日曜日の夕方、寄ってきました日帰り湯、山水の樽風呂です。
前回おじゃました時は、「花みずき」という一番広い石切りのお風呂だったのですが、今日は直径が六尺(約1.8m)もある樽風呂になります。
左手、脱衣場から続く木の階段を数段降りると浴室になります。右手の障子は2重になっており優しい光が差し込みます。
脱衣場と洗面台。
4畳ほどの板の間です。この脱衣場と浴室は続きになっていて下を見下ろせば広い樽風呂が一望できます。
源泉掛け流しと加温したお湯が浴槽の中で噴出しています。
石造りの行灯や格子障子がいい雰囲気を作ってますね。掛け流しの源泉は37度ほど、古湯温泉の「ぬるつる」感が楽しめるお風呂です。
ゆっくり浸かってぬる湯を楽しみました。
4月から消費税アップに伴い、料金改定だそうです。
まだお宿のHPが更新されていないので簡単に紹介しておきます。
この料金表は、前の前のままだそうです。(50分で表記されたままです)
3月末までは、
沙羅 60分 2300円
山ぼうし 60分 2500円
花みずき 60分 3000円
でしたが、ここから各300円上がるそうです。
何度も「すいません」とおっしゃってました。増税そのものというより、人件費や燃料費の高騰などそっちの理由もあったのでしょうか。
古湯温泉は、熊本や大分と比べると少々高めのお値段ですが、高速道やガソリン代のことを考えると手軽に立ち寄ることができる分だけ、費用はあまり変らないですね。
これからの夏の暑い時期、「ぬる湯」楽しみです。
黒川温泉ドライブの続き。
さて温泉です、のその前に。
もう1軒パン屋さんに寄っていたのを忘れてた。日帰り特急で日田から阿蘇南小国まで一気にまわったので記憶が曖昧になってました。(単なる老化かもしれないが)
阿蘇、瀬の本高原のパン屋さん「ぶらうにぃ」です。
シェ・タニと星野リゾート「界阿蘇」の間を少し下ったところにあります。界阿蘇の前を通りその囲いに沿って左方向へ進むと行き当たる焼き杉を打ったコテージ風の平屋がぶらうにぃです。
ひとつひとつ丁寧に素材と焼き方を説明してくれました。先に「こんがりパン屋さん」で買い込んでいたのですが、こちらでもバターに合いそうなライ麦パンとイチジクパンを購入しました。
お店はイートインもできるカフェを併設していますので、焼きたてのパンをそちらで頂くことも可能です。
界阿蘇に泊まって、朝、散歩しながらカフェで一休み、そんな人も居るんでしょうね、羨ましい限りです。
さて、再び温泉に戻って「るりの湯」です。
こちらは、「お宿 花風月」が経営する、大人専用の貸切風呂です。中学生以下はお宿も貸し切り湯も利用できません。(系列の「天狗山荘」は子供可)
「るりの湯」は60分1500円から。素泊まり可能な部屋が2つ、小上りの座敷があるお風呂が6つあり、今回は「しじゅうから」を90分、2000円でお借りしました。
3畳の休憩所とトイレが併設されています。
かなりくたびれてきていますが清潔にしてあります。でも、昭和の匂いというのか座敷牢というのか、なんだか独房のような雰囲気があります。(わたしゃ独房に入ったことはありませんが)
お風呂は2mx1.8mほどある広い浴槽です。
湯温計2号も壊れてしまったので計ってませんが43度から44度くらい?やや青みを帯びたお湯でかすかに硫黄臭がありました。温泉そのものはさっぱりした感じ、「ぬるつる」感はありません。
肩までたっぷり湯船につかると、源泉が注ぐ音とざぁざぁと降る雨の音しか気配はありません。子供禁止なので静かなものです。90分ゆっくりお湯を楽しませてもらいました。
でも、鄙びたというのかこの古びれた感を赴きがあると取るか場末と取るのか。というもの大人専用というこちらの温泉、浴室には「エアマット」とか「洗い椅子」なんか用意してあるので、やっぱちょっと怪しげな感じがぬぐえません。ま、楽しみ方は人それぞれですが。
温泉を出て玖珠ICへと降りる帰り道、「岡本とうふ店」に立ち寄ります。一月の中旬、近くまで来たときは県道から一本裏に入るこちらのルートはまだ除雪がきちんとされておらず圧雪状態で近寄ることができませんでした。
湯上りのビール、ならず豆腐ソフトクリームを頂き、田舎豆腐を買って帰りました。スーパーで売っている1丁という単位ではなく一箱、1kgほどありました。350円(今、HPみたら消費税アップで370円になってました)
帰って早速、ネギとカツオ節をたっぷり乗せ晩酌のアテに頂きました。しっかりした豆腐で豆腐の味(笑)がします。
雨の中、駆け足ドライブでしたが、日田から阿蘇までぐるりと一周、桜も温泉もパンも蕎麦も全部まわれて満足です。
またバターが切れた頃に再訪したいと思います。