サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

サラーの今後

2020-12-26 11:00:56 | 日記

SBSサイトにサラーに関してクロップのコメントが出ている。ネタ元は分からないが多分イングランドのメデイアだろう。クロップ曰く「サラーのリバプールでの将来についての憶測は心配ない。EPLの得点王は本当にいい状態だ」だそうだ。

 

サラーは今年28才でここまで13試合に出場して13ゴールで現在得点王である。チームも首位で2位のレスターとは勝ち点4差。昨季のようなぶっちぎり状態ではない。14試合で9勝4分1敗、得点36,失点19。クリパレに7-0で勝ったのが大きかったが、失点が多い。同じ14試合でトットナムは失点14である。

 

得点はチーム得点王がサラーの13で、フィルミーノとマネがそれぞれ5。サラーの存在感の大きさが目立つ。サラーの契約は2023年6月までで、その時点で31才。リバプールが契約延長をオファーするのは多分2022年のシーズン初頭か2021/2022のシーズン終了直後かも知れないが、せいぜい3シーズンの延長くらいだろう。

 

仮に今季中に長期の契約をオファーするビッグクラブが出てくれば、それがレアルマドリードとかバルサであればサラーは移籍するのではないかという憶測がある。もちろんサラーの移籍ともなれば巨額の移籍金が動くだろうし、そもそもリバプールがOKを出すかどうか。

 

但し、サラーはチェルシー、フィオレンティーナ、ローマと渡り歩いて、フィオレンティーナからローマに移籍する際はかなりもめた。サラーの経歴を見れば魅力のあるオファーが来れば、裏技を駆使してもリバプールを裏切るのではないかという噂が頻繁に出て来る。

 

こんな与太話が出ているのは前節のクリパレ戦でサラーは先発を外れたからである。過密日程を考慮してクロップがサラーを休ませただけだし、サラーは後半からの途中出場で2ゴールあげている。

 

12月27日のWBA戦はサラーは当然のように先発してくるだろうし、南野はベンチだろう。フィルミーノかマネの代わりに南野が先発してくれば、クロップの南野への信頼はアップしていることになる。ただし、12月27日から1月31日の35日間でFAカップも含めると8試合もあるので、南野の出番も多いはずだ。


2020年Jリーグ引退選手

2020-12-25 11:48:26 | 日記

フットボールチャンネルに今季限りで現役を引退する選手の特集が出ていた。その中で気になった選手をあげてみよう。

 

①内田篤人
内田はシーズン中に引退を発表していたので、もっと前に引退していたようなイメージがあった。32才で引退するのはもったいない。代表に定着していた選手の中で内田ほど怪我に苦しんだ選手も珍しい。怪我さえなければ35才くらいまでやっていられただろうし、ドイツでもプレーしていただろう。

 

②中村憲剛
もう何回も取り上げたので今さらだが、40才でもあと2-3シーズンはできるように思える。やりきったとほめるべきか、もったいないというべきか。大久保嘉人がまだ現役を続行するというニュースを読んで、お前じゃなくて中村憲剛だろうと思ってしまった。

 

③佐藤寿人
もっと評価されるべき選手だし、代表にも定着して欲しかった。最後は千葉で引退というのも因縁か。年齢よりも若く見えるので38才とは知らなかった。J1通算161点で歴代2位なんだからもっとほめてやるべき。

 

④徳永悠平
アテネ、ロンドン五輪に出場した徳永も37才。地味な選手だが、FC東京のイメージが強いが最後は長崎で3シーズンいて引退。左右のSB,CBもできる万能型なんだから、もっと代表に定着して欲しかった。国見高校の小嶺先生が2009年だったか、衆議院選挙に地元長崎から出馬。その応援で平山と徳永が商店街を練り歩いていた。義理堅い選手だった。

 

⑤曽ヶ端準
鹿島の曽ヶ端が41才で引退を発表した。今季はリーグ戦出場は1試合のみ。引退も仕方がない。アテネ五輪では3試合で7失点と散々だった。代表にも呼ばれたが、長いこと川口、楢崎、川島の時代だったから定着できなかった。


選手の名前などがついたフットボール用語

2020-12-24 10:19:02 | 日記

いつも気になっていたフットボール用語があるので、それを解説してみよう。

 

①マケレレロール
チェルシーやフランス代表で圧倒的な存在感を示したクロード・マケレレの名前を取ってついた。スーパーなボランチだったマケレレは、一人で中盤の底を支配できたといわれる。その後カンテが出てきて、タイプが似ているのでマケレレ自身がもうマケレレポジションではなく、カンテポジションと呼ぼうと言い出した。

 

