魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

浪速維新

2011年11月28日 | 日記・エッセイ・コラム

橋下圧勝は予定通りだったが、府知事の方は疑問だった。
「松井イチロー?」メジャー帰りのような名前だが、何とも見た目が迫力無い。

『あんなんで府知事になれるのか』と興味があったが、二倍近い得票での圧勝だ。既成政党、既成勢力が束になってかかっての大敗北だ。
選挙民は人ではなく「維新の会」という勢力を支持した。

もうハッキリした
国民は現在の国家の仕組みに「ノー」を突きつけたのだ。
これは大阪の地方選挙ではない。都構想という、明らかに国家の仕組みに異議を唱えた「ビジョン」を支持したのであり、
国家制度を食い物にする、政治家、官僚、それにたかる利権屋・・・
それら、国民を蝕み、害毒を流すばかりで、国難の前に、全く無能な「抵抗勢力」を成敗すべしと、国民の怒りが爆発した。

「地方選挙での敗北は政権党の敗北」とする既成政党の「憲政の常道」とやらは、この事態をどう反省するのか。

星は今、幕末だ。
各地で蜂起した反幕勢力が、様々な局面から力を出し始めている。
国政の場でも、「都構想」を越えて・・・
「首相公選」「議員・役人削減」「道州制」「憲法改正」などの、国家改編の、単一大命題を掲げた政党が、既成政党を「抵抗勢力」と断じて、全国で蜂起すれば、圧勝するだろう。

それと知って、早くも、維新の会に媚びを売り始めた政治屋もいる。

幕末が天王星の2周期前なら、1周期前は昭和初期
天王星牡羊座
橋下徹、維新の会代表は、自動車人間では天才「ガソリン」だ。
ガソリンの政治家と言えば、小泉純一郎、ヒトラー。
いずれも選挙の達人、演説の達人で、橋下氏は小泉純一郎に似ていると言われている。

ガソリンは良くも悪くも子供の星であり、一途だから、思い込んだら、後に引かない。「良識のある」大人には出来ないことをする。
そこが天才なのだが、ガソリンにはその感性が表情に出ている。

天才が靴下の組合せを間違えたり、同じシャツばかり着たりする話がある。反面、身だしなみに対するこだわりには、不自然な所がある。
ガソリン手塚治虫がベレー帽にこだわったこともそうだが、
小泉純一郎とヒトラーの「個性的」な髪型は、橋下徹の髪型にも共通性がある。

それだけではない、三者に共通する「目つきと表情」は、良く言えば純粋で、穿って見れば「虚ろ」だ。これは子供独特の目で、状況に目一杯順応しようと考えている。
自分の固まった考えを持たない柔軟性の反面、どう変わるか解らない危険性もある。

橋下氏は弁護士でもあり、健全な生い立ちでもあるから、ヒトラーのような危険性はないだろうが、行くところまで行かずにはおかないだろう。
それがどのようなものであるかは、小泉改革の「その時とその後」が参考になる。