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【TIFF_2012】『インポッシブル』 (2012) / スペイン・アメリカ

2012-10-21 | 洋画(あ行)


原題: The Impossible
監督: J・A・バヨナ
出演: ユアン・マクレガー 、ナオミ・ワッツ 、トム・ホランド 、サミュエル・ジョスリン 、オークリー・ぺンダーガスト

映画『インポッシブル』公式サイトはこちら。 (2013年6月14日公開)

第25回東京国際映画祭『インポッシブル』ページはこちら。

作品サイト(英語)



<作品解説>
2004年のクリスマスの翌日、スマトラ沖でマグニチュード9.1の地震が発生し、巨大津波が近隣諸国に甚大な被害をもたらした。本作は、津波に飲みこまれたスペイン人一家が経験した、まさに「インポッシブル」な実話を映画化したものである。スペイン人夫婦をナオミ・ワッツとユアン・マクレガーに置き換え、実際の出来事が克明に再現されている。
(第25回TIFF公式サイトより)


ナオミ・ワッツとユアン・マクレガー、これはチケット売り切れ必至を見越して一番最初に買いました。
これは果たして日本公開はあるんでしょうか。スマトラ沖地震を扱ったものとは言え、津波のシーンはかなりリアルなものでしたので・・・。
スマトラ島沖地震 (2004年) wiki

クリスマスを控えて休暇を取りに来ていたリゾート地を襲った津波、平坦な土地だけに被害もひどかった。それを映画で再現しようというのですから、どれほどの技術や工夫があるのか?とも思ったのですが、観ていて水の中の様子などが非常にリアル過ぎてしまってやはり胸が痛い。
『TSUNAMI -ツナミ-』 『ヒア アフター』と過去にディザスターものの作品は観ていますのでたぶん大丈夫と思ってたんだけど、それでもやはり実際に映像で入ってくるものは衝撃ではある。それもそのはずで、本作は10分間の津波のシーン製作だけに1年かけたそうです。


実話ベースなので、本作の見どころは、津波の被害に遭ってからこの家族5人が何を経験したかということ。
当然ですが家族1人1人流された場所も違うし、再会できるのかという不安もある。お互いの生死がわからない状況下で、自分も死なないように必死に津波と闘わないといけない。
主要キャストの中では何と言ってもナオミ・ワッツが大熱演。よくここまで再現するなというところまで演じてくれていました。ユアンももちろん父親役として踏ん張っていましたけど、今回状況的にナオミの方がシリアスでしたので。
それと長男ルーカス役のトム・ホランドくん。彼もかなり出番が長くていろいろな表情を見せてくれました。第3の主役と言ってもいいでしょう。今後の活躍が楽しみな俳優くん。

津波の悲惨さを伝えることもですが、その後に続く家族の絆がメインテーマであるだけに、1人1人の心の動きを追うことによってしっかりと本作は心に残る作品になると思います。ファミリーものが好きな方ならまず心打たれることでしょう。日本公開は未定のようですが、人と人との絆を確かめるという意味では、震災を経た日本でも本作を上映する意義はあると思います(→2013年6月14日に日本公開が決まりました)。


★★★☆ 3.5/5点





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12 Comments

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おそくなりました; (シャーロット)
2013-01-16 19:57:32
こんにちは。
すっごく遅くなってしまったのですが…今頃すみません。
今年もどうぞよろしくお願いします
昨年はホントにホントに劇場へ行けなかったんですよ。こんな状況下で2回?roseさんとお会いできたのはインポッシブルw
ところで本作。
津波なシーンより後半部分に注目したいですよね。
なんというか子役たちへの目線が好きです。
また機会があったら見に行こうかな…いけるかなw
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シャーロットさん (rose_chocolat)
2013-01-19 17:09:50
昨年は本当に2分間くらいしか(笑)会話できなくて、大変残念でした。。
今年はゆっくりしたいものですね。
劇場に行けない状況って確かにあります。私など無理無理行ってるので、かえっていけないんじゃないかともよく思ったりします。

そうそう。本作は、津波がどーのこーの・・ではないんですよね。
津波その後、です。
たぶん日本人はこういうの好きだと思いますよ。
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胸が痛い (ノルウェーまだ~む)
2013-05-02 00:16:08
roseさん☆
本当に津波に呑まれるシーンは無長苦しくなりました。
かなり前にご覧になっていたのね?
それにしても津波のシーンに1年かけたって、納得です。
いったいどうやって撮影したのかな?と、あまりのリアルさにビックリしました。
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ノルウェーまだ~むさん (rose_chocolat)
2013-05-02 06:54:57
津波のシーンはあまりにもリアルなんで、今でも映像が記憶に残ってます。
ここのシーンの製作に1年かけたっていうのも、どこをどういう風にして作ったのか知りたくなるよね。
ああいうことに巻き込まれちゃうと、もうどうしていいかわからないし、運を天に任せるしかない。
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Unknown (mig)
2013-05-30 09:09:28
イーストウッドのあれよりもずっとリアルでしたよね。
次々無事に再会できちゃうので映画だなぁと思うケド事実らしいから凄いけどその部分で絆の感動、共感させるという意味ではいいけどそれでめでたしではない現状があるからこそ今じゃない時に観たらよかったのかも。映画として嫌と行ってるわけじゃないんですけどネ。
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migちゃん (rose_chocolat)
2013-05-31 07:09:13
>イーストウッドのあれよりも
あれもなかなかだったけど、こっちも凄かった。
どうやって撮影してるんだろうね。

>めでたしではない現状があるからこそ
完全にこれはエンタメとして片付けちゃってるんですよね。
それも1つの映画の在り方なんでしょうがないけど、素直に感動・・・というのとは違うんだよね。
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こんばんは (ituka)
2013-06-15 19:09:07
ナオミ・ワッツを初めて綺麗な女優さんと思いましたよ。
それまで苦手だったのに、なんでこういう血だらけの特殊メイクでそう思うのか
自分でも良く分かりません(爆)

津波シーン本物のようでメイキング映像が気になってます。
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itukaさん (rose_chocolat)
2013-06-17 06:11:58
ナオミは割と好きな女優さんなんですね。いつもとことんリアルに演じているから。
今回も痛々しかったですよね。
津波は一体どうやって作ったのか、これも凄いものでした。
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 (とらねこ)
2013-06-18 14:36:10
これ、日本公開は危ぶまれる、という中でのTIFFでの公開だったんですよね。
J.A.バヨナのホラー描写は好きなんですけどね。
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とらねこさん (rose_chocolat)
2013-06-19 08:00:20
今思うと、去年のTIFFは試写みたいなものというか、日本の反応を見たかったんでしょうかね。
去年、概ね好評ではあったようですけど。
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