魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

電動自転車

2009年04月11日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、電気自動車のことを書いたが、
苦境に追いつめられたGMがニューコンセプトのシティーカーとして、50キロ走れる二人乗り電気自動車の試作車を出して見せた。

いかにも苦し紛れの、やらずボッタクリ的な試作車?だったが、始めからこういうコンセプトで、車を作っていれば、世の中は変わっていただろうにと思う。

一方、日本では
子供を乗せる三人乗り自転車が出そろった。しかし、映像を見てあきれてしまった。こんな仰々しい自転車なら、始めから四輪自転車にした方がよほどシンプルで、安上がりになるだろう。

遙か昔、まだ、原宿が閑静なたたずまいの頃。並木道を四輪自転車で走っていた人が警官に止められ、相当な時間グダグダ言われて、結局押して帰った。
同じ頃、前輪にモーターを付けた自転車に乗っていた人も同じ運命に遭った。
近頃は、アシスト自転車の完全自動タイプが、取り締まり対象になっている。乗る方も悪くて、歩道を走ったりして死人まで出ているから、取り締まりもやむを得ないかも知れない。
それでも、日本は、何かにつけて規制がうるさすぎる。

自転車の三人乗りがアブナイと言うなら、シ(セ)ニアカー規格で子供を乗せるようにしたらいい。三人乗り自転車と言うものを見ると、どう見ても、5万やそこらでは買えそうもない。
どうせ高額になるなら、発想から変えたらどうか。

自転車の良さは、免許もナンバーもヘルメットも要らない手軽さだ。
歩道も一方通行も気にならない。

なにも、健康の為にバランスをとって、子供を乗せて「自転車」に乗りたいわけではない。
気軽さ手軽さを求めているということが、忘れられている。

あんな「異形の自転車」なら許可するというのは、要するに、あくまで禁止するということだ。取り締まりの言いわけに過ぎない。

だから、どうせ、「高額でどうだ」というなら、四輪電動アシスト自転車の方が良いじゃないか。年寄りや障害者も乗れる。
あんなバルタン星人みたいな保護を付ける必要もない。でも子供は喜ぶかもしれないが。

電動自転車
電気自動車」は自転車に位置づけられると言ったのだが、
シ(セ)ニアカーと、アシスト自転車、バイクを統合した乗り物が、未来都市には必要だ。
そういう点で、GMのシティーカーは近いのだが、「自動車」発想から抜けてないために、横2人乗りだった。

これをバイク発想にして、前後2人乗り(子供と3人乗り)とすれば、電気自動車の有効性が拡大する。
具体的には、デリバリーバイクの荷物席に、もう一人乗れるようにした形で、子供なら二人可能だ。

二輪サイズの四輪車