サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

Optus Sportsの三苫インタビュー

2023-04-20 07:50:10 | 日記

4月19日のFOOTBALL ZONEの記事で、オーストラリアのOptus Sportsの三苫インタビューが紹介されていた。Optus Sportsなんていうマイナーな媒体のビデオをしっかり見つけ出すとは恐れ入った。多分セルティックからのオファーを三苫が断ったという切り口から紹介したのだろう。ポステコ監督はオーストラリアのヒーローだからね。

 

英語の質問に対して三苫が日本語で答えるという手法のインタビューだから、通訳が介在しているのだろう。できれば三苫には英語で答えて欲しかった。三苫の回答には英語の字幕がついている。質問はここまでのキャリアについて、特に川崎フロンターレのユースから大学に進んだこと。ドリブルの卒論について。セルティックからのオファーをどうして断ったのかなどなど多岐にわたる。

 

特に目新しい内容はなかったが、セルティックを断った理由として、EPLは世界最高峰のリーグで、有名な選手が多く、そのようなリーグでプレーしてみたかったからと答えている。本音としてはそうなんだろうが、それを言ってはおしまいだよという感じだ。逆に言えばスコットランドリーグのレベルが低いからセルティックは断ったということになる。

 

セルティックとブライトンを比較して、セルティックのほうが有名だが、これからの伸びしろ、ステップアップを考えればブライトンということになる。ブライトンは好調で来季はELも狙える位置にいるが、成績が悪く2部落ちする可能性だってあった。その時に常にCLのプレーオフかELにいるセルティックとイングランド2部とではどういう選択になったのだろうか。

 

ブライトンのチームメートの中でもアルゼンチン人のマカリスターはかなり英語が上手い。三苫にはマカリスターくらいの英語力をつけて欲しい。EPLにいる外国人の選手、監督は英語が堪能な人が多い。クロップもペップも上手だ。英語力の向上がステップアップに必要だ。もっともブライトンのデゼルビ監督の英語はひどい。

 

 

こういう笑顔もするんだね。Optus Sportsのサイトにある写真。


青のオーケストラとCANON IN D

2023-04-19 08:23:09 | 日記

このクールでNHKEテレで放映されている「青のオーケストラ」というアニメがある。中学3年生の男女が主人公で、かつての天才バイオリン少年だった青野一は、家庭の事情でバイオリンをやめていた。一方学校内でのいじめが原因で孤立していた秋野律子と出会い、バイオリンを習うことで自分の人生をリセットしたい律子に青野一は、バイオリンを教えることになる。

 

まだ第2話までしか見ていないので、今後は高校のオーケストラ部に進んで切磋琢磨していくことになる。さて律子は「CANON IN D、以下カノン」を引けるようになるためにバイオリンを始めた。カノンはパッフェルベルの代表作でバイオリン曲では、バッハの「G線上のアリア」と並ぶ名曲である。筆者はクラッシック音楽には疎いが、このカノンのメロデイーは知っていた。

 

第2話の中で青野一がカノンを演奏する場面が出てくる。久々に聞いたが、なんとも馴染のあるメロディーであることを思い出した。これってひょっとして筆者の娘の結婚式に使われた曲ではなかったか。早速娘に確認したところ、そのとうりだった。

 

2年前の娘の結婚式は結婚式会場に挙式ができる屋外の施設があり、そこで式を挙げた。婿さんが待っている祭壇まで父親である筆者と娘がバージンロードを歩いた。その時にこのカノンが流れていた。ああそうか、あの時の曲だった。婿さんに娘を渡す直前に筆者は娘とハグをした。その時に胸がジーンとして涙がこぼれそうになった。

 

自分の娘をお嫁に出したことのある人ならわかるでしょう。長い年月をかけて育てた娘が結婚する。手元に置いておきたいがそうもいかない。結婚してくれないことには困る。なんとも矛盾した気持ちだ。あの娘をハグした瞬間に幼児のころの娘の姿が思い起こされて、泣きそうになった。

 

まだ自分の娘を送り出していない父親は、覚悟しておいたほうがいい。

 

アニメ「青のオーケストラ」 PV第1弾公開!制作スタッフも発表 ...

青野君。


鈴木唯人の初ゴール

2023-04-18 08:22:44 | 日記

ストラスブールに今冬にレンタル移籍した鈴木唯人が、やっとデビューして初ゴールを決めた。なかなかのゴラッソで今後の出番も増える可能性があるゴールだった。しかし問題はいろいろある。まずストラスブールは現在17位と低迷していて、今季は20チームから4チームが降格するので降格圏内にいる。どうして4チームも落ちるかといえば、来季から20チームを18チームに減らすからだそうだ。ずいぶんと荒っぽい。

 

次にレンタル期間は6月最初まで。残り7節で先発を含めて起用されるかどうか。そして多分短いであろうプレー時間で結果を出せるかどうか。ストラスブールはまだ21才と若い鈴木を青田買いのつもりで獲得して、1,2年で大化けできれば高く売れると計算しているのならばある程度の時間をもらえる。

