飛騨の山猿マーベリック新聞

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◆【3/1/2022孫崎享のつぶやき】皆さん、真剣に考えて欲しい。悩ましい問題ですが。私は、孫崎さんのおっしゃるとおり危惧しています。

2022年03月02日 11時22分53秒 | ●YAMACHANの雑記帳
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。

「家族と国、自由と民主国家の為に戦うウクライナ国民。何も守れない日本人」に「お国の為にに死にます」を賛美した戦前。何故戦いが発生か、戦いにいく政策に問題なかったか、問題の政策策定に誰が関与したかを考える習性もたないと、簡単に銃を持たされ戦場送りになります」

1日ツイターとりまとめ。 かなり重要な問題についてツイートしましたので、取りまとめます。
1:   自衛と侵略
・「お国のために死にます」を賛美した戦前。何故戦いが起こったのか、戦いにいく政策に問題がなかったのか、問題の政策策定に誰が関与したかを考える習性をもたないと、簡単に銃を持たされ戦場送りになります。
(家族と国、自由と民主国家のために戦っているウクライナ国民。何も守れない日本人とは大違い。)
・命を差し出すことだけが素晴らしいのではありません。戦前はまさにそうでしたが。何のために差し出すのか、「何のため」の作成者は誰なのか、作成者は如何なる利益を得ているかについて自分なりの考えを持つのが必要です。
(自分や家族の命を人任せにして逃げ惑う戦後の男ではなく、私は家族のため自発的に戦いたい守りたいと考える人間なんです。)
・貴氏は何のために脱原発を述べられているのですか。日本のエネルギーバランスのた

