魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

バカげたようでも

2009年04月15日 | 日記・エッセイ・コラム

貨幣経済の大変革が起こると、このブログの最初から言っているのだが、(タイが魚座でどうよ
中国では最近、大々的に物々交換が流行っているそうだ。

金融不況で、金が回らなくなり、あらゆる分野で、物々交換が盛んになっている。
オークション・サイトを通じて、本格的な「経済」が構築されつつあるようだ。

ネットが、次の時代を担うのは皆予感していたことだが、金融不況、ドル基軸体制の崩壊など、大きなインパクトが、貨幣経済終焉の引き金を引くのかも知れない。

対価を通貨でまかない、為替でやりくりする。と言う、複雑な状況は必ず崩れる。
問屋業というものが成り立たなくなったように、モノとモノとを直接交換できる「場」があれば、問屋も貨幣もいらない。
問屋という、「仲立ちで利益を上げる存在」はじゃまになる。

金融業は「お金」があるから成り立つ。価値を直接交換できるのならお金は要らないわけで、ややこしいお金のマジックは退散してもらうことになる。同時に、そのお金を保証する、国家までもが不要になる。
(偽物は複雑だ。天動説はあまりにも巧妙で複雑なため、1000年覆せなかった)

もちろん、そんなことが明日いきなり起こるわけではない。
物々交換も、ただ古代に帰る話ではない。
ネットのような情報と、物流システムの発展と共に進化していく、未知の世界だ。

ディープ・インパクト
大恐慌にはまだ微妙に早いとすれば、世界経済は立ち直る余裕はなくなる。(土星が天秤座に
250年の大転換が起こるのなら、「立ち直る」本体が無くなるのだから、立ち直るのではなく、「生まれ変わる」ことになる。

通貨や為替という、貨幣経済が死んでしまうかも知れない可能性が、だんだん見えてきたようだ。