミサイルで充分、壊滅的打撃を受ける。原発を狙われたら、日本は完全にアウトであり、その状況は前世紀に完了している。
にもかかわらず、そのことは一切無視して来ながら、何を今更、大騒ぎしているのだろう。
アメリカが危機にさらされたからと、北朝鮮を攻撃すれば、日本に対する北からの実際の攻撃が起こる。そういう意味では、大騒ぎしなければならないが、何よりも、原発が有ると無いとでは、騒ぐ意味が違ってくる。
もし原発が無ければ、北の核による被害は限定的であり、防ぐことも可能かも知れないから、騒ぐことにも意味がある。
しかし、日本中にこれだけ核施設を並べていたのでは、万事休すだ。
原発事業は、あらゆる危険要因に蓋をして、自爆テロの爆弾のように日本中に張り巡らしてきた。

ここまで危険が明らかになっても、まだ推進しようとしている。
津波も、来るまで「想定していなかった」。北のミサイル攻撃も、未だに想定していない。いや、口に出せないのかも知れない。
そんな国で、一体、何を騒いでいるのだ。