 

しかしそれも1部に残留できればという話だろう。レンタル期間が終われば買い取りオプションで移籍金がかかる。鈴木の場合は移籍金が50万ユーロ(7400万円)と安いが、それでも2部に落ちれば予算規模を減らすだろうから、それを払うかどうか。

 

鈴木は、清水エスパルスに加入したものの2部落ち。そしてストラスブールも2部に落ちれば降格請負人になってしまう。残り7試合で先発3回、途中出場3回くらいは欲しいところだ。ここが正念場だぞ、鈴木唯人。

 

ストラスブール・鈴木唯人 仏デビュー弾 森本以来欧州5大リーグ5人目

この写真をみて、一瞬大迫かと思った。

 


川澄奈穂美インタビュー

2023-04-17 09:39:53 | 日記

鈴木啓太チャンネルに川澄奈穂美のインタビューがアップされている。この人は37才でまだ現役でアメリカのクラブでプレーしている。男子でも37才現役は難しいし、ましてプロとしてプレーできる場所が少ない女子でまだ現役というのはすごい。本当にサッカーが好きなんだろう。

 

さて失礼を承知でいえば、川澄選手は昔、2011年頃と比べるとずいぶんと老けてしまった。12年も経てば誰でもそうなるが、昔の可愛らしい雰囲気しかイメージになかったので、あれ、この人は誰だろうと一瞬見て分からなかった。なんだか自分も一緒に老けたような気分になってしまった。まあ当然ではあるが。

 

川澄奈穂美といえば、2011年WCのSFのスウエーデン戦のロングシュートが思い出される。女子でもあんな器用なゴールを決められるのかと驚いた。そしてなんといっても決勝のアメリカ戦である。あの強いアメリカにリードされて追いついて、また延長でリードされて土壇場で追いついて、そしてPK合戦で勝つという奇跡的な優勝だった。

 

男子でも女子でも日本がWCで優勝するなんて後にも先にもあれだけだろう。最近のなでしこの低迷というか強豪との差の広がりを見ると、日本がWCで優勝したこと自体が未だに信じられないことだ。よくあの優勝は2011年3月の東日本大震災直後で、日本国民全体の後押しがあったからだと海外のメディアは今でも論評する。まさに神がかりだ。

 

そのWC優勝に貢献した川澄奈穂美がまだ現役で頑張っているのを知ると、人間だれでもなんでもできるように思えてくる。

 

このころのイメージを大切に。


週末雑感 三苫、久保、鈴木優磨

2023-04-16 10:40:19 | 日記

夕べのチェルシー対ブライトン、三苫は先発フル出場。前半は決定機のシュート、アシスト未遂などもあり躍動。対面するチェルシーの右SBをチンチンにしたが、時間の経過とともに止められた。後半になるとチェルシーが右SBを交代させて三苫の見せ場もなくなった。ブライトンも負傷交代が二人もでて、ポジションを流動的に変化させて、三苫も左よりも真ん中にいる時間帯が増えた。

 

三苫は試合全体を通じてもっと見せ場を作れればいいのだが、チームが逆転勝ちしたので後半は無理に仕掛けずにカウンターを食らわないようにバランスを取っていた。チェルシーのはランバート監督のホームでの初戦だが、ブライトンにいいように縦パスを通されてあっけなく逆転負け。ムドリクのプレーを見たのは初めてだが、スピードのあるドリブルで推進力があるいい選手だが、周囲との連動が足りない。というかチーム全体としてムドリクを使いこなしていないのでもったいない。

 

久保のレアルソシエダはアウエーでのバスクダービー。アスレチックはウイリアムズ兄弟がキレキレで、この二人のSBにいいようにひっかきまわされて2-0で完敗。久保はオヤルさバルと2トップを組んだが、リードされていた展開もあり後半60分くらいに二人そろって交代。前節もこの二人が先発で後半の早い時間に一緒に交代だったので、これがゲームプランなのか。

 

シーズン前半と比べてソシエダは低調だが、原因はFWの大砲、セルロートの不振だろう。もう2ヵ月あまりゴールがない。そして先発起用も減った。セルロートが復調すればチームの調子も上向くのだろうが、セルロートのような大砲タイプのFWは好不調の波がある。

 

昨日の鹿島対神戸は、鹿島が1-5で大敗。ホームで5点も取られて完敗とは情けない。これでリーグ戦4連敗。失点のパターンとして、空中戦でCBが脆くて、ポジショニングが悪かったり、体を寄せても相手より先にジャンプしたりといいように振り切られてしまう。もっとまともなCBがいなければ失点は続くだろう。

 

試合後に鈴木優磨はサポに対して「絶対にこれから負けないよ」と叫んだが、優磨一人では何もできないよ。次節も負ければ岩政監督解任もあるだろう。

 

サポに向き合う情熱はすばらしい優磨君。