サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

道渕

2020-10-21 08:25:36 | 日記

ベガルタ仙台の道渕が電撃解雇された。交際していた女性にDVをふるい、示談が成立したのだが逮捕状が出されて逮捕。すぐに釈放されたが、クラブはその事実を公表せずに試合にも出ていた。それがFLASHで報道されてすぐに解雇になった。時系列は間違っているかも知れないが、クラブがすぐに公表せずに対応が後手に回っていた感はぬぐえない。

 

仙台はサポに呼び掛けて緊急募金をしている際中である。選手個々のプライバシーまでは管理できないだろうが、事件が起きてからの対応はできるはず。実にみっともない対応だった。

 

さてこの道渕という選手は、2017年7月甲府にいたころに別の女性に対して暴力事件を起こしている。逮捕されたものの不起訴になった。この時クラブが事態を重く見て、即座に長期の出場停止、減俸などの制裁を与えている。逮捕させたにもかかわらずに試合にも出していた仙台とは大違いである。

 

仙台の対応も最低だったが、道渕は女性に対する暴力沙汰、しかも警察に通報されるという事件を2件も起こしたことになる。喧嘩が早い短気な男ではなく、単にDV男である。これはなかなか最低である。しかもまだ結婚もしていない彼女が相手である。これも最低である。

 

ベガルタ仙台はサポの信頼を取り戻すべく、今回の顛末の検証をして、どこで間違ったのか、今後どうすればいいのかをサポに公表すべきだ。さもなくば誰も募金などしない。


瓔珞とコウラン伝

2020-10-20 08:32:41 | 日記

2018年に放送された中国の時代劇ドラマの「瓔珞」と現在NHKBSで放送中の中国時代劇の「コウラン伝」はキャストがかなり重なっている。プロデューサーが同じなのかどうか知らないが、ここまで同じ顔触れというのも珍しい。

 

瓔珞は中国で大ヒットして、アジアを中心に人気が出た清朝の乾隆帝と後宮のドラマである。コウラン伝は秦の前の戦国時代から秦の始皇帝の母親のコウランの物語。どちらもある程度史実を丁寧に描いている。中国の時代劇は神様、魔王が出てきて、武術の宗派が秘術、妖術を駆使して争うという設定が多い。そういうドラマは架空の王朝の話が多く、やたらと絢爛豪華な衣装と兵隊でも金の甲冑に身を包んていたり、不自然な設定ばかりだ。

 

一方、瓔珞のように清朝、特に乾隆帝、康熙帝などをテーマにした後宮も多い。史実に基ずくならばカリスマのある皇帝と皇后、側室たちの争いをテーマにしたほうが描きやすいのだろう。

 

さて瓔珞とコウラン伝で重なるキャストを検証してみよう。

ウー・ジンイェン。瓔珞では主役の魏瓔珞、コウラン伝はやはり主役の李皓鑭。いつも主役の大女優である。

ニエ・ユエン。瓔珞では乾隆帝。コウラン伝では準主役の呂不韋。

ジャン・ズーシン。瓔珞では明玉という女官。コウラン伝では殷小春という軍医。

 

他にも見慣れたキャストが5-6人いて、あれ、この俳優はどこかでみたなという顔ぶればかりで、かなりの違和感を覚える。よくまあ、これだけの多くのキャストのスケジュールを合わせたものだと感心してしまう。日本のドラマでは絶対にありえないだろう。

 

 

 


三苫ではなく三笘

2020-10-19 08:21:27 | 日記

夕べのJ1第23節の川崎対名古屋はNHK BSで全国放送された。OPTUS SPORTSでも毎節2,3試合をライブ配信してくれるが、自分の見たい試合があるとは限らない。これまで川崎に唯一勝ったのは名古屋だけだったので、このカードはぜひ見たかった。結果だけを見れば3-0と川崎の圧勝だったが、名古屋のプレス、マテウスの強烈シュートなどみどこともあった。

 

これで川崎は破竹の11連勝とまさに向かうところ敵なし。これで24試合で21勝2分1敗だから、これはマンCITYが2017/2018に記録した38戦32勝2敗4分という大記録に匹敵できる圧勝にもなるかも知れない。

 

なんでこんなに強いのだろうか。ハイプレス、ボールを取られてもすぐに奪う。堅守、連動したポジショニングとパス回しなどなど、他チームよりも勝っている点はいくらでもある。その中でも目立つのは選手層の厚さだろう。誰が出ても活躍するということだ。最大の立役者はやはり三笘だろう。

 

川崎ユースの出身で大卒ルーキー。しかし大学生のうちから川崎の特別指定選手だったし、そもそもユースからトップチームに昇格できたところを筑波大に進学している。ユニバーシアード、ツーロンなどの大会でも常連メンバーだったから、活躍して当たり前かも知れない。

