
以前lapis様のブログカイエにて「世界の美男子展」という話題がUPされていました。
私は昨年Windflowers的「美女の肖像画」という記事で「美しい女性」の肖像画を選びましたが、
今回は「美しい男性」の肖像画を選んでみようと思います。
選考対象は前回同様「特定のモデルを描いたもの」にしました。
有名人の肖像というのは意外に「美男」は少なく、選ぶのに時間がかかってしまいました。
私はどちらかというと「きれいなお姉さん」や「かわいい女の子」の描かれた作品のほうが好きなので、
「美男」の姿にあまり目がいってなかったのかもしれません。
時代順に紹介いたします。
ラファエロ「若いピエトロ・ペンポの肖像」
今回のタイトル画像の作品です。
ラファエロは1504年前後フィレンツェを拠点に活動していましたが、
その頃若い男性の肖像画を何点か描いています。
いずれも風景を背景とした半身像です。
この作品のモデルは詩人で人文学者のピエトロ・ペンポといわれています。
デューラー「自画像」(1498)
画家28歳頃の自画像とされています。
背景の雪を頂いた山の様子は
イタリアへ赴いた際のアルプスの記憶をもとに描かれたものといわれています。
ジョルジョーネ「若い男の肖像」
モデルは詩人アントニオ・ブロッカルドといわれています。
この作品は1994年に開催された「ブタペスト美術館所蔵ルネサンスの絵画」に出品されており、
私はそのときに実際の作品を見ました。
ヴァン・ダイク「自画像」
ルーベンスの共同制作者でもあり、後に英国に渡って肖像画家として活躍した
ヴァン・ダイクの自画像です。
トマス・フィリップス「バイロン卿」
英国ロマン主義を代表する詩人バイロンの肖像画です。
この作品ではアルメニア士官の衣裳を身につけた姿で描かれています。
アンリ・レーマン「フランツ・リストの肖像」
貴公子然とした姿が印象的な若き日のリストの肖像です。
私は94年に開催された「19世紀ヨーロッパ・ハンガリー絵画展」で
ハンガリーの国民的画家ムンカーチ・ミハーイによる
晩年のリストの肖像画を見たことがありますが、
青年時代の肖像画は実物を見たことがありません。
他にも取り上げたい人物はあるのですが、
よい肖像画が見つかりませんでした。
いずれ「Rosairum Portlait Gallery」に「美女」の肖像画と並んで
「美男」の肖像画のコーナーも設置しようと思っております。
私は昨年Windflowers的「美女の肖像画」という記事で「美しい女性」の肖像画を選びましたが、
今回は「美しい男性」の肖像画を選んでみようと思います。
選考対象は前回同様「特定のモデルを描いたもの」にしました。
有名人の肖像というのは意外に「美男」は少なく、選ぶのに時間がかかってしまいました。
私はどちらかというと「きれいなお姉さん」や「かわいい女の子」の描かれた作品のほうが好きなので、
「美男」の姿にあまり目がいってなかったのかもしれません。
時代順に紹介いたします。
ラファエロ「若いピエトロ・ペンポの肖像」
今回のタイトル画像の作品です。
ラファエロは1504年前後フィレンツェを拠点に活動していましたが、
その頃若い男性の肖像画を何点か描いています。
いずれも風景を背景とした半身像です。
この作品のモデルは詩人で人文学者のピエトロ・ペンポといわれています。
デューラー「自画像」(1498)
画家28歳頃の自画像とされています。
背景の雪を頂いた山の様子は
イタリアへ赴いた際のアルプスの記憶をもとに描かれたものといわれています。
ジョルジョーネ「若い男の肖像」
モデルは詩人アントニオ・ブロッカルドといわれています。
この作品は1994年に開催された「ブタペスト美術館所蔵ルネサンスの絵画」に出品されており、
私はそのときに実際の作品を見ました。
ヴァン・ダイク「自画像」
ルーベンスの共同制作者でもあり、後に英国に渡って肖像画家として活躍した