中盤の底にいてチーム全体を支配した選手としては、マルコス・セナのほうが好きだ。2008年ユーロでスペインが優勝したときのメンバーで、セナがいたからこそスペインは優勝できたと言われた。しかしなぜか2010年WCには選出されなかった。

 

②プスカシュ賞
2009年にFIFAが創出した前年の10月から翌年の9月までを対象にしたベストゴールの賞である。FIFAが10選手をノミネートして、一般投票で決まる。かなり主観が入る選定方法ではある。

 

名前のプスカシュは1950年代に活躍したハンガリーの名手、フェレンツ・プスカシュから取ったもの。ベストゴールの賞の名前に使用されるとはかなり栄誉である。

 

③鹿島る
誰でも知っているだろうが、リードしていて試合終了間際で時間をつぶすためにコーナーフラッグ付近でボールを保持して、うじうじとするプレーのことだ。勝つためには当然と言えばそうなのだが、フェアプレーでないと言えばそうとも言える。別に鹿島だけがこの時間稼ぎをするわけではないだろうが、いつの間にかこの呼び方が広まってしまった。

 

④ゲーゲン・プレッシング
最初にこの単語を聞いたときに、クロップの名前かあだ名がゲーゲンなのかと勘違いした。しかしよく調べてみるとゲーゲンとは、ドイツ語でヴァーサス(VS)を意味する。では何に対してのVSなのか。そう、相手のプレッシングへの対抗策として生まれたのが、VSプレッシング=ゲーゲンプレッシングなのである。

 

他にもあるかも知れないので、もっと調べてみてから特集してみよう。


Jリーグアウォーズ

2020-12-23 09:02:38 | 日記

夕べのJリーグアウォーズでオルンガがMVPに選ばれた。オルンガの28得点という成績は文句のつけようがないものだが、柏は7位である。MVPはやはり優勝チーム、最低でも優勝争いに絡んだチームから選ばれるべきだろう。個人の成績としは最高ではあるが、それがチームの成績に直結していない。

 

オルンガはぶっちぎりで得点王になった。それはそれですごいことであるが、チーム内でのポジションも関係してくるし、CFで王様のポジションにいるからゴールを量産できたのである。周囲の選手が協力したからこそである。

 

ボランチやサイドバックの選手は得点王にはなれない。ゴールできるポジションにはいないからだ。真のMVPはどんなポジションであれ、チームに貢献した選手にあげるべきだ。そういう観点からすればMVPはオルンガではなくフロンターレの三笘がもらうべきだった。

 

ベストイレブンに川崎フロンターレから9人も選ばれたのはすごいが、中村憲剛に特別功労賞でもあげてほしい。


中村憲剛引退セレモニー

2020-12-22 09:18:25 | 日記

 

ついに中村憲剛の引退の日が来てしまった。今年40才、フロンターレには18年間在籍。1つのクラブだけにいたワン・クラブ・マンは昨今珍しい。いい選手は海外移籍してしまうので、Jリーグではワン・クラブ・マンを探すのも面倒である。

 

検索してみると他にもいた。サンフレッチェ広島の青山は17年目。柏レイソルの大谷は18年目。横浜マリノスの栗原は19年目。そして鹿島の曽ヶ端が23年目。こうみるとボランチ、DF,GKばかりで、攻撃の選手はいない。長く1つのクラブにいるということは、それだけ長持ちの選手ということでもあるのでどうしても守備の選手になるのだろう。

 

さて中村憲剛の18年間の中での最大のハイライトは、2017年のフロンターレの優勝とピッチでの号泣したシーンだろう。2016年はリーグMVPに選ばれたが、やはり初優勝は別格であり、36才にしての初優勝は号泣に価した。

 

WCには縁がなかった。2010年南アWCに呼ばれたが、決勝Tのパラグアイ戦に出場しただけ。この時に30才である。代表に定着したのは2006年から2013年まで。2006年では中田、中村俊輔、稲本などもいたので選出されず。中村憲剛ほどの選手をWCで活用できなかったのは宝の持ち腐れであった。

 

ボランチもトップ下もできる選手は器用貧乏になりやすく、逆にポジションが取りにくい。どっちつかずになってしまうからだ。複数のポジションができるのであれば、CFと左右のウイングのどれでもこなせるほうが重宝される。またSBとCBもいい。そういう重宝な選手は希少価値がある。

 

中村憲剛は今後はフロンターレのクラブアンバサダーをするようだが、指導者を目指すのであればユースのコーチ、監督などから始めてみればいい。3,4年ユースで修行して、トップチームのコーチを経て監督へ。ガンバの宮本のようなコースがいいだろう。

 

本当ならばまだ2シーズンくらいは現役でできるような気もするが、40才できっぱりとやめるのも中村憲剛らしくていいのかも知れない。お疲れ様でした。