サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

J1第4節までを振り返る

2021-03-14 08:44:01 | 日記

J1もチームにより試合数はばらつきがあるが、ほぼ第4節まで終了した。まだ4試合だが傾向が出ていて、今後の流れを予想できる。

 

①川崎フロンターレの驚異的な強さ
ACLの振り返え分を含めて5試合消化して5連勝。得点13,失点3という盤石な強さである。主力選手もちゃんとターンオーバーしている。三笘、レアンドロ・ダミアンなどをベンチスタートにしてもちゃんと勝ててしまう。選手層が厚い。そのうち負けるだろうが、このまま全勝で優勝するのではないかという期待も出て来る。

 

②名古屋と鳥栖も連勝
名古屋は攻撃力はないが、鉄板の守備で4連勝である。名古屋は毎年連勝もするが連敗もするという不安定なチームだったが、守備を重視したフィッテガン監督の戦術が浸透してきたようだ。ただし攻撃力はお粗末で4試合で得点5は寂しい。失点はOGの1点のみ。5月12日に予定されている川崎との直接対決が楽しみである。

 

鳥栖の3連勝は意外を通り越して驚きである。降格候補の鳥栖がなんと3試合で得点8,失点0である。ただしまだ上位とあたっていないので、このままの調子を継続できるかは未知数。

 

③弱いチームはとことん弱い
試合中止が続くガンバ大阪は仕方がないとして、守備が崩壊して勝てないのが横浜FCと仙台である。横浜FCは4連敗で得点3,失点13。仙台は1分3敗で得点3,失点14。似たような成績である。この2つは突然守備が改善するわけではないだろうから、J2降格はもう間違いない。

 

④かわいそうなガンバ大阪
コロナ感染者が出てまだ1試合しか消化できていない。3月中の試合はすべて中止。その未消化6試合の調整と4月~5月の集中開催予定だったACLが、6月~7月に変更になった影響も出てくるので、ガンバの日程はボロボロになる。コロナに感染した選手のフィットネスが完全に戻るのかどうかも分からないし、踏んだり蹴ったりである。


レヴァンドフスキとハーランド

2021-03-13 08:39:24 | 日記

毎年バロンドール級の活躍をしているのに、イマイチ世間的に知名度も低く、メデイアでの露出が高い選手がいる。その代表格がレヴァンドフスキだろう。なんといっても2010年以降のゴール数はメッシ、CR7に次ぐというのに人気が出ない。

 

理由として考えられるのは、所属クラブが地味だからだ。2010年にポーランドのクラブからドルトムントに移籍。ドルトムントでは4シーズン。2014年にバイエルンミュンヘンに移籍して今季で7シーズン目。リーグ戦では毎シーズン20-30ゴールあげている。

 

メッシ、CR7はラリーガではもっとゴールが多いが、ブンデスとラリーガではリーグの構成が違うし、ラリーガのほうが試合数が多い。単純にゴール数を比較しても意味がないと思うが、2010年以降の現役選手ではレヴァンドフスキは間違いなくメッシ、CR7に次ぐベスト3に入る選手だと思う。

 

それならばなぜ注目度が低いのか。たとえばメッシ、CR7が日本に試合に来るとすれば大騒ぎとなる。しかしレヴァンドフスキが来ても玄人しか騒がない。どんなに活躍してもマンU, バルサ、レアルマドリードにいなければだめなのだ。選手としての年俸、個人へのスポンサー収入はレヴァンドフスキはどうあがいてもメッシとCR7にはかなわない。

 

これと同じような現象はハーランドにも言える。どんなにハーランドがドルトムントで活躍してゴールマシーンと呼ばれても、世間的には知名度は上がらない。日本のフットボールに詳しくない人の中で、ドルトムントのハーランドと言われて知っている人はほとんどいないはず。大体ドルトムントというクラブ名を知っている人も少ないだろう。

 

だからハーランドにはぜひレアルマドリードかバルサに行って欲しい。そうすれば世界的な知名度も上がるし、スポンサー収入もうなぎのぼりだ。CR7のようにブランドを立ち上げることもできる。


小林祐希のカタール日記

2021-03-12 08:44:09 | 日記

小林祐希のカタールのレフリーへの抗議は思わぬ結果となった。まず発端は3月8日の小林のツイッターである。

 


「今日の試合で俺がカタールに来て1番衝撃的なことがあった。試合後半、チームメイトが打ったシュートが相手ディフェンダーに当たってゴールラインを通過していった。普通ならコーナーキックでマイボール。みんなが知っている。レフリーはゴールキックを指示した」

「1番近くにいた俺が「he touched」とレフリーに言うと「yes , I was small touch. But small touch is no touch. This is new rule」と言って相手チームの選手と笑っていた。俺は「this is no respect」それは良くないと主張した。すると「ok you’re my opponent, I’m gonna kill you」と言ってきた」