ヴァン・ダイクの自画像です。
トマス・フィリップス「バイロン卿」
英国ロマン主義を代表する詩人バイロンの肖像画です。
この作品ではアルメニア士官の衣裳を身につけた姿で描かれています。
アンリ・レーマン「フランツ・リストの肖像」
貴公子然とした姿が印象的な若き日のリストの肖像です。
私は94年に開催された「19世紀ヨーロッパ・ハンガリー絵画展」で
ハンガリーの国民的画家ムンカーチ・ミハーイによる
晩年のリストの肖像画を見たことがありますが、
青年時代の肖像画は実物を見たことがありません。
他にも取り上げたい人物はあるのですが、
よい肖像画が見つかりませんでした。
いずれ「Rosairum Portlait Gallery」に「美女」の肖像画と並んで
「美男」の肖像画のコーナーも設置しようと思っております。
記事中で拙記事をご紹介いただき、ありがとうございます。
僕も美男よりも「きれいなお姉さん」や「かわいい女の子」が描かれている作品の方が好きです。(笑)
ご紹介いただいた絵の中では、やはりラファエロの作品が一番好きです。
「美女展」をやってみたいのですが、なかなか作品が絞れなくて、まとめられません。
でも、こういうのは考えているときが一番楽しいですね。
今日ウィーン美術アカデミー名品展というのを見に行ってきました。
そこでこの作品ではないのですが、
ヴァン・ダイクの自画像が展示されていました。
それは15歳の時に描いたものだったのですが、
とても15歳とは思えない力量でした。
ヴァン・ダイクはいい画家ですね。
今回の企画はlapis様の記事に触発されたものです。
私は女ですが、「美男」よりも「美女」のほうが好きなのです。(笑)
>「美女展」
私が以前選んだときには「特定の人物をモデルにした肖像画、もしくはモデルを特定できる作品」を基準にしました。
こういったものを選ぶ過程は本当に楽しいものです。
>徹様
ヴァン・ダイクの15歳の自画像は以前図版で見たことがあります。
とても十代半ばの少年の作品とは思えない、完成度の高い作品ですね。
彼はその後肖像画の名手として名を残しますが、
すでにこのときから才能の片鱗を見せていたのでしょう。
でも、千露さんのブログで、滅多に見られない絵を見せて頂く楽しみは変わりません。
美女も大好きですが、美男も大好きですよ☆
でもやはり皆さんと同じ人をラインナップに挙げるような気もしますね。
洋画の美男は彼らで決定かもしれませんね。
ロココ期のヴィジェ・ルブラン、印象派のモリゾ、カサット、20世紀のローランサンなどいずれも女性の肖像を中心に描いていますね。
昔は女性が家族以外の男性をモデルにすることが「はしたない」と考えられていたという理由もありますが、
「美男」よりも「美女」のほうが絵心を引き起こされる対象であるのかもしれません。
>遊行七恵様
歴史上の有名人には「美男」とされている人も結構いますが、そういう人に限っていい肖像画が残っていません。
有名画家の描いた有名人にはあまり「美男」はいないような…
むしろ無名のモデルを描いた作品のほうが「美男」が多いような気がします。
>昼寝をしている若き日のクールベ
残念ながらその画像は見つかりませんでしたが、クールベという人物はなかなか男前だなぁと彼の自画像を見ていて再認識しました。
意外に画家には美男が多いのでは?と思います。
時代によって顔の好みが激しく違うので、なまじ絵が無いほうがいい美男も多いかも。
ラファエロのビント・アルトヴィティもいいですね。
写真や肖像が残っていたおかげで、その美貌が永遠に後世に伝わっている人もいますが、
肖像が残っていないからこそ伝説的存在になっている人もたくさんいますね。
>ラファエロのビント・アルトヴィティ
ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵の作品ですね。
この人物も本当に美男子です。