サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

二コラ・アネルカ

2020-07-21 11:16:44 | 日記

アネルカのインタビューがLiverpool Echoという媒体に出ていた。それはサラーとマネはレアルマドリードに行くべきでなく、リバプールに残るべきだというアネルカの意見である。レアルマドリードがサラーとマネを獲得するという話は知らないが、アネルカは今季のリバプールはレアルマドリードと同等以上のレベルにあり、リバプールの主力である以上、レアルマドリードに行く必要はないと言っている。

 

これは選手の持つ価値観の問題だと思う。またそれ以前にサラリーも重要だ。しかし選手ならば誰でもレアルマドリードやバルサでプレーしてみたいと思う。仮にレアルマドリードから誘われればそれを拒否することができるだろうか。ポジション争いはどこに行ってもある。サラーはリバプールで主力でもレアルマドリードではベンチになる試合もあるかも知れない。それはそれで仕方がないことだ。

 

アネルカはすでに引退しているが、PSGから始めてアーセナル、レアルマドリード、マンCITY、リバプール、チェルシーなどを渡り歩いた。中国、インドでもプレーして2015年7月にムンバイで事実上の引退をしている。レアルマドリードでもリバプールでも1シーズンずつプレーしたが、大した活躍ができなかった。

 

いろいろなクラブを移籍して歩いて延べ13クラブでプレーしている。これはかなりの記録だろう。トータル17シーズンでリーグ戦483試合に出場してゴールは152。決して多い方ではない。監督とのいざこざ、規律違反での解雇などピッチ外での問題行動が多い選手であった。

 

リバプールとレアルマドリードの両方でプレーした選手といえば、ヌリ・シャヒンもそうだ。この2つのクラブでプレー経験があると大成しないのかも知れない。


マスクをつけないと罰金

2020-07-20 09:22:42 | 日記

メルボルンでのコロナ感染が拡大している。毎日300-400人の新規感染者が出ていて、市内を中心にして行動制限がかかっていて不要不急の外出は警察に捕まると罰金千ドル(約8万円)である。これに加えて今週木曜日から外出する場合はマスク着用が義務付けられて、これに違反すると罰金200ドル(約1万6千円)である。免除されているのは12才未満の子供とジョギングをしているランナーである。

 

さてメルボルンだけでなく、どこの州でも行動制限がかかると違反者には罰金か禁固刑が科せられる。興味深いところは、これらの罰則は州政府のさじ加減ひとつで、法律ではない。日本でいえば政令である。この罰則を取り締まる警察も厳しい。日本でこんな乱暴なことをすれば基本的人権だなんだと大騒ぎとなるだろう。しかしこちらではほとんど文句がでない。

 

2週間くらい前だが、メルボルンで行動制限後に誕生日パーテイが摘発された。KFCで20人前くらいのオーダーをしている若者がいて、たまたま救急車の隊員が店内にいて、こんな大きなオーダーはパーテイに違いないと救急隊員が後をつけた。結果、自宅で誕生日パーティーをしている若者が16人いて、警察に通報されて一人あたり1000ドル(8万円)の罰金をくらった。ここまでするかあ。

 

オーストラリアは民主主義国家だし人権も重視される。しかしコロナ禍のような緊急事態では罰則付きのロックダウンを政府が強行する。それが厳しい。これが普通の国の対応なんだろうか。だけどマスクを付けないで罰金を取られるのはいやだな。


J1第5節、神戸、鹿島

2020-07-19 08:08:37 | 日記

昨日のJ1はOPTUS SPORTSで神戸対清水、仙台対札幌、鹿島対横浜マリノスの3試合をライブ配信してくれた。この中で神戸と鹿島の試合をちょこちょこと見た。神戸は3-1で清水に勝ち、鹿島は4-2でマリノスに勝った。結論からして守備が脆いチームは勝てないということだ。

 

当たり前だが、マリノス、鹿島を見ていればよく分かる。マリノスは5試合で1勝1分3敗。得点7、失点11。鹿島は1勝4敗。得点5、失点10。どちらも1試合平均2失点以上している。これでは試合に勝てない。

 