 
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孫崎享のつぶやき
更新頻度: 不定期
最終更新日:2022-03-02 07:16
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参考:1日ツイターとりまとめ。 かなり重要な問題についてツイートしましたので、取りまとめます
1:   自衛と侵略
・「お国のために死にます」を賛美した戦前。何故戦いが起こったのか、戦いにいく政策に問題がなかったのか、問題の政策策定に誰が関与したかを考える習性をもたないと、簡単に銃を持たされ戦場送りになります。
(家族と国、自由と民主国家のために戦っているウクライナ国民。何も守れない日本人とは大違い。)
・命を差し出すことだけが素晴らしいのではありません。戦前はまさにそうでしたが。何のために差し出すのか、「何のため」の作成者は誰なのか、作成者は如何なる利益を得ているかについて自分なりの考えを持つのが必要です。
(自分や家族の命を人任せにして逃げ惑う戦後の男ではなく、私は家族のため自発的に戦いたい守りたいと考える人間なんです。)
・貴氏は何のために脱原発を述べられているのですか。日本のエネルギーバランスのためですか。そうじゃないでしょう。何よりも重要なのは命を守る事、命を無駄にしない事でしょう。その観点で武器を送ることがウ・露の人々の命にどう影響を与えるかを考えてみてください。イデオロギーは利用されます。
(ジャーナリスト・脱原発)(侵略戦争に自国民を「武器を持たせて死線に行かせること」にはもちろん、反対です。しかし、自衛戦争に自国民が武器を持って立ち上がることは、当然の権利です。何度も言いますが、侵略戦争と自衛戦争を明確に区別しなければ話になりません。孫崎さんは何か大きな勘違いをされているように思います。)
・参考引用リツイート
 ウクライナという「国」も単なる被害者ではない。「被害者は両国の国民」であり、ロシアを意図的に挑発している「ウクライナ政府も加害者」なのだ。
・世界中が和平交渉の妥結を望んでいます。ウクライナ側が①当面NATO参加問題は凍結する、②東部住民の自治権は認める。これでウクライナが困ることはなく是認できる政策。和平への方向です。だが①についてはウクライナは逆の動き。理解できません。
(では、平和的に話し合えばわかるとウクライナ人に助言するんですか?結局、高所からの意見ではないですか?孫崎さんのような方でもそんな事をいうんですね。)
・一番重要な軸は人々の命を避ける事。そのためには、対立があれば妥協点を模索すること。今日本のメディアでロシア側が何を望み、その要求が妥当な範囲内であったか否か、Uが受諾できる物かの検証がなされていません。リベラル側にも行われていないのは残念です。
(望月いそこさん東京新聞でさへ、拡散してたので危機感持ちました。Hは桜井よし子とも仲間ですか?鈴木宗夫と敵対しているので、ごちゃごちゃです。)
2:核戦争の問題
冷戦時代、核戦争の危険性を避け戦略合意(相互確証破壊戦略を是認)するとともに、小さな紛争が核戦争に発展しないように配慮(キッシンジャー等)。だが大国間で核戦争が出来ないなら、通常兵器次元の場で優位を築こう、紛争も可と米国が変化。
(問:米ソ冷戦期には、核保有国どうしが直接に戦争なんかしたら核戦争になると、肌の痛みのように現実的なものとして感じていたが、台湾有事では核戦争は生じないという考えでいいものだろうか?)
3:ウクライナ市民の対応
(対戦車用)モロトフ・カクテルの製造に従事する一般市民。今次ソ連侵攻で特徴的なのは一般市民の抵抗度合いが極めて高い事。
ian bremmer@ianbremmer:local residents preparing molotov cocktails in ukraine
4:西側諸国の武器供与
・EU諸国等懸命に武器をウクライナに送ろうとしてる。この武器があるとロシア軍駆逐できるのか。その見通しがあるならそれでいい。それがなく武器だけ送るのは、ロシア人とウクライナ人の殺戮を増すだけじゃないか。平和への道か。ロシア批判の人々はこの点考えたらいい。何故武器を送るのか?と。
・がっかりされて失礼しました。書きましたように「武器があるとロシア軍駆逐できるのか。その見通しがあるならそれでいい。それがなく武器だけ送るのは、ロシア人とウクライナ人の殺戮を増すだけじゃないか」が私の見解。武器を持たせて死線に行かせることが正義とする最近の日本の世相が怖い。
引用ツイート
(経済ジャーナリスト・脱原発)
(ロシアの侵略戦争をやめさせるために、あらゆる手段を講じるべきときに「EU諸国は武器をウクライナに送るな」とは。ロシア軍が他国に侵入し武力で住民を虐殺しているときに、住民側に武器を捨てて降伏しろと説くに等しい暴論である。孫崎享さんともあろう人ががっかりだ。)
(3)ウクライナのEU,NATO加盟への動き
・和平が成立するためにはロシア側は①ウクライナがNATO加盟を断念すること、②東部州の自決権を認めることを条件とする。他方ウクライナ大統領には①の意思はない模様。早期のEU加盟承認を月曜日訴えている。
(Zelensky, in a passionate speech, urges the E.U. to admit Ukraine immediately.)
・少なくともこの動きは現時点で和平を促進する動きではない。プーチンを逆なでしている。何故このような動きを今するのか。「- ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、欧州連合(EU)加盟を正式に申請する文書に署名したと明らかにした。」(ロイター)
・ウクライナがEU諸国との関係を強化していくのは自然の流れでしょう。しかし今和平交渉をしているのでしょう。和平交渉の時に相手がいやがる行動をとってどうするのですかという問題です。
(ウクライナが欧州連合に加盟を申請したと言うことはロシアには希望も魅力も無いのでしよう)
5左派の問題
右派が政権を握っている際は左派は攻撃。一定の抑制が成立していますが、左派が政権をとり、この人々が右派の政策を取ると均衡が崩れ右派政策が一気に加速する。今のドイツがそう。野田政権などがこの範疇。長い間の低国防費を2%越え声明。和平ではなく対決加速。
(ドイツの政治家は今のところ和平交渉に動く人が全くいないです。むしろウクライナにけしかけてますよね…政治家のレベルが落ちたんでしょうか。)
6米国とウクライナ関係
私は交渉がどうなるか探していたが当然内容に触れるものはない。この中CNNホワイトハウス担当Bertrandがウクライナ側の対応を報道。ソースは米政府筋だろう。つまりウクライナ代表団と米側と密接な連絡があることを推測させる。
引用ツイートNatasha Bertrand@NatashaBertrand
NEW: Ukraine demanded an immediate ceasefire and Russian troop withdrawal on Monday, as a delegation arrived for talks with Russia at the Ukrainian-Belarusian border, per Ukrainian presidency statement. Ukrainian delegation includes Defense Minister Reznikov, Zelensky not present
7:軍需産業とウクライナ問題
発想の逆転。誰が主導?「防衛関連銘柄に買いIHI,川崎重工業前週比3%高。三菱重工2%高。軍需産業のロッキード・マーチンが1年8か月振りの高値、世界的に防衛関連株への注文が集まっている」(日経)。世界で実質的停戦に動いている政治家がいるか。煽る政治家は多くいる。何となくつながる。
8:冷戦の再来
「人々はロシアとの戦争は実質的に悪い考えであることを忘れたようだ」と記載。つまりロシアと対決を望む勢力が蔓延していると述べていることに等しい。
引用ツイートian bremmer@ianbremmer
people seem to forget that a war with russia is an existentially bad idea
9台湾問題
ウクライナの悲劇は、軍事的に武器供与除き何の支援もしない米国NATOが助けると思った事に起因。台湾も同じ。米軍は台湾付近で勝てない「バイデンがマレン元参謀本部議長代表の訪問団を1~2日に台湾に派遣と報道。中国が台湾への軍事圧力を強化するとの警戒感があり、米国支援を示す狙い」(共同)
10:西側諸国の東方拡大をしないという約束
・ご指摘が事実なら、残念ながら勉強不足か、意図的に勉強したくなくない(多分後者)のでしょうね。こういう方をNHKや大手マスコミが重用します。戦前も多くの御用学者を輩出しました。
(先生、Hのツイートです。素人には分かりません。宜しくお願いします。
NATO東方拡大をしないという「約束」があったことについて、それが存在しないのは常識で、ウクライナ侵略に用いたプロパガンだ)
・既に2月9日ブログ「NATO拡大、西側指導者は何をのべてたか。例:1990年ベーカー米・国務長官はゴルバチョフに「もし(統一ドイツ後)我々がNATOの一部となるドイツに留まるなら、NATO軍の管轄は一インチたりとも東方に拡大しない」。米が過去の約束を反故にしているのです」を書きました。
(孫崎先生、お忙しい事と思いますが、ずばり反論をお願いします。おそらく今回の侵攻問題の重要なポイントの一つです。H「ロシア側が前提としていることは、全くの間違いまたは意図的なフェイク情報だ」
11:ウクライナ問題と中露関係
中国距離をおく。「国連総会緊急会合で、中国の張軍大使は”状況は中国が望まない所まで発展している」(日経)。元々、住民の自決(東部の独立)を主張するロシアと、台湾問題で「国家の一体」を主張する中国では、180度立場が異なっている。
12:末松議員問題
・末松議員攻撃で。「末松議員は元外務省国際情報局長孫崎享氏が25日”ウクライナ国民の大誤算は米国が軍事的に助けてくれると信じ込まされた事。信じた事。→ロシアに喧嘩腰でもいいと思ったこと。軍事的な助けになんか来やしません」などと指摘したツイートをスクリーンショットして投稿」後削除。
・東部ロシア系住民への圧力、NATO加盟推進という策がロシアの侵攻を招いた。この政策はウクライナに不可避の策ではない。そういう意味で大統領の責任は大きい。他国の侵略を誘発する政策を実施したのを「馬鹿」と言われても仕方がない。「馬鹿」の代わりに「思慮不足」と表現変えればいいの?
(ロシアの侵略行為の只中にいるウクライナのゼレンスキー大統領を「馬鹿」と中傷した立憲民主党議員、鳩山内閣のブレーン「孫崎享」の反米コメントを受け太鼓を持った結果だが、ネットでは無意味な突然の中傷に、落日の左翼政党への諦めと嘲笑の声。削除済だが逃げられるか)