 

夕べの試合でもゴールを決めて今季11点目。新人選手の二桁得点は史上5人目。もっとも新人選手という定義を外国人選手を含めるとオルンガにはかなわない。ツーロンでの試合を覚えているが、身長はあるが(178cm)、ずいぶんときゃしゃな選手という印象だった。体重は71kg。

 

変わった苗字なので、すぐに覚えられた。三笘のとまの字はてっきり苫小牧と同じだと思っていたが、草冠ではなく竹冠であった。苗字がそもそも珍しいのに使う字までもが珍しい。

 

得点の多い選手はPKキッカーであることが多いが、三笘はPKを蹴らずに11点でチーム内では小林悠の12点(PK3点含む)、レアンドロ・ダミアンの11点に次ぐ。新人でポジション獲って、しかもこれだけの活躍だから代表でも呼ばれるだろう。

 

今年23才だからそろそろ海外クラブからターゲットにされているかも知れない。神戸の古橋、名古屋の相馬、そして三笘ならばブンデスの中堅クラブでも通用すると思うのだが。


クラブを追うか、選手を追うか

2020-10-18 08:53:52 | 日記

職場の同僚のジンバブエ人とサッカー談義になった。アフリカ人はほとんどがリバプール、マンU, アーセナルのサポである。リバプールとマンUはブランド力からして理解できるが、どうしてアーセナルなのか。それはナイジェリアの富豪がアーセナルの大株主かなんかだそうで、その影響でナイジェリア人にはアーセナルのサポが多いそうである。

 

さて同僚はどうしてマンUなのかと言えば、デイビッド・ベッカムがマンUにいたころは選手を追っていた。しかしベッカムがレアルマドリードに移籍してからは選手ではなく、あくまでもクラブを追うことにしたのだそうである。イングランドに住んだことはないが、とにかくマンUが好き。マンチェスターに旅行に行って、オールドトラッフォードのスタジアムツアーに行ったこともあるという。けっこう筋金入りだ。

 

現在の不満は2012/2013にサー・アレックスの最後のシーズンにEPLを優勝してから全く優勝に絡めないことだそうだ。マンUは補強に大枚はたくがそれが全然効果がない。ころころ監督が代わる。というか優秀な監督を連れてこれない。選手もビッグネームがいないので、優勝できそうな気がしない。

 

メッシがマンCITYに移籍したとして活躍できるかどうかという話題になり、同僚君はまずだめだろうという。なぜならばメッシはバルサではいいが、アルゼンチン代表ではだめ。同じ理屈だという。なるほどね。それにラリーガ、ドイツではいいが、EPLではだめという選手も多い。例えばデイマリアとバラックなどなど。

 

今季はマンCITYのもたつきとエバートンの好調が目に付く。夕べのリバプール対エバートンではフィルミーノが代表帰りだから南野の先発もありえるなんて期待していたが、結局出番なしだった。こういう状況はシーズン通じて変わらないだろうから、来季にはもっと出番の多いクラブに移籍することを勧めます。ベンチに座るためにリバプールに来たわけではないだろう。


クロアチア

2020-10-17 06:02:24 | 日記

昨日は職場でクロアチア人のカジュアルスタッフと働いた。白人だったが、英語のアクセントからオージーではないことはすぐにわかった。向こうから「お前は日本人だろう」と聞いてきたので、「そうだ」と答えると「フットボールは好きか」といきなりフットボールの話題を振ってきた。

 

そして「俺は世界ランク2位の国の出身だ」と言うので、FIFAランク1位はベルギーだと覚えていたのでブラジル人かと想像した。ブラジル人は黒人さんも多いが時々白人もいる。「ブラジル人」かと聞くと、彼はむっとした表情で「クロアチアだ」と叫んだ。

 

ええ?、クロアチアはFIFAランク2位だったとは知らなかったと思い、すぐに確認したところなんとクロアチアは現在8位で2位はフランスである。何を根拠にクロアチアが2位なのかと尋ねると、ロシアWCで準優勝だったからだというのである。まあ、それはそうだが、WCの順位とFIFAランクは違うだろう。普通、世界ランクを語るならばFIFAランクを使う。

 

なんでも直近にクロアチアはWC王者のフランスと対戦したが負けてしまったとぶーたれていた。WCでの成績にクロアチア人がここまでこだわっているとは意外だった。ヨーロッパ人は普通は自分の好きなクラブのことを話したがる。WCの期間中ならいざ知らず、初対面相手にクロアチアは世界2位だといばるとは恐れ入った。

 

ちなみに彼のいうクロアチア対フランスの試合はネーションズリーグのグループCの第4節のことでフランスが2-1で勝った。この試合のクロアチアはモドリッチ、ペリシッチ、ロブレン、ヴィーダなどが先発していた。ベテランが多い。