この両チームはまあ強豪である。特にマリノスは昨季のチャンピオンである。さほどメンバーが変わったわけでもないのに、どうしてここまで守備が脆くなったのか。攻撃面ではマルコス・ジュニオール、仲川のコンビが健在でさほど力は落ちていない。

 

最下位の清水の守備も最低である。特にGKの梅田がひどい。いいGKならセーブできるような失点ばかり。この梅田は今年20才のユース上がりだが、若い今季は5試合で4先発だから第1GKだろう。5試合で12失点でリーグ最悪。まだ勝ち星がない鳥栖でさえ失点4だから守備の悪さが目立つ。他にまともなGKはいないのだろうか。若い選手を起用している監督の気持ちは分かるが、GKを代えるのもいいだろう。

 

神戸の中で酒井の軽いプレーが目立った。3-0でリードしていてクリーンシートで終えたかったのに、GKへのバックパスが弱く相手に取られて失点。特にバックパスをしなくてもいいシーンだったのに、あえてバックパスをしてそこから失点。ドイツにいれば2部のクラブでも間違いなくベンチ外だろう。神戸は酒井とCBの大崎、GKの飯倉の守備がひどいので、補強が必要。フェルマーレンはどこにいったのだろうか。


ウエスカ昇格

2020-07-18 07:54:12 | 日記

スペイン2部第41節でウエスカがヌマンシアを3-0で下して、来季の1部昇格を決めた。岡崎は右からのグランダーのクロスを右足のヒールでゴールに流し込むという美技を見せて、今季12点目を決めた。前にもこんなヒールゴールを代表のオーストラリア戦で決めたことがある。実に器用な選手だ。岡崎といえばダイビングヘッドしかないように思えるが、ヒールシュートもうまい。

 

シーズン開幕直前にウエスカに加入して、VARでのゴール取り消しが7回もあるのに12点もあげたのは奇跡というか、今年34才のベテランでもこれだけできるという真骨頂である。同じスペイン2部でもパッとしない香川との対比をすると、ますます岡崎の活躍が目立つ。

 

ウエスカとの契約は延長オプション付きの1年契約だから、ウエスカが契約を延長するのかどうかが見ものだ。昨季はクラブ史上初めてプリメーラに昇格したが、19位で降格。さほど資金が潤沢に見えるクラブではないからベテランでも活躍してくれた岡崎は契約延長できるのではないだろうか。

 

さて来季のウエスカがプリメーラで通用するかどうかはかなり疑問もある。岡崎のFWの相棒はラファエル・ミルというスペイン人の若手でウルヴァーハンプトンから1年半のレンタル選手である。まあ大した選手ではないので、このレベルがプリメーラで通用しないだろう。もっとレベルの高いFWを補強する必要があるだろう。


コロナ第2波

2020-07-16 08:21:23 | 日記

アメリカのように延々とコロナ感染が拡大している国は別にして、日本とオーストラリアの感染期間というか経過はよく似ている。オーストラリアの場合は、2月に中国からの入国者で感染が確認されて、3月1日から徐々に拡大。3月28日に460人のピークを迎えて、ロックダウンが成功して4月20日に13人まで落ちた。つまり感染の拡大時期は約2か月である。

 

その後は6月24日までは毎日10~20人で推移していたが、6月24日に37人で急に増えて毎日拡大して7月16日には330人まで増えた。これは過去3週間のメルボルンでの感染拡大が影響している。メルボルンだけで全体の9割くらいを占めている。これでピークなのかさらに拡大するのかは分からないが、メルボルンの拡大がシドニーに飛び火すれば倍増する可能性がある。

 

メルボルンでは先週から6週間の予定でロックダウンが開始されていて、カフェ、レストランはテイクアウエーだけ、外出は仕事、病院、食料買い出しなどに限定されている。違反者には7万円くらいの罰金。警察の取り締まりはかなり厳しい。感染がさらに拡大すると外出時はマスク着用となる。

 

3月から4月を第1波とすれば、現在は第2波と呼べる。日本も似たような状況だが政府はなぜか第2波と呼ぶことを嫌がるし、行動制限もかけない。GO TOキャンペンーンなどの悠長なことをしていると毎日千人単位で感染者が出ることになる。オーストラリアの保健当局はそれが怖いから経済を犠牲にしても行動制限をかけている。日本もオーストラリアもここが正念場だろう。