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●国会中継 予算委員会 集中審議(ウクライナ情勢) 2022年3月2日(火)

2022年03月02日 11時11分31秒 | ●YAMACHANの雑記帳

LIVE 🌏 国会中継 予算委員会 集中審議(ウクライナ情勢) 2022年3月2日(火)

チャンネル登録者数 1.33万人
2022年3月2日(火) #国会中継 参議院 #予算委員会 #本会議 #国会2022 ・参議院 予算委員会 8:55~ 案件 「令和四年度一般会計予算」 「令和四年度特別会計予算」 「令和四年度政府関係機関予算」 〇集中審議(ウクライナ情勢等) 質疑者 09:00~猪口邦子(自由民主党・国民の声) 09:32~佐藤啓(自由民主党・国民の声) 10:04~田名部匡代(立憲民主・社民) 10:51~青木愛(立憲民主・社民) 11:31~杉尾秀哉(立憲民主・社民)     ・参議院 本会議 12:10~ 「ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議案」 趣旨説明 福岡資麿(自民) 起立採決 所信表明 林 外務大臣 ・参議院 予算委員会 13:00~ 質疑者 13:00~杉尾秀哉(立憲民主・社民) 13:37~竹谷とし子(公明党) 14:05~熊野正士(公明党) 14:33~川合孝典(国民民主党・新緑風会) 15:22~石井章(日本維新の会) 15:47~石井苗子(日本維新の会) 16:11~井上哲士(日本共産党) 16:26~山添拓(日本共産党) 出典
衆議院インターネット審議中継 https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
 
参議院インターネット審議中継 http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/...
 
