ろろろ川のおと

ながらへば またこのごろや しのばれむ

最後の晩餐

2018年06月13日 21時01分23秒 | ヨット

 タクシーで路竹へ行き、ずっと気になっていた臭臭鍋を食べた。店の前でも匂ってくるので敬遠していたのだが、店も多いし客も多い、台湾に来て外すわけにはいかないだろうと、意見がまとまったのだ。
 

 K氏と私は泡菜臭臭鍋、M氏は海鮮臭臭鍋を頼んだ。どの鍋にも臭豆腐が二切れと猪血が入っていて、臭臭鍋のお約束のようだ。泡菜臭臭鍋のスープはキムチ鍋風、味見させて貰ったM氏の海鮮臭臭鍋スープは海鮮風味の優しい味だった。

 臭いはあまり気にならなかったので、調子に乗ってM氏が残した一切れをいただいたら、臭かった。キムチ風のスープが臭いを緩和していたようだ。

 まずまず満足してタクシーを拾いそのまま海鮮市場へ。台湾元がかなり残っていたのでM氏に習ってカラスミを買った。食べ方は帰ってから研究しよう。


 炎天下をそろそろ歩いてヨットに帰り、マンゴーとバパイヤで涼を取り、M氏と私は明日の帰国に備えて荷造りにかかった。衣類は最初から棄てて帰るつもりの物がほとんどだが、いざとなると…。断捨離は難きものなり。

 夕飯は市場で買った蛤を味噌汁にしたのと烏賊の塩茹で済ませた。質素ながら充実した最後の晩餐だった。