J1もチームにより試合数はばらつきがあるが、ほぼ第4節まで終了した。まだ4試合だが傾向が出ていて、今後の流れを予想できる。
①川崎フロンターレの驚異的な強さ
ACLの振り返え分を含めて5試合消化して5連勝。得点13,失点3という盤石な強さである。主力選手もちゃんとターンオーバーしている。三笘、レアンドロ・ダミアンなどをベンチスタートにしてもちゃんと勝ててしまう。選手層が厚い。そのうち負けるだろうが、このまま全勝で優勝するのではないかという期待も出て来る。
②名古屋と鳥栖も連勝
名古屋は攻撃力はないが、鉄板の守備で4連勝である。名古屋は毎年連勝もするが連敗もするという不安定なチームだったが、守備を重視したフィッテガン監督の戦術が浸透してきたようだ。ただし攻撃力はお粗末で4試合で得点5は寂しい。失点はOGの1点のみ。5月12日に予定されている川崎との直接対決が楽しみである。
鳥栖の3連勝は意外を通り越して驚きである。降格候補の鳥栖がなんと3試合で得点8,失点0である。ただしまだ上位とあたっていないので、このままの調子を継続できるかは未知数。
③弱いチームはとことん弱い
試合中止が続くガンバ大阪は仕方がないとして、守備が崩壊して勝てないのが横浜FCと仙台である。横浜FCは4連敗で得点3,失点13。仙台は1分3敗で得点3,失点14。似たような成績である。この2つは突然守備が改善するわけではないだろうから、J2降格はもう間違いない。
④かわいそうなガンバ大阪
コロナ感染者が出てまだ1試合しか消化できていない。3月中の試合はすべて中止。その未消化6試合の調整と4月~5月の集中開催予定だったACLが、6月~7月に変更になった影響も出てくるので、ガンバの日程はボロボロになる。コロナに感染した選手のフィットネスが完全に戻るのかどうかも分からないし、踏んだり蹴ったりである。