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◆<東京新聞社説>核共有発言 非核三原則否定するな

2022年03月02日 11時04分08秒 | ●YAMACHANの雑記帳
 ロシアのウクライナ侵攻を受けて、安倍晋三元首相が米国保有の核兵器を日本に配備して日米が共同運用する「核共有」についても議論するよう呼び掛けた。
 唯一の戦争被爆国である日本は核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則を国是としてきた。戦後日本の歩みを否定する軽率な発言は慎むべきだ。
 安倍氏は二月二十七日、民放の報道番組で、米国と北大西洋条約機構(NATO)一部加盟国との核共有に言及し、「世界の安全がどのように守られているのかという現実の議論をタブー視してはならない」と述べた。
 米国とNATOとの核共有は、米国が非核兵器国のドイツ、オランダ、イタリアなどに核兵器を配備し、使用決定権は米国自身が持ち、非核兵器国は戦闘機での運搬に加わる内容だ。
 安倍氏の発言の背景には、核保有国に囲まれた日本の安全を守るには、日本への核兵器配備が必要との判断があるのだろう。
 しかし、日本の核共有は非核三原則に加え、非核兵器国の核兵器受領を禁じた核拡散防止条約(NPT)や原子力の平和利用を定めた原子力基本法に違反する可能性が高い。欧州での核共有は一九七〇年のNPT発効以前から続いており、日本とは事情が異なる。
 核には核で対抗する姿勢は被爆国の国民感情や、核廃絶を目指す日本の立場と相いれない。核兵器使用も辞さない姿勢を示すロシアのプーチン大統領には、被爆者らが「断じて許されない」と非難の声を上げた。
 岸田文雄首相が非核三原則の堅持を表明し、核共有を否定したのは、日本の首相として当然だ。
 政府は国家安全保障戦略の改定に向けた論議を進める。国際情勢の変化に応じた戦略見直しの必要性は否定しないが、ウクライナ侵攻に乗じた安易な核共有や軍備増強を認めるわけにはいかない。
 日本が核共有すれば、核軍拡競争をあおり、核攻撃の口実を与えることになる。今必要なことは、非核三原則を含む「平和国家」の歩みをより強固にすることではないか。冷静な議論を望みたい。
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◆冷静に冷静に…安易な対応は自分の身に降りかかってくる

2022年03月02日 10時28分46秒 | ●YAMACHANの雑記帳
斎藤貴男
著者のコラム一覧
斎藤貴男ジャーナリスト

1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

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 ロシア軍がウクライナに侵攻した。ともかくも国際社会は団結し、一日も早い停戦に向けて全力を尽くす必要がある。
 ただし、くれぐれも慎重に。第3次世界大戦に拡大し得る可能性を誰にも否定できないのだから。

プーチンはかねて、欧米志向とされた隣国への警戒を強め、侵略を企てていた。2014年のクリミア併合も露骨だったが、先進各国による経済制裁はさほどの効果がなかったという。世界は覇権的膨張の一途をたどる中国への警戒で手いっぱいのあまり、どこか高をくくっていた節がある。
 つまり、なめていた。最たるものが日本で、安倍晋三