「レフリーの言ったことが録音されているはずだから聞いた方がいい。サッカー云々関係なく、人に対して殺すぞと言って良いのか?ありえないでしょ。カタールリーグがこのレフリー(Abdulrahman lbrahim Al-Jassim )に対してどんな処分を下すのか。普通なら2度と笛を吹けなくなる

 

その後カタール協会での事情聴取でKill youではなく、Tell youであって小林の聞き間違いだったから、小林はこのレフリーに謝罪しますという結末になった。しかしそれでもCKになるはずのボールをSmall touchはnot touch, This is new ruleとルールを捻じ曲げたことは事実だろう。この件はどうなったのだろうか。

 

小林の聞き間違いによる謝罪はそれとして、それ以外は事実ならばこのレフリーは追放されてしかるべき。国際審判もしているので、それを考慮してカタール協会がかばっているふしがある。小林はあっさりと自分の間違いで謝罪したのも唐突。

 

わざわざツイッターで衝撃の告白というか告発をしたわりにはお粗末な展開である。うがった見方をすれば、聞き間違いだったからそれで手打ちにしようとカタール協会から持ち掛けられたのではないか。そこにどういう条件が付随したのかは憶測でしかない。

 

それに「I was small touch」と言う部分は「It was small touch」の間違いだろう。細かいことをいえば、「It was a small touch」のほうがベター。


震災から10周年

2021-03-11 15:44:44 | 日記

今日は東日本大震災の10周年記念日である。こちらのメデイアで日本の震災と言えば津波と福島原発事故である。特に原発事故は10年経過しても廃炉までの工程まではっきりしないので関心が高い。TVで福島原発事故の模様が出ると必ず水素爆発の模様が含まれる。しかし日本でこの水素爆発の瞬間を含んだ映像は滅多に出てこない。原子力村と電力会社に忖度してメデイアが出せないからだ。

 

SBSテレビのサイトでは震災を追悼する特集が出ているし、原発事故被害地域から他の地域に避難して苦しい生活を送っている人々の話も出ている。10年経っても原発事故は風化していないし、オーストラリアのメデイアにとってもまだまだホットな事象なのである。

 

震災は民主党政権時代に起きたが、これが自民党政権だったから水素爆発の映像が隠されてきたというのであれば分かる。しかし少なくとも2012年12月までは民主党政権だったし、メデイアから水素爆発が隠される必要はなかったはず。

 

水素爆発の事実は当時の政府から発表されなかったし、吹き飛んだ建屋の様子から何か爆発があったらしいことがテレビのニュースで確認された。当時の政府が意図的に隠したのか、混乱していて映像が発表されなかったのか知らないが、外国のメデイアでは流された映像なのだから日本のテレビでも入手できたはず。

 

政権が民主党であれば自民党であれ、メデイアは大口スポンサーである電力会社には逆らえないのか。それは10年前も現在も同じなのか。日本の諸悪の根源は原子力村と電力会社であろう。


覚醒しそうな選手

2021-03-10 09:22:34 | 日記

活躍を期待されてはいたが、なかなかサポの期待に沿うような活躍ができない選手が多い。この選手ならばもっとできるはずだし、時々いいプレーをするのにそれが継続しないという選手がいる。そういう選手が活躍し始めて、いよいよかというときを覚醒しそうだという。本当に覚醒するのかどうかは定義があいまいだし、覚醒しないまま眠ったままで落ちていく可能性もある。そういう選手はピックアップしてみよう。

 

①南野拓実
ザルツブルグでの活躍、CLのリバプール戦でのゴールを認められてリバプールに移籍したのが2020年12月。リバプールではご存知のとうりで2021年2月にはサザンプトンにレンタル移籍。2ゴールをあげていよいよ覚醒するのかと期待が出てきた。

 

しかし南野のレベルではサザンプトンでシーズン10ゴールくらいはできるかも知れないが、そこからリバプールに戻ったとしても、毎試合先発できるようなポジションにはならないだろう。だから仮にサザンプトンで覚醒できるとしてもそれは半覚醒と言える。

 

②前田大然
ポルトガルではほとんど活躍できなかった前田だが、今季はマリノスで2試合で2ゴールと覚醒の予兆が出てきた。松本山雅や水戸での活躍を期待したいところだが、J1でコンスタントに活躍したことはまだないので、今季も未知数。前田といえば2019年5月のコッパアメリカで、絶対に決めなければいけない決定機をはずした選手として有名になった。

 

まだ23才と若いし、あのスピードでスプリントされると脅威となる。問題はそれが継続できるかどうか。

 

③大久保嘉人
覚醒と眠りを繰り返す代表的な選手。今年6月には39才だし、2018年以降はほとんど活躍できていないから、今季セレッソでだめならば引退という決意はもっともだろう。それが功を奏したのか今季は3試合で4ゴールと大爆発。これを覚醒と呼ばずになんと呼ぶか。

 

39才の大久保が再覚醒できるんだから、中村憲剛はまだまだできる。現役復帰も夢ではないぞ。