元首相が北方領土返還の見返りにと血税をプーチンに貢ぎまくり、あっさり袖にされていた。
 ロシアはウクライナのNATO加盟問題を強調し、単なる口実でなければ1962年のキューバ危機にも似ていた時期もある。だが、プーチンには旧ソビエトの領土とともに大国の栄光を復活させたい野望があるだけだ、とするロシア研究者が多い(アンジェラ・ステント「ウクライナ危機の本質」=「フォーリン・アフェアーズ・リポート」2月号など)。アフガンやイラクでの米国の振る舞いが、よほどうらやましかったのか。
上滑りな言動だけは避けよう。プーチンは核兵器の使用まで示唆した。迂遠に見えても、経済制裁の、より効果的な展開を急ぐ一方で、対話を通じた解決を図る以外の道は残されていないのだ。
 クリミアが併合された際、米国が積極的に介入しなかった理由を、後に当時のオバマ大統領が語っている。
「ワシントンはキエフに条約上の義務を負っていなかった。ウクライナは米国から遠く離れていた」
 この構図は現在も変わらない。米CBSの世論調査(実施は2月8~11日)によれば、ロ・ウ両国の対立に「米国は関わるべきではない」と回答した人が、過半数の53%を占めたという。
 日本のメディアには勇ましい表現と、この機に中国が台湾への侵攻を早めるのではないかとの観測が目立つ。安倍元首相は先に「台湾有事は日本有事」だと、なんとも軽々しい言葉を吐いていた。軍産複合体の意向を受けた発言なのかもしれない。
 あらゆる地域に地雷が潜んでいる錯覚にとらわれる。ロシアや中国をファシストどもの侵略国家だと非難するのは簡単だ。
 けれども、安易な対応は、己の社会をも彼らのそれへと限りなく近づけていく。冷静に、冷静に……。自壊ほどの愚の骨頂はないのである。
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◆橋下徹がデモを「ならウクライナで戦え」と批判の一方、「俺は行く勇気ないから」とNATOに譲歩促し「プーチンの味方か」と大顰蹙

2022年03月02日 10時15分24秒 | ●YAMACHANの雑記帳
橋下徹がデモを「ならウクライナで戦え」と批判の一方、「俺は行く勇気ないから」とNATOに譲歩促し「プーチンの味方か」と大顰蹙の画像1
橋下徹Twitterより

 ロシアのウクライナ軍事侵攻に抗議するための反戦デモが世界に広がっている。2月27日には東京・渋谷駅前でも日本在住のウクライナ人らが抗議活動をおこない、約2000人が参加した。

 ウクライナの人びとに連帯を示し、暴走するプーチン大統領に非難の声をあげる──。だが、そんななか、橋下徹がそうした市民の活動に水を差すように、こんなめちゃくちゃな投稿をおこなった。

 それは一昨日2月27日のこと。ウクライナのゼレンスキー大統領が海外の志願者による外国人部隊を編成すると表明したことを伝えたロイターの記事を貼り付けた上で、こうツイートした。

〈私はウクライナとともにある!ウクライナは徹底抗戦せよ!と言っていた者はウクライナに行って戦え。〉
〈日本国内でウクライナの国旗を掲げて集まってもクソの役にも立たない。ウクライナとともにあると威勢よく言っていた国会議員は直ちにウクライナに行って戦え。それが本当に日本人を守るのか口だけなのかのリトマス試験紙。おそらく日本の国会議員のほとんどは行かないだろう。〉

 橋下氏といえば、大阪市長時代、批判を受けるとすぐに「自分が政治家になってやれ」「日本から出るか、政治家になって国を変えろ」などと恫喝するのがパターンだったが、なんとこんな戦争が起きた状況でも、安全地帯にいながら、ウクライナを支援するなら戦場に行って戦え、と主張し始めたのである。

 この人はいったい自分が何を言っているのかわかっているのか。橋下氏の言うように、戦争が起きたら戦争に参加している者にしか発言権がないとしたら、それこそ軍事力の強大なほうがやりたい放題になるだけだろう。

 戦争や紛争、侵略行為、人権侵害行為が起きたときは、当事者でない他の国が声をあげ、国際世論をつくり出すことが、理不尽な状況の抑止につながるというのは、国際社会の常識ではないか。

 実際、世界各国でおこなわれている反プーチンの抗議デモは、いま大きな力となっている。「金融の兵器」とも呼ばれるSWIFT(国際銀行間通信協会)の国際的な決済ネットワークからロシアの銀行を排除する制裁発動にしても、抵抗していたドイツやイタリア、ハンガリーなどの欧州首脳が賛同に転じたのは、ウクライナ支持の大規模デモが広がっていったためだ。戦争反対という市民の声が、対ロシア制裁を強めるかたちへと確実に首脳陣を動かしているのである。

 にもかかわらず、橋下氏は、そうした市民の動きを「クソの役にも立たない」と矮小化し、「ウクライナに行って戦ってから言いたいことを言え」などと極端なことを言い出すのだ。まさに権力者のやっていることに口を出すな、という橋下氏の政治家時代からの思想、慰安婦問題で見せた国際社会に対する常識のなさがモロに出た発言というしかない。

 

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